←外乗 | 250鞍目・肩を引く (2005.5.8 山梨・ララミー牧場) |
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早朝の外乗でリフレッシュしたあとは近くのお蕎麦やさんに行き、とろろそば(これが案外量があるのだ!)や山菜の天ぷらで昼食。レッスンの予約は13時半からですが、それまでがまぁヒマなことヒマなこと。車のなかで寝たりして、ようやく時間がきたので馬場へでます。 スタンバイしていた馬は、ゲイルとセトホウザン。外乗にレッスンに、大活躍だねぇセトさん。今日は迷うことなくゲイルを配馬されました。ゲイルの口をとっていたスタッフさんが「踏み台いります?」と聞いてきたけど、いらなければいらないでいいよ、みたいな口調だったし、私も大丈夫そうに思えたので、踏み台なしで乗ってみることにしました。 地面に立って鐙に左足をかけてみると、なんだ届くじゃん。鐙に足が届きさえすれば、あとはこっちのもの。そのままジャンプしてまたがると、鐙が外れました。あら、こんなに長い。普通にまたがって、足の裏が鐙に触れないくらいです。そりゃこれだけ長ければ鐙が低いんだから、踏み台なしでも乗れるわなぁ。(ん? ってことは、もともと背の高い人なら踏み台なしで乗れて当たり前じゃないのか? まぁいいけど。)3穴くらいつめて長さを合わせます。 常歩で蹄跡に出ると、私は3番騎を指示されました。私の前には先週と同じ少女たち、私の後ろはSくん、さらにその後ろに2騎と、6頭部班になりました。常歩のうちからきちんと前に出しておかないとなぁ、と思って鞭を使うのですが、前の馬に追い付くので精いっぱい。でも3日前にはあのど重いロゼッタを動かしたんだもの(先生の下乗りと、鞭のおかげだということはこの際おいておく)、動くはずなんだ。 速歩からすぐに軽速歩。ありゃ、鐙が長すぎた。H先生から脚が引けてないという指摘を受けたばっかりで、鐙が短いと脚が前に出やすいので長めにはしていたんですが、右が全然踏めないや(って、確か先週も同じことしていたような)。 脚が股関節から引けていない、引けていないから脚が馬体に添わない、脚が馬体に添わないから馬を前に出せない。先週H先生から言われたことを頭において、股関節から脚を引くこと、膝を後ろに引くことなど、絶えず自分のフォームを気にして乗るようにします。 速歩で輪乗りをしているとき、「3番、内方の肩をもう少し引いて」と言われました。ってことは、私の輪乗りって、内方の座骨を使おうとすると肩を前に出しちゃうってことかも。巻き乗りで体を起こすということは意識しているけど、輪乗りでは意識が足りなかったんだなぁ。そこからあと、輪乗りや隅角など、回転運動に近いことをしようと思うときには必ず内方の肩を引き気味にするよう気をつけて乗ります。 しかも隅角ではお腹を引っ込ませる(というか、お腹の力を抜きすぎる)クセがあるとN子先生に言われてもいるので、両方を意識して乗るのはけっこう忙しい。でもそうやって乗っていると、座骨と腹筋と肩の位置の関係が少しつかめてきました。座骨を使うためには腹筋に力を入れて腰を張るのが効果的で、腹筋に力を入れて前に出すと、肩は前に出ようがないみたいです。腰骨の前面から肩までを面でとらえて、馬の進行方向に対して垂直にしておく感じでしょうか。 速歩の輪乗りから駈歩。前に馬がいるのと、先生の号令のおかげで馬なりで出たような駈歩だったけど、それでもちゃんと手前が合ってるからすごいな、ゲイルくんは。 駈歩でも速歩と同じことで、隅角や巻き乗りでは腰を張って腹筋を使って、肩を前に出さないように気を付けて乗ります。お、案外隅角攻められるかも。先日のロゼッタほどではありませんが、けっこう深く踏み込めている(ロゼが踏み込めるのは体重が軽すぎて、騎座で押し込むと踏みとどまれないせいじゃないかと思うが)。 速歩では前の馬に追いつけなかったのに、駈歩にするとゲイルくんのストライドが大きいのか、前の馬が小さいのか、簡単に追いついてしまいます。H先生に「ちょっと駈歩つめてみて、すーっと」と言われたのですが、手綱を控えるほどではないだろうと思い、ちょっと座り込んでみたら簡単に歩度がつまりました。あ、おもしろ。 じゃあ伸びるほうはどうなんだと思い、短蹄跡をつめて前の馬との距離を置いてから、長蹄跡で伸ばしてみます。この馬場はおそらく2級検定馬場となる場所なので、そのイメトレも兼ねて。自分ではけっこう伸ばしていたつもりだったのですが、相方には「相変わらず馬を前に出せてないなぁと思った」と言われてしまった。ぎゃふん。 日の出のレッスン時間とそう変わらない45分乗っても、日の出でのレッスンと違って息が上がらないのはどうしたことだろう。ララミーの馬がオートマに動くということも理由のひとつでしょうが、やはりビジターで乗るララミーでは、自分の実力以上のことは要求されないからなのかもしれません。 日の出ではN子先生が私の実力以上のことを「大丈夫。できる!」とか言って要求してくるし、O先生は口調は優しいけれども指示は細かいし、考えて乗ることを要求してくるんですよね。そこらへんが、ビジターと会員の差ってことなのかもしれません。私はすっかりN子先生とのスポ根モードに慣らされているので、ビジターで乗るとあんまりいろいろ言われないことに物足りなくなってきてしまっているようです。 |
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