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(2006.2.11 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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いつもは11時の予約で乗っているのですが、今日は珍しくその時間がいっぱいだったので、15時の予約で日の出へ。お昼すぎに倶楽部に着いたら、「今日は遅いね」とみんなに珍しがられてしまいました。
で、今日の配馬はロッキーちゃん。今日はわたしで4鞍目だそうですが、この間乗ったときはその日1鞍目だったのにずいぶん重かったんだよなぁ。4鞍目なんて、果たして前に出せるのかしら。今日はコブ拍車じゃなくて棒拍車にしちゃおう。

ロッキーちゃんは直前のレッスンにも出ていたので、10分のインターバルで鞍を付け替えます。わたしの前に乗っていたMさんが、ロッキーとバキバキにケンカしていたみたいだから、ずいぶん汗かいてるなぁ。
やっぱり男性はすげぇなぁ、と思うのは、思いっきり馬とケンカできること。で、ロッキーを本気でハミ受けさせようと思ったら、力づくでケンカしてからでないと無理だとN子先生は言うのです。わたしにはそれは絶対無理なんだけど、あらかじめケンカしといてもらったら、何か違ったりするのかしら?
時間がきたので、ロッキーを連れて馬場へ。騎乗して歩かせてみると、この間ほどは重くなさそう。それぞれが左手前で歩いていたら、なんとなく順番が出来てきたところに指導のO先生が登場。「じゃあこのままの順番で行ってみようか」ということで、ウィンダムとアルフォンスの間におさまって部班が始まりました。

軽速歩で動かしはじめてみると、今日はそこまで重くない。拍車と鞭の効果もあるかもしれないけど、このままいくと後半は鞭捨てても大丈夫かもな。隅角や斜め手前変換のラインなど、思ったラインを踏ませやすいのがロッキーのいいところ。よれそうになっても、脚で修正していけばわりとどうにかなる。
鞍の上で座る位置、つま先の開き具合、手綱の張り具合など、自分で細かくチェックしながら速歩。ロッキーは軽速歩と速歩のリズムがそんなに変わらない。というか、むしろ速歩のほうが脚を使いやすいかも。

輪乗りから、順次駈歩。このときに前の馬にくっつけておくと、ロッキーは慌てて速歩で追いつこうとして駈歩が出しにくくなってしまうので、あえて少し離しておきます。そのおかげで駈歩発進は問題なかったのですが、前の馬に追いついてしまったときに、馬が勝手に速歩になるのを止められませんでした。こうなるとロッキーが頭を高く上げてつっぱしってしまうので、速歩の反撞がきつくなって座れなくなり、座骨が使えなくなるわたし。仕方ないので一瞬だけサドルホルダーを持って座骨を鞍に押しつけるのですが、こういうのはあんまり人に見られたくないものだ。

蹄跡で1頭ずつ左駈歩。いい感じで発進できたと思ったのですが、巻き乗りに入ろうとしたとき(隅角だったかも)に馬がぴゃーっと飛び出してしまいました。あー、やっちゃった、拍車か。引っかかったというほどではありませんが、軽く制御不能になったので、とりあえずハミ外しちゃえ。
馬が走ってしまったときにハミを引っ張ったって余計走るだけだということは、先日のつま恋の試合でよく分かったし、そういうときはハミ外しちゃったほうが馬が「おっとっと」という感じで頼るものをなくして走りやめる、とN子先生から聞いていたので、とっさに手綱を全部伸ばしてやったら、確かにこれ以上引っかかずにはすんだ感じ。なんとなく蹄跡を走ったあとに前の馬の後ろに誘導したら、素直に常歩になりました。

次に右手前で、1頭ずつ駈歩。先生もちょっと心配してくれたのか「ゆっくり発進しよう、ゆっくりね」と言ってくれましたが、右手前だと拍子抜けするほどのんびり発進できました。というか、歩ごとに脚を使っていかないと止まりそうなくらい。先生の号令で巻き乗りに入るとき、また拍車をさしてしまわないか心配でしたが、全然問題なさそう。「そう、人間のベント(屈曲)はOK」っつーことは、馬のベントはイマイチか。
前の馬の後ろについて常歩に落とすと、「外方の拳が動かないからいいんだけど、内方がまだ少しスイングしてるね」と言われました。あー、内方拳を馬に合わせすぎたのかな。

結局コントロール不能になったのは1回だけで、ほかは実にゆっくりとした(残念ながら「ゆったり」ではないのだが)駈歩ができました。頭を上げるのも前の馬に追いついたときだけで、1頭で走っている分にはもう少しでハミを受けそうな感じ。これが、あらかじめケンカしておいてもらった効果なのかな。
次にロッキーに乗るときにも、あらかじめMさんにケンカしといてもらおうかしら(笑)。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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