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(2009.8.22 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日の1鞍目で、半自馬グレイトが背中を使ってくれなかったことと、クビの筋肉が少し落ちていることに気づいて軽くショックを受けたわたし。16時から小さい馬場が空くようなので、そこで乗らせてもらうことにしたのですが、その前にO先生に例のゴムを使わせてほしいと頼んでみました。
例のゴムというのは、非常勤のY先生考案のもので、手綱のハミから20cmくらいの位置と、腹帯のわきをゴムチューブでつなぐもの。ハミに作用しすぎることなく、馬の頭を下げさせてくれるものですが、グレイトはもともとハミ受けを知っている馬場馬ですから、それだけで大勒つけたのかと思うほどハミを受けるはず。
するとO先生は、わざわざゴムチューブと金具で使いやすいようにしたものを1組作ってくれました。ありがとうございます。

ぐーちゃんを馬房から連れ出して馬装し、作ってもらったゴムをセット。革手綱なので、手綱側に引っかかりがなくて留める場所がなく、ビニールテープで留めることに。腹帯側は、ワンタッチで託革に引っかけられるよう、O先生が細工してくれました。
馬場に出て騎乗し、常歩で歩き出すと、もうグレイトがハミを意識している証拠の歯ぎしりを始めます。うっかりすると巻き込んでしまいそうなので、がんばって前に出していかないと。
ラチを使って少し横運動をしてから、前肢旋回、後肢旋回をして速歩。いや、ハミ受けはいいけど、前に出しにくいなぁ。
隣の馬場で相方のレッスンを見ていたO先生が、「タッチはなかなかいいと思うよ」と声をかけてきました。何気なくこっちも見てくれているらしい。
ついでなので、「このトモをもう少し動かしたいんですけど」と相談してみると、「ハミ受けから先にやっちゃうと、前に出しにくくなる難点はあるんだよね。肩内すれば、イヤでもトモを使わざるを得なくなるから」ということで、速歩で肩内や巻き乗りと、斜め横足を入れていきます。
しばらく動かしていると、1鞍目よりははるかにマシな動きになってきました。

そこで駈歩もやってみると、ハミを受けたまま駈歩してくれる(=きちんと背中が使えている)ので、乗り心地がかなりいい。ついでにいうと、ゴムのおかげで拳が安定するので、座りも安定するのか、脚もバタバタしない。ふだん、駈歩だととくに脚がバタつくわたしには、ものすごい効果に思えます。
どうせなら、バタつきやすい外方を意識して練習しようと思い、内方の鐙を外して駈歩。内方をヘンに使わずに済むし、ぐーちゃんは外方で動かす馬だから、外方を意識したほうが動かしやすい気もする。

ひと通り運動を終え、馬上からゴムを腹帯から外し、邪魔にならないように馬のクビの上にまとめていると、O先生が「かなりいい感触だったから、ゴムつけてもつけなくてもその感じで乗れればいいんだよ」と声をかけてきました。いやー、今のは相当ゴムに助けてもらったので…。つけてないときも同じようにできれば苦労はないんですが。
5分ほど手綱を伸ばして歩かせてから、最後に少し手綱を持ち直します。もうゴムはついていないのに、少し持っただけでいきなり巻き込むぐーちゃん。やっぱり、一度正しい位置でハミを受けると、正しい位置に戻りやすくなるのね。
O先生が「そのゴム、グレイト専用にしていいよ」と言ってくれたので、金具を通す穴を手綱に開けて、いつでも使えるようにしました。こればっかりに頼る気はないけど、しばらくは2鞍に1回くらいは使って、馬の形を作るのに利用させてもらおう。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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