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(2008.8.16 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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まだ咳は出るものの、先週よりは体調がマシになったので、今日は2鞍乗るつもりで日の出へ。
到着してみると、半自馬グレイトにはSくんが乗った後でした。今週はお盆だったからか、珍しく平日にも乗られているということなので、調馬索はかける必要ないな。でもその分、「自分仕様」にするには時間がかかりそうです。

まずは昼休みに乗るので、グレイトに早めの昼飼いをつけておき、12時から騎乗。大きい馬場に出て、最初は常歩でじっくり動かしていきます。
動かし始めは長めの手綱で前に出しますが、今日のぐーちゃんはなんだか浮わついた感じ。ここのところ、割と落ち着いてわたしの指示を待つ感じだったのに、今日はずいぶん気が散っているようです。
常歩で輪乗りの開閉をし、蹄跡に出て、次は何をするかな、と思ったとき、ぐーちゃんがぴゃっと駆け出そうとしました。いや、今確かに後ろで郵便屋さんのバイクの音がしたけど、あんなのいつもは驚かないでしょうが。いつもこの時間に乗ってて、郵便屋さんもいつもこの時間に来るんだし。
3歩くらいで常歩に落とさせ、「アンタさぁ、ウィスパー(北京五輪での法華津選手の乗馬)の真似するならグランプリ踏めるようになってからしなさいよ。だいたいさっきからふわふわして集中してないから、あんなもんがいちいち見えるんでしょうが。それともワザと驚いたのか?」と口に出して説教。もちろんそれで言うことを聞くようになるわけではありませんが、わたしが怒っていることくらいは分かるだろ。

常歩でさんざん斜め横足や巻き乗りをした後、速歩に移行。でもなんかやっぱり浮わついてるなぁ。
すでに筋肉がほぐれている分、いつもよりトモの左右の動きのズレは少ないのですが(ふだんは右が遅れがち)、それをちゃんと動かせているかといわれると、全然ダメなんだよなぁ。馬じゃなく人の技量のモンダイで。
輪乗りの開閉のほか、8の字乗りと斜め横足を組み合わせてみたり、蹄跡ごとに肩内系の斜め横足と腰内系の斜め横足を入れ替えてみたり。それで最初よりは馬が集中してきたかな、と思うけど、すごーく良いとはいいにくい。

いったん常歩に落としてから、駈歩発進。すぱん、と出る感じではなくて、何度か止めてやり直します。
今日は仕切りラチの一部が微妙な位置にあるので、斜め手前変換がやりにくい。少しラインをずらして入り、シンプルチェンジや反対駈歩をやってみますが、なかなか思うようにはいきません。手前を換えて、反対駈歩のまま維持しようとしても、わたしのバランスが悪いのか、馬がスッと手前を換えて正手前にしてしまうのです(グレイトに言わせりゃ、「えっ、ママが手前換えろって言ったでしょ?」ってところか…。くそぅ)。
駈歩の輪乗りを何度かやり、輪乗りの上でシンプルチェンジをして反対駈歩をすると、これはさすがにきちんと反対駈歩が出せます。しかし乗りにくいな、反対駈歩の輪乗り。それでもグレイトは反動のラクな馬なので、少し違和感がある程度ですが。

駈歩からの停止をして、時計を見ると、1時間弱乗っていたようなので、手綱を伸ばした軽速歩で沈静。常歩に落としてからも歩かせていると、[まだかなー?]という顔で、ちらちらわたしの顔を盗み見ているグレイト。アンタ年寄りなんだから、クールダウンはしっかりやっておかないとダメだよ。
下馬して、馬繋場で丸洗いします。洗い終わってだいぶ乾いてきたころ、I野先生がやってきました。虫を嫌ってトモを蹴り上げたりするグレイト(もちろん即座にママに叱られる)を見て、「虫よけはないのか?」とおっしゃるので、「ありますけど、こいつスプレーだめなんで…。やって見せましょうか?」と、15cmくらいの旅行用スプレーに詰め替えた虫よけをグレイトに吹き付けると、ぐーちゃんはガタガタ暴れます。
「これでもずいぶん慣らして、マシになったんですよ。ソルティーに比べればいいほうです」すると先生が言うには、「まぁこういう馬は、どうしてもスプレーする必要があるときはスポンジを使うといいんだよな。手入れするフリして」ああ、スポンジね! ちょっと考えたことはあったけど、やってみたことはありませんでした。今度やってみよう。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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