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(2008.6.14 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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平日は梅雨らしくしっかり降っていましたが、土曜はけっこういい天気。日の出乗馬倶楽部に到着してみると、日差しは暑いのですが、地面はけっこうぐちゃぐちゃ。水たまりこそないものの、地面がボコボコしているので、運動しにくそうだなー。
今日も昼休みに、半自馬グレイトに調馬索をかけてから乗ることにしています。ちょうど自馬マロンのオーナーであるTさんが来たので、昼休みに乗るかどうか聞いてみたところ、マロンが跛行を出しているので、乗らずに少し調馬索をかける程度だということ。Tさんが「わたしは小さいほうでいいですよ」と言うので、わたしはお言葉に甘えて大きいほうの馬場に出ることにしました。

早めに昼飼いをつけておいたグレイトを、11時半過ぎに馬繋場に出して馬装。12時前に部班レッスンが終わったところで、広いほうの馬場が2つに区切られていたので、蹄跡と中央線だけ広めに開けて、経路が踏めるようにしておきます。
最初は馬場の中央で調馬索するつもりだったのですが、先にTさんが小さい馬場にマロンを出していたので、すぐ隣の馬場どうしで調馬索をすると影響を受けるだろうと思い、道路側の端(左図で左端)へ行って間を開けることに。道路側まで来るとグレイトが物見しやすいので、実はこっちの馬場で調馬索をするのは初めてなのですが、まぁ仕方ない。
左手前で少し常歩をさせてから速歩。あ、やっぱりこっちに来なきゃ良かった。ここが一番馬場状態がひどく、どう回しても馬場がボコボコしているところを馬が通るようになるので、馬がつんのめりかけて慌てて駈歩になったりする。乗っていれば起こしてあげられるけど、調馬索ではなすすべを知らないので、「自分でなんとかしなさいよー」と声をかけてやるくらいしかできない。Nくん先生とか、よくこんなとこで回せるなぁ(そりゃもちろんプロとの差だ)。
やっぱり真ん中の馬場に戻りたいな、と思って目をやると、その真ん中の馬場にいつの間にかマロンがいます。わたしは間を開けたつもりでしたが、Tさんは場所を開けてくれたと思ったのね(笑)。そうなると道路側の馬場で調馬索を続けるしかないのですが、地面のボコボコに足を取られたり、隣でマロンがオーバーアクションしたりするたびに、いちいちグレイトがドッとラッシュしたり跳ねたりするので、回しにくいったらない。
手前を換えようと調馬索をつけかえていると、隣の馬場でもTさんが調馬索をつけかえています。なるほど、手前を合わせるのが隣合わせで調馬索やる上でのマナーなのかもしれないな。ひとつ勉強になりました(Tさんは大学馬術部の監督もやってる大ベテランだからして)。

ある程度動かして、時間もないことなので騎乗することにしました。いったん馬場の外の通路に出て、小さい馬場(左図で右端)に出て騎乗。昨日蹄鉄を打ちかえたばかりだということもあるし、常歩でトモを使うように動かしておかないと。
常歩で巻き乗り、斜め横足などをしつこくやってから速歩に移行。それでも後肢の運びが今ひとつな感じで、常歩でのほぐしがまだ足りなかったかな。速歩でもしつこく輪乗りの開閉をしたり、3歩ごとに横足と腰内を入れ替えたり(正確には3歩斜め横足→1歩半減却→3歩腰内→1歩半減却、の繰り返し)をしていると、後肢の違和感がだいぶなくなってきました。もしかして、打ちたての蹄鉄がまだなじんでいなかったということもあるかも。
しばらく速歩していると、マロンが調馬索をやめて馬場から引き上げるようなので、大きい馬場に移動して速歩を続けます。区切りラチの残りを利用してスラロームのように左右のハミを切り替えたり、8の字乗りをしたり。ハミはきっちり受けてくれていますが、もう少し前に出したいところではある。

最後に3課目Bの経路を踏むことを想定して、そろそろ駈歩もやっとくか。先週、N子先生に「外方は動かなくなったけど、内方の肩がまだ揺すれてる」と指摘されたので、自分が動かないように気をつけて座骨で駈歩発進。なんとなく駈歩が出たような出ないような、要するにわたしの扶助がヘタだったんだな。
2〜3回やり直してもイマイチで、考えすぎるとかえってわからなくなりそうだったので、何も考えずに発進。出たけど跳ねられた(笑)。跳ねた勢いを利用して座骨で前に出し、そのまま駈歩を続けます。今日はかなり馬場がボコボコしているので、そういうところにさしかかるたびにポンポン跳ねる。そりゃ拍車が当たってるんだろうけど、アンタこれくらい大目に見てよ。

なめらかな駈歩ができるところまでいけてないけど、時間もないことなので経路を踏むことにしました。中央線に入って停止、敬礼から速歩発進しましたが、左前肢から発進すべきなのにうまくいきませんでした。そのせいか、蹄跡に出るときも少し馬を迷わせてしまったようです。でも隅角は少し合図するだけできっちり踏み込んでくれるのはさすが。
速歩パートから常歩、手綱を伸ばした常歩。ここではきちんとハミを追わせないと、次て駈歩につなげられません。ハミを追わせるためには、その前でハミをきちんと受けていないと。このへんの流れも以前に比べるとだいぶスムーズにはなってきましたが、前進気勢を伴わせることができません。

駈歩発進に失敗しそうになり、これ試合でやっちゃいけないんだよなぁと思いつつ舌鼓で駈歩発進。調馬索回したときにさんざん使っているから効きやすいし、ついやってしまうんですよね。
駈歩パートではやっぱり跳ねるし、駈歩がちっとも前に出ない。この際、跳ねるの覚悟で鞭を入れ、前に出します。さすがに少し跳ねたけど、まあこれくらいはどうってことない。N子先生にいつも言われるように、視線を高くして、馬場の周りの木々のてっぺんが見えるくらいに保ち、影響を受けにくいようにします。
やっぱり足下の悪いところでも跳ねが入ってしまうのですが、これはもうわたしの拍車が入るせいだからなぁ。

経路を踏み終えて、手綱を伸ばした軽速歩をしばらくやり、常歩で10分ほど沈静。今日は夕方に馬場が空きそうだったので、夕方にも乗ることにして、手入れは軽めですませて馬房に戻しました。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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