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(2005.5.8 山梨・ララミー牧場周辺)
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セトホウザン
まだ舗装道路。たまに車も通りますが、
近隣の人らしく徐行してくれます


ゴールデンウィーク最終日、今日も相方がララミーに練習に行くというので、Sくんとともに便乗してララミーへ(Sくん、2週連続で車出してくれてありがとう)。先週、外乗がしたいとSくんが言い出したので、今日はレッスンのほかに、朝イチで外乗の予約も入れました。ララミーにはここ3年の間で何度も顔を出しているのに、そういえばまだ1度も外乗に出たことないんだよね。
そんなわけで早朝に東京を出て、8時ごろにララミーに到着。最初は静かだった場内も(営業時間前だから当たり前だ)、次第にスタッフや馬が出てきました。H先生に挨拶すると、「今日は9時から外乗だよね。1時間にする、30分にする、45分にする?」ってH先生、45分っていう時間は料金表に書いてないじゃないですか…あ、もしかして冗談だったのかっ? ここのこういうアバウトさが好き。外乗は一応1時間でお願いしました。

9時になって馬場に馬が引き出され、呼ばれたので3人で乗ることになりました。「3人の中で誰が一番乗れる?」という当然の質問がありましたが、私が一番乗れないでしょって言うのに、他の2人も自分だと主張する(笑)。ずるいよなぁ。
まぁ私だけが女性だということで、真っ先に乗る馬が決まりました。あれ、セトホウザン? セトさんは先日、運動会とその前日練習で馬場で乗った馬です。へえぇ、外乗にも行ける馬なんだ。Sくんが乗るジョイくんも、相方が乗るゴールデンも、こないだの運動会で頑張ってた馬じゃん。ここの馬ってオールマイティだなぁ。
セトさんに馬場で乗るときには重く感じたので、拍車も長鞭も使いましたが、外乗でそれはないと思ってどっちも使わないつもりでいたら、スタッフさんに短鞭を持たされました。騎乗して馬場で常歩していると、ここの会員さんの女性が1人仲間に加わり、先導馬も含めて5人で外に出ることに。

外乗のコースは、山梨県営馬術場の脇からはじまります。この部分はエンデュランスのコースと同じ。「この季節は山菜採りに山に入ってる人がいて、パッと茂みから出てきたりするから気を付けてくださいね。手綱しっかり持ってあげて」と指導員さんが言うので、馬場と同じ程度に手綱を持っておくことにしました。
余談ですが、なんかセトさんが、外乗なのに以前馬場で乗ったときよりハミ受けしてるんですよね。ティーディマンしてるってこともあるけど、馬が一生懸命足下を見ているのかなぁ、なんて思ったんですが、あとでSくんにそう言うと「もっと前(ハミのこと)許して乗ってやればいいのにって思いながら見てた」と言われました。そんなこと、乗ってるときに言ってよう〜。そっか、「手綱しっかり」の指示にとらわれて持ちすぎだったのか。道理で下り勾配で前に出ないなぁと思った。
常歩でぽくぽくと総合馬術用の固定障害の脇を抜け、いったんアスファルトの舗装道路に出ました。ほとんど常歩のまま、アスファルトのゆるい坂を上り下りします。蹄鉄が地面に当たってパカパカいう音がのどか。

いよいよ山道へ入ります。山道へとは言ってもきちんと道が作ってあり、落ち葉で足元も柔らかそう。「ちょっと速歩しますねー」という号令とともに、前の馬について速歩。山道では反動が高くなりやすいので、いちいち正反動なんかとってられないや、軽速歩で行こう。
と言ってもあまり長距離を速歩で行くことはなく、ちょっと走ってはすぐ常歩、という感じです。途中で視界が開けると、八ヶ岳連峰が雪をいただいた姿がくっきりと見え、ちょっと感動。かと思えば近くの乗馬クラブの側を通りかかると、厩舎から馬たちが顔を出してじーっとこっちを見ています。こんなとき、外乗してるほうの馬は自慢げな顔でもしているのかしらね。

細い道に入っていくと、なんとそこには「馬専用道路」の標識が。道路と言っても普通の山道なんですが、エンデュランスのコースやフリースペースの外乗コースと違って、終始なだらかで難しいカーブや起伏はありません。そんなコースを常歩多めの速歩でぽくぽくやっていると、もとの道へ帰ってきました。結局駈歩は一度もしませんでしたが、たまにはそんな外乗もいい。朝の空気も爽やかだったし、ちょっとリフレッシュできたかな。

セトホウザン
近隣のクラブの馬たち。「おさんぽいいな〜」


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