| ←495鞍目 | 496鞍目・寒暖の差 (2008.5.24 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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なんとなくアヤシイ雲行きの土曜日、いつものように日の出乗馬倶楽部へ。夕方が雨の予報になっているのは、雨男の相方が夕方に馬場レッスンを入れたせいに違いありません(笑)。 わたしは半自馬グレイトに昼休みに乗ることにしていますが、ぐーちゃんには夕方の馬場レッスンでNさんが乗ることになっています。Nさんはかなり上手い人ですが、彼いわく「ぐーちゃんはKYOKOさんの後に乗るとすごく乗りやすい」そうで…。素直に下乗りしてあげるのも悔しいので、Nさんのあとにもう1回乗ろうかな(そこは自分の馬なので融通がきく)。 とりあえず昼休みに乗るために早飼いをつけ、12時前に連れ出して馬装。午前中のレッスンが終わり、馬場が空いたところで仕切りラチを外しに行き、馬繋場に戻ってグレイトに頭絡と調馬索をつけて連れ出します。 馬場に出てから、追いムチを馬場に準備しておかなかったことに気がつきました。追いムチなしで調馬索かけるなんて無理なので、ムチ置き場の近くにいたNさんに追いムチを持ってきてもらいます。 グレイトは今週も月〜金と運動していないらしいので、どうせ張ってるんだろうと思いながら歩かせ始めましたが、意外にばたつかない。速歩に移行しても、大したことのない速歩だなぁ、コレは。駈歩を出させるとさすがにぴんぴん跳ねていましたが、その割にすぐ速歩に落ちたがったりして。 いったん呼び寄せて調馬索をつけかえ、右手前に換えて歩かせ始めると、なんか歩き方が変。目立った跛行はないものの、なんとなく歩き方のバランスがおかしくて、首の高さが歩ごとにばらついています。うーん、こりゃほぐすのに時間がかかりそうだ。 速歩、駈歩とやらせてみると、そんなに跛行している風ではないけど、動きが良いとも言えない。なんかまた筋肉がこわばっちゃってるのかな。 これは乗ってほぐしたほうがいいような気がするので、調馬索を15分ほどで終了してグレイトを呼び寄せ、ラチ外に置いておいた踏み台を取りに行きます。無口と調馬索を外していると、騎乗補助に出てきてくれたNさんが「ちょっと調子イマイチですか?」と控えめな聞き方をしてきました。ほんのわずかな乱れだけど、やっぱりよく乗る人にはわかっちゃうのね。 騎乗して常歩してみると、左手前の半巻きで右トモがえらく遅れます。もともとその傾向はある馬だけど(年寄りだし)、先週より少しひどいかもな。騎乗できる時間は少ないけど、常歩を多めにしてほぐすしかなさそう。横運動はわたしが下手なので、巻き乗り、半巻き、輪乗りの開閉でどうにか馬がトモを動かしてくれるようにします。 10分ほど常歩で動かして、速歩に移行。これもひどく悪くはないけれど、右トモが遅れる感じはあるなぁ。輪乗りで半周ごとに内方姿勢と反対姿勢を入れ替えてみたり、3歩ごとに斜め横足と腰内を入れ替えてみたり(これはわたしがとてもヘタなので、馬の首が内向いたり外向いたりする感じになってしまう。やろうとすることに意義がある! という程度のシロモノ)して、横の動きをひんぱんに入れ替えるようにします。そうしないとぐーちゃんも飽きるし。 このあと3課目Bの経路を回るつもりなので、とりあえず駈歩やっておかなくちゃな。グレイトは拍車に過敏な馬で、わたしは駈歩発進で必ず跳ねられてしまうのですが、最近は経路を踏む前にある程度跳ねさせてしまえば少しマシになるようになっています。 そういうつもりで駈歩発進してみると、あれ? 跳ねないじゃん。このところわたしのほうもぐーちゃんの駈歩に対する苦手意識を克服しつつあるものの、発進のときは跳ねられるものと思って心構えしているので、いくぶん拍子抜け。…と思ったらやっぱり数歩目で跳ねたのですが(笑)、でもその一発だけで、あとはホントに跳ねません。 シンプルチェンジで、常歩から駈歩にしたときにはちょっと跳ねそうな感じでもぐってみせるものの、それだけ。もしかしてアンタ、跳ねる元気がないだけと違うの? 駈歩をある程度やってから、速歩にして3課目Bの経路へ入ります。中央線から左手前で蹄跡に入り、斜め手前変換。再び中央線に入ってから、左右への巻き乗りの切り替えなんて、ぐーちゃんはさすがにうまい。 右手前で蹄跡に入って、再び斜め手前変換。あれ、少し歩度が伸ばせたかな。隅角もきっちり回ってくれて、A点で常歩。斜めに手前を換えると同時に、手綱を伸ばして常歩。これがたらっとなりやすいところなので、軽く鞭を使って前へ。今日は鞭に過剰反応しなくて楽だな。 H点で手綱を持ち直すところでハミから逃げそうになりますが、外方、内方の順でじとーっと手綱を握ってやると、まぁなんとか恐竜にはならずにすみました。C点から駈歩なので、そこまでにはなんとかしないとね。 C点で駈歩発進、あら思ったよりスムーズだわ。隅角に入るときに意識して内方の拍車を使ってみたのに、跳ねないなんていったいどうしたことだ。15mの輪乗りでちょこっと跳ねましたが、今までみたいにサドルホルダーがなければ空中に放り出されるような力強さはなく、すぐに座り込んで駈歩を続けられます。なんかやっぱり拍子抜け。 シンプルチェンジはやっぱり手綱をきっちり持てないので苦しいのですが、もともとグレイトが得意なのでどうにかしてくれました。そこから右手前の半巻き、反対駈歩、速歩、C点で再び駈歩。発進自体は問題ないと思ったのですが、なんだか後ろ足の動きにヘンな固さがある。もしかして後肢の調子が悪いか、それとも肢巻がほどけかけてるのかな? と少しはらはらし始めたころに、後ろがガタッとつまずいたような衝撃が。すると動きがスムーズになりました。 どこか馬に違和感があったんだろうと思っていたのですが、あとから相方に指摘されたところによると、c点での駈歩発進で反対駈歩が出ていた! それでそのまま続けようとしたら違和感があったわけです。反対駈歩が出ているのに気がつかないなんて、馬場乗りとしてはかなり恥ずかしい。だってグレイトの反対駈歩、乗りやすいんだもん…。 経路を終えてみると、もう次のレッスンが始まりそうな時間だったので、少しだけ歩かせて下馬。いったん馬繋場につなぎ、鞍を外してクールセンサー代わりのタオルケットをかけ、馬繋場の前の場所を少し歩かせます。運動後の常歩がほとんどできなかったし、コズミやすい馬なので、午後に使えなくなったら困る。 でもグレイトにとっては「おさんぽ♪」だったらしく、途中で草を見つけて食べようとしたり、わたしの背中に鼻をくっつけようとしたり、地味にはしゃいでました(笑)。 軽く手入れをして馬房に入れたあと、N子先生に「今日はなんだかずいぶん固かった」と報告すると、「動かしてないからでしょう。今週は寒暖の差が激しかったし」と言われました。それは確かにそうなんだよな。 それから雨がどんどん強くなり、夕方の馬場レッスンのころには本降りに。Nさんがグレイトに乗るのを見ていたら、グローブをしていなかったNさんが「手綱が滑るから軍手とって」と言います。わたしはグレイトの頭絡に革手綱をつけているので、雨が降ると革手綱って滑るんです。 雨も強くなってきたから馬を冷やすのもかわいそうだし、濡れた革手綱をケガしている手でしっかり握れる自信がないので、夕方に乗るのはやめました。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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