←223鞍目 | 運動会・青リボン×2! (2004.10.17 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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![]() 部班で駈歩。あらKYOKOさん、鐙外れてますけど。 |
さて今日はいよいよ運動会。運動会は8時集合、8時半競技開始ですが、いろいろ手伝うこともありそうなので早めに行くことにしました。会員仲間のNさんに車で拾ってもらい、7時に日の出に到着。とりあえずキュロットとシャツだけ着替えをして、馬房掃除や馬装で走り回っているうちに、もう受付がはじまっていました。 馬を下乗りに出すところまで面倒を見て、クラブハウスへ戻って自分のしたくをしていると、I野先生に呼ばれ、「審判の手伝いしてみたいだろう?」と言われました。「そうですね、できるなら…勉強にもなりそうですし」「じゃあ来なさい」ということでクラブハウスの中へ。中には今日の審査員、T先生がいました。埼玉県馬連の方で、公式審判員のT先生は、埼玉国体直前の忙しいときにもかかわらず日の出の招聘に応じてくださったのでした。 T先生に対して、I野先生が「T先生、今日は2課目の審判補助にひとりつけるけど、そのひとり(あーちゃん。彼女は高校馬術部出身のうえ東京乗馬でバイトをした経験があるので、審判補助は慣れている)が競技中には他の子にやらせようと思うんですよ。やったことのない子でも大丈夫ですかね?」するとT先生は気さくに「もちろんかまいませんよ。面倒くさい言葉が出てくるけど、ひらがなでも書き留めてくれればいいんですから」。 するとI野先生すかさず、「実は、この子なんだけど。一応八王子さんで、1課目は何度か踏んでるから、ジャッジシートは見たことがある子です」「そうですか。(私に向かって)いろいろ厳しいことも聞こえちゃうかもしれないけど、それも勉強だからね。審査員が何を見るのか、(各ポイントを)5を6にするためにはどうしたらいいのか、勉強になると思うよ」ということで、今日は審判補助という嬉しいおまけ付き。 2課目を踏むのはオープンのあーちゃんを含めて7名ですが、私の出番は4番目なので、あーちゃんが5番目まで補助をして、私が6〜7番目の補助につくことになりました。 下乗りが終わり、開会式。つづいて部班競技の開始。部班競技は駈歩班からで、私は駈歩班の1班め。って、最初じゃん。配馬はハイセイコーJR、2課目も彼と踏むので、これは好都合。 上らんに、買ったばかりのトップハットをかぶって、いったん馬繋場に上げられていたJRを迎えにいきます。彼を連れて馬場に出ますが、こいつは早くもやる気がなさそうな…。補助を受けて騎乗し、周りをみると、この部班にもオープンで参加(本人よりも、入厩したばかりのグレートの馴致がメイン)のあーちゃんが馬を蹄跡に出していたので、私もJRを蹄跡に出します。いきなり審査が始まっちゃうより、少しでも馬を自分の手の内に入れておきたいし。 ってJR、あんた早くも怒ってない? 私はまだそんなに手綱を持っていないのに、強く拳を引っ張ってしまったあとのように首をつっかけようとします。なるほど、さっき下乗りのときに折り合いがつかなかったか。審査が始まるまえにリセットしたいけど、難しいかしらん。とりあえず手綱を全部伸ばして、蹄跡を常歩。 しばらくしてすべての馬の準備が整ったようなので、手綱を持ち直して馬場中央に整列します。あら馬がまだイライラしてるわ、リセットできなかったな。このうえは、反抗を最小限にくいとめるしかないか。 1班目は5頭部班で、審査はT先生ですが、号令はI野先生。コスモ、ロッキー、ダンス、JR、グレートの順を指示されて蹄跡に出ます。きちんと手綱を持つと、もう怒って首をつっかけようとしているJR。くそう、こういうときに限って。 反抗するのを押さえ込もうと拳を固めると、よけい喧嘩になりそうな気配がしたので、拳のなかで吸収してしまわなくては。ここまでは譲ってあげるけど、これ以上は許さないよ、という気持ちで拳を随伴させつつ、あとで2課目を踏むときのことを考えて隅角をきっちり踏み込ませるようにします。 常歩のまま各個に巻き乗り、ありゃっ、私の巻き乗り早すぎた? 一応「巻き乗ーり」の号令の「り」で入ったつもりなんだけど。私が8m程度の巻き乗りを終えて蹄跡に入る頃、まだ周りは半周程度の人あり、巻き乗りに入ったばかりの人あり。部班だから周りに合わせるのがいいのか、我関せずで自分のペースを守るのがいいのか、難しいなぁ。 長い常歩のあと、速歩に移行。…あれ、昨日にくらべてずいぶん鐙が踏めるぞ。昨日コスモでぜんぜん鐙が踏めなかったので、ずーっと足指グーパーをやっていたのですが、その甲斐があったのか、鐙が安定していて遊ばない。うわー、うれしい。しかも反動の少ないJRだから、座れているフリもできるし。 JRは相変わらず怒っているけど、前進気勢だけはあるので、それは助かる。前を走るダンスは重そうですぐ追いついてしまうのですが、ダンスが隅角を丸く走るので、私がJRに隅角を深く踏み込ませるのには好都合かも。 「斜めに手前を換え、線上のみ歩度を伸ばせ」ここはあとの2課目のためにも、頑張って伸びてもらいましょう。JR、あんたはできるはずだからね。でも相変わらず前を行くダンスのお尻にJRの鼻がくっついてしまいそうになるので、このままくっついていては伸ばしたことがアピールできないなぁ。わずかに遠回りになるほうにラインを外して鞭を使うと、一瞬ですがポンと伸びてくれました。よしよし、2課目でもこの調子で伸びてちょうだいね。 ときどき首をぐいぐいやって反抗しながらも、伸びるところは伸びるし、巻き乗りの図形も悪くない。あとは、いかに反抗されていないように見せかけるかだな。 常歩に落とし、右手前で先頭から1頭ずつ駈歩。この常歩をだらだらさせたくないので、拳を随伴しながらきちんと歩かせるようにすると、突然JRが反抗しなくなりました。あれ、うけた? いやー、やっと分かってくれたか。じゃあいい駈歩しようね。 JRは基本的に(最近馬場を踏むようになったとは言っても)部班馬なので、こういうシチュエーションでは次に駈歩をするんだと分かっている様子。前のダンスが出て行くと、自分も駈歩をしようとするので、抑えるのにちょっと一苦労。馬間距離が離れてしまうと、今度は落ち着きすぎて常歩がのったりになってしまうので、適度にふくらはぎは使っていないとなぁ。 「はい、つぎJR駈歩、すすめ」の号令で、右手前で駈歩。JRも行きたがっていたので、発進はスムーズだったのですが、発進から2歩目くらいで外方の鐙が外れてしまいました。おいおい、踏めてるはずじゃなかったのかよ私。しかも外方って、ばっちし審査員の先生から見えちゃうじゃん。 でも発進してしまってから下手に鐙を探して脚をバタバタさせちゃうと、イレギュラー入るか速歩に落ちるかしてしまう自信があったので、このまま行ってしまうことにしました。鐙が外れてても、外れてないふりを装って騎座を安定させるほうがよさそう(写真1枚目)。 そう腹を決めてしまったのが却って良かったらしく、思ったよりもいい感じで1周することができました。駈歩のまま巻き乗りって言われなくて良かった…。 全員が右手前の駈歩を終え、半巻きで左手前に換えてまた1頭ずつ駈歩。1頭ずつ駈歩をする間に、またJRが首をつっかけ始めました。しかも、拳を緩めると今度は駈歩を出そうとします。そうすると私の技量では、結局拳で抑えてしまうので、よけい悪循環。 早く自分の番が来てくれと願いながらJRを抑え、ようやく自分の番。JRが走りたくて仕方なくなっているのは分かっていたので、控えていた拳を譲っただけで駈歩は出たのですが、「反対だぞー」あらら、やっぱり馬なりで出してはダメなのね。常歩に落としてやり直し、今度は正駈歩で発進。なんとか左手前の駈歩終了。 常歩から、今度は1頭ずつ速歩発進〜停止〜速歩発進。つまりきちんと停止ができるかどうかを審査されるんだろうけど、さっきからJRがもー行きたくって行きたくって仕方ないらしいんですけど、どうしましょう。 前にいるダンスが速歩で出て行ったとたん、出て行きそうになったので控えたのですが、大丈夫だと思って拳を譲ったら、いきなり駈歩が出てしまいました。それは1歩くらいで押さえたんですが、また譲ったら駈歩が出そう。もーう、いい加減にしてよ。特に拍車を使っているつもりもないのに、どうしてこうなっちゃうかなぁ。 ようやく「JR、速歩」と言われたので速歩発進。と思ったら、やっぱり駈歩出ちゃった。つい「違うよ!」と小声で叱り(曲がりなりにも審査中だから口きいちゃいけない…)、騎座を落とし込むようにして常歩に落とします。 ふたたび速歩発進、と思う間もなく、拳をゆるめた瞬間に駈歩が出ちゃった。えーいむかつく、このまま何としても速歩にしてやる。以前N子先生に、「速歩から常歩に落とせないのは、人間のリズムが速歩のままだから」と言われたことを急に思い出しました。ってことは応用で、JRが駈歩しても私は速歩のリズムで押し切ればどうにかなるかも。 実際に駈歩を出されてから、こんなことを考えて押さえ込むまでは2歩ほどしかなかったのですが、本人は必死だったんですぅ。まぁ、このあとの停止〜速歩発進の移行はなんとかできたのでいいけど。 (あとで撮ってもらったビデオ見たら、撮影をお願いしたNさんがここで思わず「かかってるなぁ」とつぶやいてる声が入ってました。) 「列へ」で馬場中央に馬を並べ、停止。あー、前肢すらそろってないし、動こうとするし、最悪。 下馬し、JRにはこのまま次の班の人が騎乗するので、騎乗補助をします。クラブハウスへ戻ろうとすると、ちょうど途中に審判のT先生がいました。「ありがとうございました」と挨拶して通り過ぎようとすると、T先生が「あぁ、あなたは…」と言うので、何か騎乗時の注意点でも指摘してもらえるのかと思い、立ち止まって姿勢を正します。「あなたはね、もう来年からは部班は卒業したほうがいいね。ほかの人と点数が違いすぎて、採点しづらいよ」…あれ、誉められたのか? 反対駈歩出たし、速歩のところで駈歩しちゃってるし、失敗だらけだと思っていたんですが。 しばらくして出た駈歩部班の順位表は、やっぱり1位で得点は28.5。何点満点だったかは分かりませんが、2位の点数が25.5(たぶん)だったので、「点数が違いすぎる」とT先生がおっしゃったのは本当だったのね。 さーて、駈歩部班で優勝が確定したところで、俄然自信がわいてきちゃったぞ。コスモならいざ知らず、JRだったら私は手が合うんだ(と、思いこむことにする)。 いよいよ、事前から約束していたN子先生の燕尾服を着るときが来ました。クラブハウス奥に吊してあった燕尾服を持ってきて、袖に腕を通してみると、うっ、少しだけ小さめ。私も小柄だが、N子先生は小柄な上にすっごく細いからなぁ。 「N子先生、これちょっときついかも…」「そんなことない、そんなもんよ。きつめでちょうどいいくらいだよ。でもボタン飛ばしたら承知しないからねー」「それは保証できないなぁ。さぁ中間駈歩ー、ぶちっ、みたいな」「ダメー!」 さて私の出番は4番目。コスモーJRーコスモーJRの順で出るので、私はJRに乗る2人目になります。私の前にJRで経路を踏むKさんは、私より騎乗歴は浅いのですがとても素直な乗りをする人で、これじゃ負けそうだなぁ。 彼が踏み終わるころを見計らって、待機馬場へ。いくらローカルでも、やっぱり少しは緊張します。正規馬場から出てきたKさんとJRのところに行って、待機馬場にいてくれた会員さんたちの補助で騎乗。 乗って常歩をしてみると、やっぱり首はつっかけたがるけど、さっきよりは乗りやすくなってる。Kさんの乗り方がよかったんだな、ありがとー。常歩から速歩、クラブハウス前のあいている長蹄跡を使って駈歩と、フラットワーク。 そうこうするうちに前の演技が終わり、入場ベルが鳴ります。せめてここから速歩で1周してからA点入場しようと思うのですが、こういうときに限って速歩の歩度が伸びなくて止まられたりする。もう1周してすこし速歩がのった感じなので、A点から入場。 X点まではなんとかまっすぐに行けて、X点停止。うげ、止まりにくいかも。どうにか停止して敬礼、答礼を受けて、発進するまえに…ってちょっとJR、まだだってば。止め方が中途半端だったのか、馬が勝手に発進してまい、ジャッジは「移行悪し」。本当は右によれやすいJR対策として、敬礼のときに左手に持っていた鞭を右手に持ち直してから、落ち着いて発進するつもりだったのに、作戦失敗。 気を取り直してC点から右手前で蹄跡に入り、M〜X〜K点で中間速歩。M点での方向転換と同時に鞭を使うと、ぽんと歩度が伸びました。よしよし、ここはJR得意なんだよね。 左手前で蹄跡に入り、A点から3湾曲。1湾曲目はわりとうまく入れたのですが、2湾曲目に向かうときの内方姿勢がいまいち。でもとにかくもう姿勢を真直にしないと。3湾曲目、ちょっと無理矢理曲げた感じはありましたが、JRはついてきてくれてC点から蹄跡へ(写真2枚目)。 長蹄跡、H〜K間は中間速歩、うーん伸展が足りなかったな。A点を馬の鼻先が超えたところで控え、自分の体がA点のときに常歩。お、これはまぁまぁだ。 F点から斜め手前変換、ここは手綱を伸ばした常歩。いっぺんに手綱を離さず、すこしずつ手綱を譲っていくこと、ここで拍車を使わないこと、座骨でリズムを作ること。N子先生に言われたいろいろが頭のなかをぐるぐるしつつ、JRは今までの練習よりもいい常歩をしてくれました。 H点の3歩ほど手前から手綱を絞り始め、Hで持ち直して中間常歩。中間と言えるほどいい常歩ではありませんでしたが。 C点から右手前で駈歩、もうJRはすっかり行く気。C点まで抑えるほうで精一杯で、そこで許すとすぐ駈歩に。よーし、ここは輪乗りだから、蹄跡には1歩触れるだけにして…あれ? なんか座骨にくる感じがおかしい。もしかしてこれ、反対駈歩じゃないか? JRは反動がかなり少ないので、反対駈歩を出されても違和感が少なく分かりづらいのですが、違和感があるんだからやり直したほうが間違いないだろう。 輪乗りの半分くらいでいったん速歩に落とし、3歩ほど速歩を入れて駈歩発進。あ、今度は違和感がない。やっぱりさっきのは反対だったな。あとでジャッジシートを見ると、きっちり「反対駈歩」と書かれて減点されていましたが、気がついてやり直したから「不実施」にはならずにすんだ、とは後で審判のT先生に聞いた話。 C点から蹄跡行進、隅角はちゃんと攻めていくよ、JR。長蹄跡ではとにかく、JRのクセであるF点から場外失権だけはさせないように、と考えていたら、駈歩を伸ばすのを忘れていました。それでも馬も私も、もう体がここで伸ばすことを覚えていたみたいで、私も拳を譲っていたし、馬も伸びようとしてはくれていたけど。 隅角は誰よりも攻めたい、JRにはできるんだから。蹄跡行進からK点で斜め手前変換、X点で速歩に移行。だいたいここで持って行かれて速歩移行が遅れるので、少し早めに控えてX点より1歩手前で速歩に落としたけど、遅れるよりはいいだろう。 M点で常歩に落としながら蹄跡へ。次がまた駈歩だと知っているJRは行きたがっているようだけど、頼むからもう少しだけ我慢して。でも結局押さえきれず、C点より1歩手前で馬なりで駈歩が出るようになってしまいました。さっきと違って正駈歩だからよしとしよう。 輪乗りから蹄跡行進。練習の最初のころは、「駈歩発進のあと、1度目は隅角を拾わず、2度目は隅角を攻める」ということがJRにはどうしても分からなかったらしく、[とにかく走ればいいんだろー、おりゃ!]という感じの駈歩をしていたものですが、最近は分かってくれたらしくて、きちんと2度目は隅角を攻めるのについてきてくれます。 長蹄跡、H〜K点で中間駈歩。ここでようやく、さっき駈歩の歩度を伸ばし忘れたのに気がつきました。やばいやばい、せめて今回は伸ばさなくては。速歩のときのようにぽんと伸びたわけではなく、なんとなくスピードが上がったかもという程度ですが、まぁとにかく伸ばしたことはアピールしとかないと。 F点から斜めに手前を換え(写真3枚目)、X点で速歩に移行、H点で常歩。右手前で蹄跡に入り、C点からは速歩なのですが、中途半端にC点から駈歩ということを覚えているJRは、行きたくて行きたくて仕方ないらしく、C点に向かうまでの短蹄跡で速歩が入ってしまいました(本来ならイレギュラーとられるところですが、とられていなかった)。えーいC点まで我慢しろっつーてるだろうが。 なし崩しな感じでC点から速歩、あとは最後の難関、E〜X間半巻き乗り。練習のときはいつも体の大きいJRを御しきれずにオーバーランして、X点より大きめに回ってしまって「?」マークのような半巻き乗り〜中央線直進になってしまっているのです。 頼むよJR、ここは少し小さく回ってよ。あんたほんとは、10mの巻き乗りなんかできないわけじゃないんだから。外方の拳と脚の壁を強めに作ったのと、その気迫が通じたのか、初めてJRがきっちり10mの半巻き乗りをし、X点からちゃんと中央線に乗ることができました。やったじゃん、あとはG点までちゃんと直進してね。 G点の1歩手前で止まりそうになるJRをもうひと推しして、G点で停止。挨拶と先生の答礼、終わった! がんばったじゃんJR、今までで一番良かったよ。 待機馬場に出て下馬、JRはもう午前中の出番は終わりなので、ほかの会員さんの手も借りてJRを馬繋場へ。そこでJRの馬装を解除しはじめていたら、私のところに走ってきた人がいて、「I野先生が、審判の補助に行けって言ってるよ」。やべ、忘れてた。順番から言ったら、下馬したらすぐあーちゃんと交代しないといけないんだった。 審判のT先生とあーちゃんのところに行ったのは、5番目の演技が終わる寸前。6番目の審査から、あーちゃんとバトンタッチして審査補助につくことになりました。 C点の外にしつらえられた審判席に座ると、思ったよりもC〜A点のラインがきっちり見渡せ、思わず「うわ、ここからX点ってばっちり分かるんですね!」と言うと、「そうだよ、見られちゃうんだよねぇ」とT先生。 「『伸展せず』とか、特殊な用語が多いから、ついてこられなかったらひらがなでもいいからね」と言ってくださって、次の演技開始。各エレメントごとに先生の点数とコメントをつけていきますが、「6以上はコメントをつけないことになっているからね」「ここはもうちょっと、こうできればいい点数があげられるんだけどね。残念ながら4点、伸展せず」と、具体的に細かく解説をつけながら審判コメントをくださるので、本当に審判が何を見て採点するのかよく分かる。でももしかして、採点がけっこう甘いような気がしてきました。 ひととおり6人目の演技が終わったところで、気になってジャッジシートをめくり、自分のところを見ます。「うわ、先生これずいぶん優しくつけてくださってませんか? ここなんか自分で、全然伸展してなかったと思ってました」と言うとT先生は「まぁお世辞なわけでもないけど、ローカルだからあんまり厳しくはしていないよ。でもあなたなんかは、総合観察が良かったから、けっこういいところ行くんじゃない」あら。 2課目で午前中の競技は終わり、審判員を必要とする競技はこれで終わりなので、T先生はここで帰られます。 お弁当をもらって、先生がたがいるところに行くと、O先生が「今日の乗りはなかなか良かったと思うよ」と誉めてくれました。「ホントですか? 印象良かったですか?」「うん、印象いいよ」(最近O先生との間ではやっている言い回し…)。 昼過ぎ、2課目の順位表が出ました。私の採点は56.88%、やっぱりずいぶん甘くつけてもらっているなー。…あれ? 1位? どっひゃー。それを見たO先生、「あれ、またKYOKOさんなの? 持ってきやがってって感じですねー」N子先生はN子先生で、「KYOKOさん、今日はけっこううまく乗れてたもんね。あたしの燕尾が良かったのねー♪」と、やっぱり誉めといて落とすことを忘れないのでした。 そういうわけで、閉会式で青リボンを2回いただきました。いやいや、ローカルとは言え嬉しいもんですねー。 |
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![]() 2課目、3湾曲。やっぱり上の写真と比べて、 燕尾だと足が長く見えますねぇ ![]() 同じく2課目、F~X間 駈歩で斜め手前変換。 |
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