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(2009.8.15 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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夕方になってだいぶ涼しくなってから、今日2鞍目の騎乗。半自馬グレイトは、1鞍目ではどうも背中を使ってくれず(手入れしてみたら背中が痛いと言うし)、動きがちょこまかしていたのでN子先生に相談してみたら、「巻き込んでもいいからハミ受けさせて、背中を使うように仕向けるのが一番早い」とのこと。それが簡単にできりゃ苦労はないのですが…。
「もしかして、こんなときこそゴム使えばいい?」「やってみる価値はあると思うよ。やってみな」ゴムというのは、顧問のY先生が作ってくれた道具で、手綱の中ほどと腹帯をつなぐもの。馬が頭を下げやすいのに、マルタンのようにハミを介しないので首の動きを制限しないのがいいところです。前に一度だけ使ったことがありますが、そのときは馬がハミを受けるだけでなく、肩の動きまで良くなった記憶があります。

さっきようやく修理した革手綱を頭絡にセットし、グレイトを馬房から連れ出して馬装。指導を終えて自分の騎乗準備をしていたNくん先生を捕まえ、わたしの騎乗補助とゴムのセットをしてもらいました。
以前ゴムを使って乗ったときのイメージでは、何もしなくてもハミを受けるような気がしていたのですが、久しぶりに乗ってみるとそんなことはなかった(苦笑)。まぁ、あくまで補助具なんだし、やることやんないでハミを受けさせようなんて、虫が良すぎでしたね。
常歩で輪乗りから腰内、斜め手前変換で斜め横足、とやっていると、馬がハミを意識しはじめるのが早いのは、さすがにこのゴムの効果かもしれません。

久しぶりにラチを使って馬を真横に動かし、後肢をクロスさせる運動をやってから速歩に移行。さっきよりはマシとはいうものの、やっぱり動きが小さいかも。
このゴムを使っていると、わずかにハミを持っていかれるような重さがあります(実際には馬に持っていかれているわけではなく、ゴムに持っていかれているわけだが)。でもそのおかげなのかどうか、拳は安定しやすい気がする。
とくに駈歩で、わたしは拳が動きがちなのですが、少しマシな感じ。馬の形を作るための道具ですが、自分のためにもたまには使うといいのかもな。

駈歩をしてから速歩に戻すと、動きがだいぶ大きくなってきたようで、蹄跡では少し伸びる感じもある。強制的にではあるけど、背中を使わせるとやっぱり違うんだわ。
再び駈歩にして、反対駈歩から踏歩転換の真似ごとをしてみたら、まあなんとなくできたようなできないような。
何にせよ、馬が背中を使って大きく動くことの大事さを痛感した1鞍でした。

乗り終わってぐーちゃんの手入れをしていたのですが、拍車ハゲ(すいません、わたしが作りました)と鞍傷(これはわたしが乗る前からできてました)に塗る薬を、相方が別の馬繋場に持って行っていたので、ぐーちゃんをつないだまま取りに行きました。
そんなに遠くに行ったわけでもなく、すぐにとって返したのに、戻る途中で「ぶふふふふ〜!」とぐーちゃんの大声。わたしが「あいよ〜」と返事すると同時に、馬場でCちゃんが騎乗していたチェリーちゃんも「ぶひゃ〜!」とつられ鳴き。いやチェリーちゃん、あんたは[あたしもう帰るぅ〜]って言ってるんだろうけど、あっちにいるオッサンは[ままどこ行った〜]って言ってるんだけどね、オッサンのくせに(笑)。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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