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(2007.9.11 静内・ライディングヒルズ静内)
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敷地内なのに、こんな広い丘。そして海が見える景色。


北海道旅行の最終日は、暑いくらいのいい天気。今日は朝イチでレックススタッド(種牡馬の牧場)を見学してから、ライディングヒルズ静内とホースガーデンMURANAKAの2カ所で外乗することにしています。
レックススタッドの見学を早めに切り上げ、ライディングヒルズ静内へ。ここは静内町の町営施設なんだそうで、競走馬としても種牡馬としても功績を残したサクラユタカオーが功労馬として繋養されていることでも有名です。

放牧地に囲まれた施設に到着すると、入り口にごく浅く水の張られた桶(たぶん水壕用)があり、「馬インフルエンザ対策のため、踏んでお入りください」というような貼り紙がありました。今年は馬インフルエンザが流行したために、こうして逆性石けんなどで足元や手指を消毒することが常識のようになっています。
建物に入って受付を済ませ、予約時間が来るまでは馬房を見学していても良いということだったので、手指を消毒して厩舎に入れてもらいました。
ここは厩舎内に馬繋場があって、そこで3頭の馬が馬装されていたので、たぶんこの馬たちのどれかに乗るのでしょう。

時間が来て、馬場のほうから呼ばれました。大きめの栗毛と、小さめの鹿毛がいて、「どちらがどっちに乗られても大丈夫です」とスタッフさん。相方が「キミ小さいほう乗る?」と聞いてきたので、まぁそれでいいかと小さいほうの馬に騎乗しました。この子の名前はサンブリーズE.T.で、アングロアラブだそうです。
まずは馬場の中で常歩しながら、隊列の順番を決めます。先導馬のすぐ後ろにわたし、最後尾に相方がつき、ちょっとだけ速歩。反撞高めだけど、別に座れないほどじゃない。
ここではコースに出たら常歩オンリーなのだそうですが、馬場で速歩をやっておくのは、いざというときのためにどれくらい乗れるのか見るためなんでしょうね。

さて、馬場を出ていよいよ外乗コースへ。厩舎の横を抜けて門を出ると、すぐサクラユタカオーの放牧地(本馬は厩舎内にいますが)。その横を抜けると、ちょっとした丘が広がっていました。
そこを常歩で、ぐるりと1周する感じでゆるーく上り、ゆるーく下ります。それから道路を渡り、また広い公園のような草地へ。こっちは最近キジが出るので気をつけてください、とスタッフさん。キジって、鳥なのにパッと飛び立つことができず、茂みからだだーっと走り出てきて助走をつけてから飛び立つそうで、それは馬が驚きそうだ。

幸いキジは現れることなく、丘をゆっくり回って、小さな灯台のあるところへ。ここは馬に草を食べさせるポイントにしているということで、手綱を伸ばして馬に草を食べさせます。ここでスタッフさんがたくさん写真をとってくれました。
そこからぐるーっと回ってもとの放牧地に戻り、放牧地と林のすき間を抜けてもとのところに戻ります。今度は覆い馬場の後ろを抜けて馬場に入り、馬場内だけちょっと速歩をして終了。いやー、この馬の速歩、やっぱり半撞固いな。

下馬してから、厩舎内を見学させてもらっていると、場長さんらしい方がいろいろ説明してくれました。相方の乗ったサラは、3課目が踏めるそうだけど、障害者乗馬にも使えるんですって。相方いわく、「すっごくやわらかい」そうで、そっちも乗ってみたかったなぁ。ついでに経路踏みたかったなぁ…っておい(笑)。
このサラ、ウイナーズマーチはサクラシンゲキの子どもなんですが(早い話がサクラユタカオーの甥)、競馬を上がって屠場まで行っていたのを、前のオーナーさんが追っかけて引き取ってきたんだそうです。馬の顔がすっごくやさしくて、かわいがられてるんだろうなぁって感じでした。
それから、サクラユタカオーの馬房を覗かせてもらっていたら、その方がわざわざユタカオーを外に出してくださいました。しかも、「引いてみる?」「え、いいんですか?」「もちろんいいよ。ましてや馬の扱い慣れてる方みたいだし」ということで、サクラユタカオーの引き手を持たせてもらい、記念撮影。ユタカオー、25歳なんだそうですが、馬体がすごく若くて、元気そうでした。


サンブリーズE.T.とわたし。


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