| ←500鞍目 | 501鞍目・お手製第二弾:鞍カバー (2008.6.21 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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![]() これがお手製鞍カバー。以前、鈴鹿で買った雨用ポンチョを作り替えたものです。 国内モータースポーツ好きの方にはおなじみのメーカーですよね。 |
梅雨真っただ中で、平日はほとんど雨が降っていましたが、土曜日の今日は曇り空ながらもなんとか天気はもちそう。 と思いながら日の出乗馬倶楽部の最寄り駅に着いたら、けっこう本格的に雨が降っているではありませんか。これでホントに乗れるんかいな、と思うほどでしたが、わたしは半自馬なので、運動だけはさせておかないと。 倶楽部に到着しても雨の止む気配はありませんでしたが、みんな元気に乗ってるし(笑)。どうやらみんな、自宅付近では雨が降っていないので来てみたら、日の出付近だけ降っていた、けど来たから乗っちゃう、というパターンだったみたいです。 わたしは昼休みに、半自馬グレイトに調馬索をかけてから乗ることにしていますが、雨の日に装鞍してから調馬索をかけると、鞍が濡れてしまうのが困りもの。でもこういうときのために先週からひそかに仕込んでおいたものがあるのです。 それは、使わなくなった雨用ポンチョで作った鞍カバー(写真参照)。先週、布製の鞍カバーを借りて帰り、それを真似て作ってみたものです。さっそくこれを鞍にかけて装鞍し、グレイトを連れて馬場へ出ます。今日はあまり足場の悪くなっていない小さい馬場でやることにしました。ほかの馬場は足場がかなり悪く、グレイトが跳ねたら泥がバシャバシャ飛んできそうなので。 先週、I野先生に「調馬索で常歩やりすぎ」と言われたので、今日は常歩を2周くらいにして速歩を出させます。馬場いっぱいを使って大きめに回しているつもりですが、油断すると内側に寄ってこようとするんだよね、このバカ息子は(笑)。速歩から駈歩に移行すると、今日はそんなに跳ねないみたい。遠慮しないで、今のうちにやっといてくれたほうがいいんだけどな(乗ってからやられたらかなわない)。 グレイトは、跳ねはするけど基本はおとなしい馬で、突っ走ったりはしないので、いつも調馬索では「おいおい、お前の動きはこの程度かい?」と思いながらやっていますが、速歩を伸ばそうとして追いすぎると、すぐ跳ねて駈歩になるし、その加減がイマイチつかめない。でも今日は、駈歩の後の速歩だけ、ちょっと前に出たかな。 騎乗しようと思って調馬索と無口を外していると、Nくん先生が補助に出てきてくれました。グレイトが物見するかなーと思いながら鞍カバーを外してみると、意外にそうでもない。鞍カバーを外した以上は急いで乗って(鞍が濡れちゃうから)、腹帯を締め直してもらいます。 しばらくは常歩で、横の動きを入れながら馬をほぐしていきます。といっても、横運動にチャレンジするもののわたしがヘタクソなので、結果的に半巻きや輪乗りに頼るわけですが。 輪乗りの開閉をするうちに、もしかして輪乗りを詰めていけばピルーエット(後肢旋回)にならないか? と考え、試してみることにしました。輪乗りを外方脚で少しずつつめていき、最後は外方脚で内方脚に向かって押し込むように。うーん、なんとか旋回はしてるけど、内方脚に頼ってくる感じがないから、半分くらい前肢旋回になっちゃってるかもな。 あとでN子先生に聞いてみると、「そりゃKYOKOさんのは脚の力が弱すぎるんだわ」ということでした。でも脚の力ってどうやったら出せるんでしょうね。N子先生なんか、ケガでほとんど感覚のない脚でもあれだけのことをやってみせるんだから、筋力とかではないように思うんだけど。 10分くらい常歩したあと、速歩に移行。わりとすぐにハミを受けてくれるようにはなりましたが、ちょっと後肢があとからついてくる感じだなぁ。速歩でもしつこく横運動を入れていくと、それなりに良くはなってきましたが、たまに右後肢が遅れるな、やっぱり。 蹄跡の一辺だけ水たまりができていて、グレイトの弱い蹄に良くないかと思って避けていたのですが、試合やなんかで水たまりを避ける馬になっても困るので、時々は踏み込んでみます。するとぐーちゃんは、踏み込む瞬間まではしっかりハミを受けているのですが、自分の前肢で跳ね上げた泥しぶきが顔にかかった瞬間に[うわぁ]と顔を上げてしまい、同時にハミからも逃げてしまいます。あーやらなきゃ良かった、と思いつつ、やっぱり何度も踏み込ませるわたし。イヤがってる割には、ぐーちゃんも何度でも素直に踏み込んで、その都度[うわぁ]。どんな泥しぶきにも動じない琥珀を見習ってほしいものだわ。 駈歩をしばらくやって、時間が来たので手綱を伸ばして沈静。雨はほとんど止んでしまったようです。そのまま歩かせていると、ぐーちゃんがすーっと首を下げて、馬場のわきに生えていた草にぱくっとかぶりつきました。「あっこら、ぐーのすけ!」と怒鳴ると、ぐーちゃんは[なあに?]という顔で、首を後ろにひねってわたしの顔を見ようとします。そのすきに鞍の上から手を伸ばし、ぐーちゃんの口の端からはみ出していた葉っぱを「取り上げますっ」と引っこ抜いて捨てると、ぐーちゃんは[ちぇー]という顔。いくら沈静中でも、アンタは競技馬だから馬場でそういうことしちゃいけないの。 夕方、グレイトの整理運動がわりに馬場で引き馬をすると、ぐーちゃんはやっぱりお散歩気分だったようで、わたしの背中をつっついたり、腕にすり寄ったりするのに忙しくて、ちっとも真面目に歩いてくれませんでした。困ったバカ息子だ…。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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