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(2008.5.17 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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平日は悪天候続きでしたが、週末にはすっかり天気が良くなり、いつものように日の出へ。今日も昼休みに半自馬グレイトに乗ることにしていますが、Nくん先生に聞いてみると、グレイトには平日誰も乗っていないということ(半自馬だからわたし以外の人が乗ることはできるんですが、難しい馬なので)。つまり先週わたしが乗ってから1週間、全く運動していないということで、いくら高齢馬でもそれは張ってるだろう。ぐーちゃんの場合、張ると同時に筋肉が固まる馬なので、ほぐす意味もあって調馬索からやることにしました。

今日は同じ時間にNさんが1人乗りすることになっていたので、聞いてみたら「小さいほうの馬場で乗りたいから、大きい馬場使っていいですよ」ということ。わたしは馬の調子を見て馬場経路を踏みたいので、お言葉に甘えて大きいほうで乗ることにしました。
早飼いをつけておいたグレイトを馬繋場に出して馬装。今日はけっこう虫がいるので、あらかじめ虫よけスプレーをしておきます。ぐーちゃんはスプレーを怖がるので、音が小さくあたりがマイルドな化粧用のスプレーボトルに詰め替えて使っているのですが、それでもバタバタします。虫を気にせず運動できるならスプレーしないけどねぇ。

12時になったので、馬場に追いムチや騎乗用の長鞭などを準備してからグレイトに調馬索をつけ、馬場に出します。
歩かせてみると、わたしの様子をうかがいながらですが普通に歩いてる。でもまぁどうせ張ってるんだろうから、速歩を出させる前に隣の馬場へ「跳ねるけどごめんねー」と声をかけると、Nさんが笑いながら「ダメです」と言った次の瞬間、グレイトが跳ねて駈歩をしようとしました。「そりゃムリだわ、張ってるもん」と言っているそばからまた跳ねる。まぁ、張ってる割にはこのくらいならかわいいもんだ。コイツは調馬索で跳ねるときは思い切りのいい横蹴り付きなので、そんなもん乗ってからやられたらかなわない。今のうちにどんどんやっといてちょうだい。
自分から駈歩しようとしたくせに、馬場が悪いところに来ると速歩に落ちようとするので、そういうときは追いムチで駈歩を続けさせます。

両手前で合計20分くらい回して、ようやく追いムチで跳ねなくなったので騎乗。まずは常歩で馬場をぐるりと歩かせてみたら、思ったより物見しない。でもどうせトモが固いはずなので、まずは常歩で10分弱、巻き乗りや輪乗りの開閉、斜め横足を入れてほぐします(腰内もやったつもりだけど、ヘタクソだからたぶんやったうちに入らない…)。
気がつくと残り時間がもう20分もないので、速歩に移行。速歩にするといきなりハミを受けてくれるんだけど、もう少し前に出さないとな。速歩でも輪乗りを開閉したり、輪乗りの中で内方姿勢と反対姿勢を入れ替えたりして、できるだけ横の動きを要求していきます。

最後に3課目Bを踏んで終わりにするつもりだけど、その前に駈歩やっとこう。どうせ駈歩発進で跳ねられるのですが(それはわたしの拍車が当たるせいだけど)、駈歩を続ければ少しは跳ねなくなることが最近わかったし。
輪乗りで駈歩をやってみると、当然のごとく発進で跳ねられましたが、まぁ動き自体は悪くなさそう。拍車が当たるのはわたしのひざが上がるせいなので、歩ごとにひざ(というか脚全体)を下げるようにして駈歩を続けてみます。
最初は馬場のぬかるんでいるところでもいちいち跳ねてくれましたが(それも拍車が当たるせい)、駈歩を続けているうちに跳ねなくなってきました。わたしがほぐれてヘンな力が抜けるのか、ぐーちゃんが諦めるのか(笑)はわからないけど、こうなるとグレイトの駈歩は実に乗りやすい。以前は全くできなかった駈歩でのハミ受けも、外方の拳さえ気をつけていればそれなりに形になってきたし。

残り10分を切ったので、3課目Bの経路に入ります。速歩で中央線に入り、敬礼を省略して直進。速歩パートは、斜め手前変換の線上でちょこっと伸びたし、わたしとしてはリズムもまあまあ(たぶんクラブハウスの中から見ていた先生は「もっと前に出さなきゃ」と言っていそうだけど)。
常歩パートから蹄跡に入り、C点で駈歩発進。あらら、失敗しちゃった。たらっと速歩が出たので止めてやり直すと、[違うじゃん]とばかりに跳ねをくらいました。わかってるからさぁ、少しはフォローとかしようよ。15mの巻き乗りでもまた跳ねましたが、これはそうでもない。
蹄跡を回ってきて、斜めに手前を換えてX点でシンプルチェンジ。駈歩から常歩に移行する瞬間に、右の手綱がすっと抜けていきそうになりました。右手中指の靱帯損傷がまだ完治していないので、しっかり握っていられないのです。抜けたといっても1cm程度なのですが、シンプルチェンジでは馬がハミに頼りたいだろうから、悪いことしたな。

踏み終わったら、もう次のレッスンが始まりそうな時間。手綱を伸ばして少しだけ速歩し、常歩をする時間がなかったのでそのまま下馬します。でもグレイトの息がまだ荒いし(わたしが乗ったあとにしては珍しい。いつもはケロッとしてる)、このまま馬房にしまったら筋肉痛になること請け合い。いったん馬繋場へ連れて行き、馬装解除してから、馬繋場の周りで少し引き馬してクーリングダウンしました。けっこう元気な歩様だし、アンタ運動が足りないかねぇ。夕方もう一回運動しよか。
そんなことを話しかけながら、馬繋場に入れて手入れしていたら、ぱらぱらと雨が落ち始めました。あまつさえ、けっこう大きな雷の音が。あまり近くはなかったけど、近づいてきたらヤダなあ。これだと夕方に乗れるか乗れないかわからないので、手入れもあんまり簡素にするわけにもいかず、足周りをきっちり手入れしたうえで、体全体にはブラシをかけておきました。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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