| ←511鞍目 | 512鞍目・もうゴムは卒業? (2008.7.26 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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先週からどうもカゼっぽく咳が出ていたものの、前日に咳止めの薬を買い、土曜日はきっちり日の出乗馬倶楽部へ。 日の出は今週からサマータイムで、日差しの強い13時と14時のレッスンがありません。半自馬のわたしは予約なしでいつでも乗れるので、その空き時間に乗ってもかまわない立場なのですが、今日もいつも通り12時から乗ることにしました。何しろ暑いし、半自馬グレイトが、わたしが来る日の昼飼いは早めにもらえるとわかっていて、10時45分になると大騒ぎするもんだから。 早飼いを食べ終わったグレイトを馬繋場に出したころ、なにやら馬場のほうが騒がしい感じ。馬場をのぞくと、騎乗していたはずの相方が、下馬してふらふらとクラブハウスのほうへ歩いているところでした。落馬でもしたのかなぁ、一応女房だから見に行ってやらんといかんかなぁ、と思ったところへお手伝いのMちゃんがやってきて、「ダンナさんが調子悪いみたいだけど」と言うので、行かないわけにもいくまい。 見に行くと、どうやら熱中症を起こしかけたみたいで、近くにいた人たちがアイスノンやら何やら供出してくれていました。いやー、朝から相方の機嫌が悪いと思っていたら、機嫌じゃなくて体調が悪かったのか。って子どもか! つーか体調悪かったら乗るなっちゅーねん! と心中で毒づきつつ、アイスバッグに水を入れてきたりして様子を見ていましたが、まぁ意識レベルはちゃんとしてるし、グレイトを馬繋場で待たせっぱなしなのもかわいそうだし(さっきから心細そうな顔でこっちをじーっと見ている)、「あたしはダンナよりバカ息子をとるわ」と宣言してぐーちゃんのもとへ。その間もNさんやSくんがうちわで風を送ったりして介抱してくれていました。すみませんねぇ。 Nくん先生も同じ時間に乗るようでしたが、大きいほうの馬場をわたしに譲ってくれたので、大きいほうに出てまずは調馬索から。回し始めると、ぐーちゃんはほとんど自発的に速歩を始めたものの、駈歩だよと言ってもなかなか駈歩にはなりません。駈歩が出てもあまり続かないし、張ってるのかそうじゃないのか、どっちなんだ。 これだったら乗ってほぐしたほうが早そうだし、なぜか見学者さんが2人もいて、こんなヘタクソな調馬索をいつまでもお見せしても問題ありそうなので(スタッフだと思われたら困るしね…)、さっさと乗ってしまうことにしました。 とりあえずまたがって、先週N子先生に教わったように半巻きと斜め横足を繰り返して馬のトモを動かしていきます。久しぶり(と言っても2週間ぶりくらい)に鐙をゴムで固定してみたのですが、先週教わったことをやるには邪魔くさいなぁ。 そもそも、ここ半年ばかり鐙を固定していたのはわたしの脚が馬体から離れがちなのを矯正するためでしたが、拍車が不用意に当たらないのでグレイトに跳ねられにくいとか、調馬索のときに鐙が暴れないとか、さまざまな副産物があるのでやめられずにいたのです。でも先週はゴムなしで、内方脚の違う使い方を習ったので、それを復習するにはゴムがあるとやりにくい。 ちょうどNさんが通りかかったのを呼び止めて、腹帯を締め直してもらいながら「ゴムが邪魔になった」とこぼすと、「外します?」とNさん。お言葉に甘えて外してもらいました(というか、「外してくれ」と言っているようなもんよね…すまん)。 ゴムを外してしばらくは「鐙ってこんなに動くものなの?」と思ってしまいますが、横の動きを求めていくには、やっぱりないほうが楽。とくに半巻きや巻き乗りで「外方脚を使いながら、内方脚のつま先を内に向けて馬を誘う」という、先週習ったやり方をするには、やっぱりゴムが邪魔でした。 先週ほどではありませんが、地味に右のハミが逃げ気味なので、ひたすらトモを動かす方向で運動。40mの蹄跡で5回くらい巻き乗りを入れたり、短蹄跡を半巻きで往復したり、3歩ごとに斜め横足を入れ替えたりします。右トモの遅れはほとんど気にならないし、割と真面目に動いてくれているかも。 C点から、先週習ったように「股の間で馬に『準備はいいかい』と聞いてから」駈歩発進。いつも発進で拍車が先行してしまい、跳ねられることが多いのですが(とは言っても1cmの丸拍車だし、跳ねられる理由は拍車よりも座骨にあるみたいですが)、今日はそんなに跳ねられずに発進できたぞ。 輪乗りでは後肢があまり動いていないと感じたので、たまに鞭を入れながら駈歩。駈歩で鞭を入れるのも、グレイトの場合は跳ねやすい行為なのですが、今日はほとんど跳ねられません(たまに跳ねたそうにはしてるけど)。蹄跡に出るとそこそこ動く感じだし、馬のパワーが上に上がってくるというか、ちょっと弾発に近い感じ。 わりと調子が良さそうなので、ひさびさに3課目Bの経路を踏んでみることにしました。今の馬場は18×40mくらいで、本当は3課目ショートにも満たない大きさですが、まぁそれらしいことはできるだろう。 中央線に速歩で入り、停止、いちおう敬礼。速歩発進して左手前で蹄跡に入ると、クラブハウス横のベンチでくたばっていた相方が、むっくり起き上がっているのが見えました。まぁ起き上がれるなら帰れるだろう。これが終わったら馬を洗って、早めに帰るか。 速歩パートから常歩に入り、C点で駈歩発進。発進は良かったし、隅角に入れと言えばきちんと踏み込むのはさすがグレイト。次は15mの巻き乗りですが、午前中のレッスンで使った仕切りラチの一部が置いてあるため、正確なラインはとれなさそう。そのラチの手前で回るか、ラチの周りを回るか、「ぐーちゃんどうするよ?」と聞いてみたのですが、ぐーちゃんは[どっちでも、ママがやれと言えば行きます]という態度だったので、「じゃあ手前行くか」とラチの手前で巻き乗り。足場が悪いところを通っても、馬があんまり文句いわないな。ふだんは[全くママは下手なんだから…]と文句たれながら動く感じなんですけどね(笑)。 斜め手前変換でシンプルチェンジ、あまりうまく出なかったなーと思いながらM点に入り、短蹄跡から長蹄跡へ入ったあたりで「手前が逆」と相方の声がしました。なんかヘンだとは思ってたけど、シンプルチェンジでチェンジしてなかったのね…。いくらグレイトの駈歩がやわらかいからと言って、気づかないわたしもわたしだけど。 反対駈歩と最後の停止はイマイチだったものの、まぁグレイトがまとめてくれた感じ。その後は手綱を伸ばして軽速歩し、常歩でクールダウンさせます。歩きながら馬体をチェックすると、ぐーちゃんはトモにじわっと汗をかいていて、き甲まわりにも汗をにじませています。N子先生がいうには、そこらへんの部位にじわっとかく汗は筋肉が緊張してかいた汗で、良い運動ができた証拠だそう(逆に悪い汗は、と聞くと、首や胸前にドロドロとかく汗は、運動の質ではなく量でかく汗だからあまり良いとは言えず、乾きも悪いんだとか)。 下馬すると、そんなに汗みどろではありませんでしたが、暑いので洗ってやることにしました。だからぐーちゃん、びちょびちょのまま甘えるのはやめてくださいったら。 この日はこの1鞍だけで、割と早めに帰ったので、ぐーちゃんは不服そうでした。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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