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(2008.8.9 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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グレイト
速歩か駈歩か、ちょっとわからないなぁ。速歩にしてはハミ受けが悪い。

グレイト、沈静中
沈静の常歩。き甲まわりと、脾腹からしっぽの付け根にかけて汗がにじんでいます

ここ数週間ひきこんでいるカゼがいよいよひどくなり、平日には38℃台の熱発する始末。土曜日になってもなんだか熱っぽかったのですが、だからって休んだりすると半自馬グレイトがすねて大変なことになりそうなので、乗らないまでもとりあえず日の出には行くことにしました。
到着して先生と相談し、昼休みに調馬索だけかけて馬をほぐして、夕方に涼しくなって乗れそうだったら少しだけ乗ることに決めて、グレイトに早めの昼飼いをつけておきます。

12時過ぎ、馬装はせずに裏掘りだけして、無口だけつけたグレイトを馬場に連れ出します。今日は、先日うまく使えなかった長めの追い鞭を選んで準備しておきました。
回し始めると、速歩はすぐ出るのですが、駈歩への移行がイマイチで、出てもすぐに速歩に落ちたがります。しばらく速歩させていると、ぐーちゃんが立ち止まってボロをしました。乗っているときなら動きながらさせるのですが、調馬索ではその術を知らないのでボロをする間待ってやり、終わったところで追い鞭を使うと、スカッと駈歩が出ました。最初は当たり前のように横っ跳ねが入るものの、あとは割とぽんぽん走っています。
前回、この追い鞭を使ったときには長くて使いにくいと思ったのですが、使い慣れてくると逆に使いやすいような気がしてきた。ひも部分がなわとび用の塩化ビニールひもなので、どこかに巻きついたとしてもするっと自然にほどけるし、わたしの短いリーチをひもの長さがカバーしてくれるし。

左手前から右手前に換えて回してみると、いつもは右がワガママされやすいんだけど、今日はこっちのほうが回しやすい。でも駈歩させていると、なんだか自分がくらくらしてきました。調馬索では目線の置き方に気をつければ目が回るようなことはないので、これはやっぱり自分の調子が悪いらしい。
あと1回だけ、ちゃんとした駈歩ができたらやめようと思い、速歩で少しだけ調馬索を強めに持ってから、譲ると同時に追い鞭を使ったら、狙ったタイミングできっちり駈歩を出してくれました。調馬索を始めてもうすぐ1年になるけど、狙ったところで駈歩が出せたのは初めてかも。
駈歩から速歩に落とすのも一発で落とせたし、調馬索はもうこれでいいや。追い鞭を捨ててぐーちゃんを呼ぶと、すたすた調馬索を踏みそうな勢いで寄ってきました。そのときわたしがくらっとしてしまい、ぐーちゃんの肩にもたれてしばし休憩。なんだかぐーちゃんは喜んでいたようですが(笑)。

グレイトを馬繋場に繋ぎ、少し水を飲ませてから、自分も水分を取って休憩。馬場に放置した追い鞭などを片付けていると、空が曇って涼しくなってきました。これは夕方に雷雨が来るパターンだなぁ。夕方まで待って乗れなかったらイヤだし(いや、元気なら雨でも乗るけどさ)、これだけ涼しくなったんなら今乗っちゃうか。って、当初の予定と全然違うじゃん(笑)。
グレイトの蹄だけ洗いかけていましたが、ざっと拭いて肢巻を巻き、装鞍します。馬場を見ると小さい馬場ではKさんがチェリーに調馬索をかけていたので、大きいほうの馬場に出ることに。そっちの馬場はさらに2つに仕切られていましたが、相方が仕切りラチを外してくれました。

騎乗して、まずは常歩でトモをほぐすことから始めます。いきなり横運動ができればいいのですが、わたしがそこまでうまくないので、まずは巻き乗りと半巻きに頼ってトモを左右に動かしていきます。
輪乗りや巻き乗りと斜め横足を組み合わせて動かしていき、最後に半巻きの繰り返しで馬場を横断。短蹄跡で半巻きを始め、少しずつ位置をずらしながら半巻きを重ねるようにして反対側の短蹄跡へ向かっていくもので、極端に数の多い蛇乗りをしている感じ(40mの馬場で20湾曲くらいかな)。
でも湾曲ではなく半巻きなので、斜め横足で少し戻るようにしながら進むことになり、一度やり始めるとなかなか道のりは遠い。このやり方は、先日N子先生に「やってみな」とすすめられたものですが、細かい動きの連続だから馬が飽きるヒマがなく、確かにやる意味はありそう。

ようやく反対側の短蹄跡までたどり着き、速歩へ移行。しつこく常歩したにもかかわらず、まだ右トモをほぐしきれてなかったようなので、今度は速歩でしつこく巻き乗り。さすがに馬場がデコボコしているところで小さな巻き乗りをさせると力がいるらしく、馬が止まりたがるので鞭。最初は鞭に反抗する素振りも見せていましたが、まあまあ前に出るようになってきました。
ある程度動かしたところで、少し駈歩を入れてみます。発進が少しぼやけた感じになってしまい、やり直して駈歩。やっぱりトモがついてこない感じがあるので、鞭を入れてトモを使わせます。以前は駈歩の最中に鞭を入れると体をひねって跳ねられたものですが、最近は鞭を入れてもほとんど跳ねられなくなってきました。これはどうも座骨の安定と鞭のタイミングの問題らしい。

駈歩でシンプルチェンジや反対駈歩もしてみますが、どうも自分の股が馬にぴったりついている気がしない。だからか、シンプルチェンジはダラッと速歩が入ってしまったりします。
さすがにこの体調の悪さでは馬場経路を踏む気はしないので、一度だけ駈歩から停止したところで、今日は終わりにすることにしました。手綱を伸ばして沈静させながら、グレイトの馬体をチェックしてみると、き甲周りとトモ周りにじんわり汗をかいていました。N子先生に「運動の量じゃなく、質でかく汗」といわれている汗のかき方にだいぶ近づいてきたのが嬉しい。わたしはともかく、馬の方は調子がいいんだな。

だいぶ歩かせてから下馬し、馬繋場でグレイトを丸洗い。さすがにこの日はこの1鞍しか乗りませんでしたが、もう少し乗りたかったなぁ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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