| ←484鞍目 | 運動会・かわいいねぇ。 (2008.4.14 山梨・ララミー牧場) |
485鞍目→ |
|---|---|---|
|
この日曜は、山梨のララミー牧場で運動会。わたしと相方は、土曜の夕方にI野先生の車に乗せてもらって日の出を出発し、ララミー牧場へ。途中のSAで夕食をとり、夜はララミーの合宿所に宿泊です。 日曜の朝、合宿所に泊まった日の出メンバーでララミーのクラブハウスで朝食。やがて、近くのペンションに泊まった人や、前泊なしで早朝に東京を出てきた人もじょじょに集まってきました。昨日から天気が心配されましたが、どんより曇り空ながら、雨はなんとか降らずにすみそうです。 わたしはまだ右手中指の靱帯が完治していないので(そりゃ毎週乗ってりゃな…)、今日出るのは駈歩ジムカーナのみ。部班競技の間はカメラ係や馬付(というか、貸与馬なので人付ですね)をしました。 次は「運動会」ならではの競技、玉入れ。速歩班と駈歩班があり、ゴルフボールを1つだけ持ってスタートラインから40m程度先にあるバケツまで馬を走らせ、バケツにボールを投げ入れて戻ってくる、ということを3分間繰り返し、入ったボールの数で競うものです。 わたしは速歩班でAちゃんのボール渡し係に付きましたが、最初にボールを渡し忘れるという大失態…。ホントごめんなさい。 駈歩班の玉入れでは、相方のボール渡し係につきます。駈歩班には、この競技を4連覇しているTさんという方がいて、相方は去年から「打倒、Tさん!」をこの競技の目標に掲げています。そのために去年から、「ボールの受け渡しは駈歩を止めずにやる」と宣言していて、ボール渡し係を軸に駈歩で小さい巻き乗りをしながらボールを受け取るというのです。そんなん付き合えるの、女房くらいしかおらんやろ…。 相方がくじで引いた騎乗馬はキョウトくん(本名ワイドダイオウ)で、相方もわたしも何度か乗ったことのある馬なので勝手はつかめています。相方はひたすら左手前で巻き乗り、わたしは左手でボールを渡す(右手使えないから)という打ち合わせをし、スタート。馬が駈歩で自分に向かって突っ込んでくるのですが、わたしはその場を動かずにボールをもつ左手を掲げ、相方は片手手綱で巻き乗りをしながらボールを受け取り、またバケツに向かって走ります。 それで制限時間内に9往復もできたのですが、誤算はキョウトくんがバケツの前に置いてある横木を怖がること(まぁ知ってたけど)。バケツの前でバタバタするのでボールを投げても狙いが定まらなかったそうで、4つしか入らず、まんまとTさんに5連覇されてしまいました。 駈歩のままの受け渡しで、ちょっとギャラリーが沸いてくれたので、まいっか(笑)。 次の競技はジムカーナで、これも速歩班と駈歩班にわかれています。一応障害系の競技なので、下見のあとに競技開始。速歩班の馬付をしてから、駈歩班で自分の出番です。 わたしの引いた馬はジョイス。あら、乗ったことない馬だわ。たまたま同じ日の出のNさんが、わたしの次の順番で同じ馬を引いたので、「なんかやらかしといてあげるね。経路違反と暴走どっちがいい?」と言ったら、どっちも断られました。ちぇ(ちなみにワタクシ、Nさんが乗る貸与馬を前の順番で引っかけちゃった前科あり)。 わたしの順番が回ってきたので、待機馬場の横にいるジョイスのところへ行き、騎乗。いつものように長鞭を持ってまたがったら、馬がなんだかおたおたしてる。騎乗補助してくれたオーナーの息子さんに「この馬、鞭いらないですか?」と聞いてみると、「あ、持たないほうがいいです。手綱もあんまりがっちり持たないほうが」ということ。鞭をあずかってもらい、手綱を少し長めにして拳を低めにすると、馬がすっと落ち着きました。ああそう、あなたはそういう子なのね。 「あなた細いねぇ」と馬に話しかけると、息子さんが「これ、牝馬でサラなんで、神経質なところあるんで気をつけてくださいね」だそう。でもわたし、サラの牝馬といえば神経質なところもあるけど図太いところもおおいにある、わがままだけど順応性の高い馬しか知らないんで、牝馬ってけっこう好きなんです。が、さすがにこの場面で「好きだから大丈夫です」とはいいかねました(笑)。 待機馬場に入ると他の馬を蹴ってしまうそうなので、待機馬場の前で小さく常歩の巻き乗り。でも待機馬場に入るとじっと立ってるだけのスペースしかないから、少しでも歩かせられるここのほうがラッキーだわ。 待機馬場に自分の前の馬がいなくなったので、スタッフの女性に引かれて待機馬場へ。そこで彼女が「あじこ入りまーす」と言っていたので「あじこ?」と聞き返すと、「あ、ジョイス入りまーす」と笑って言い直しました。「ワイドダイオウがキョウトくんみたいなもん?」と聞いてみると、「そんな感じです」とうことで、ジョイスちゃんの通称はなぜか「あじこ」ちゃんみたいです(鞍にもそう書いてあった)。 待機馬場をほとんど通り抜ける感じで、本馬場に入場。片手をヘルメットのつばにやる障害式の敬礼をして、ベルがなってからスタートラインの手前で大きく輪乗り。常歩から駈歩発進してみると、案外あっさり駈歩が出て、少しだけ拍車を嫌ってリズムブレイクしたようですが、ほんのわずか(あとでビデオで見たら、自分でもどこかわからないくらいだった)。むしろ乗りやすい駈歩だわ。 駈歩でスタートラインへ向かい、スタート。最初のクランクは、左右に横木で壁が作られていて、少し馬が嫌がりそうな雰囲気だったので、少し手綱を張って真っ直ぐ進ませます。1番、2番と通過して、3番はクランクの途中で手前を換える形。手前を換えるのは、なし崩しに速歩入れればいいやと思ったのですが、意外に馬ががんばり屋さんで、ギリギリまで駈歩を続けてくれたので、手前を換えるときに慌てさせてしまいました。 次も横木を斜めに立てて壁にしたクランクで、ジョイスちゃんは少しイヤそうでしたが、「あれ入るからね」と指示すると、素直に従ってくれました。やっぱり女の子かわいいなぁ。 次はパイロンを5つほど並べたスラローム。ここは絶対駈歩で通過してやる、と決意していたので、駈歩のまま突っ込みます。でもさすがに踏歩転換まではできなくて(わたしも正しい扶助がわかっているわけじゃないし)、1つめは反対駈歩で通過。このまま駈歩の手前を換えずに通過しちゃえ、と意気込んでみるも、3つめあたりで無理が出て、速歩に落ちてしまいました。 スラロームを抜け終わる直前で駈歩を出し、次はパイロンを軸に巻き乗り。これこそ駈歩で回って、見せ場にしたいな。どうせスピードでは他の人にかなわないから、できるだけ距離のロスを減らしたいし。 パイロンに馬の肩をぶつけるくらいのつもりで巻き乗りに入ってみると、ジョイスも器用についてきます。小さい馬だからか、わたしが思っていたより小回りが利くし、ホントに素直。おかげで8mくらいの巻き乗りを駈歩のままこなし、アナウンスのC先生にも「お、うまく回りました」と言ってもらえて、ちょっといい気分。 「『」型のクランクを抜けたら、あとはゴールまで一直線。クランクの中で曲がって直線を向いたとき、駈歩の歩度を伸ばすのに2ポイントするか、座るかと一瞬だけ考えて、座るほうを選択。一応ちゃんと伸びたけど、端から見たら大したことなかったかな? これでゴールして、タイムは56秒。優勝タイムは40秒台後半だったので、まぁかなうわけはないんですが、たまにはこういう競技もおもしろいですね。 最後の障害競技も無事終わり、運動会は終了。帰りもI野先生の車で送ってもらいましたが、途中で雨が降り出しました。いやー、競技中は天気がもって良かった。 |
||
|
|
||
| ←484鞍目 | 485鞍目→ |