| ←481鞍目 | 482鞍目・中指とハンググライダー (2008.3.16 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
本日2鞍目は馬場経路レッスン。昼休みに乗ったときには鐙位置を矯正するためのゴムひもをつけていましたが、今度は試合の練習だからつけるのをやめとくか。 16時からのレッスンなので、15時半くらいからぼちぼち準備して、Kくん先生がハローがけを終えると同時にグレイトを連れて馬場へ。今日も相方と2人で交代に経路レッスンで、相方は琥珀に乗ることになっています。 待機馬場はビジターさんが使うので、本馬場をシェアしてフラットワーク。1〜2周常歩して、すぐに速歩に移行してみると、あまりにも簡単にグレイトがハミを受けたのでびっくり。彼は決して「持っただけで受ける」ような馬ではないのです。でも受けたはいいけど、すぐに巻き込んでしまいました。前進気勢が足りないんだよねぇ、やっぱりねぇ。 しかし気になるのは、自分の脚のバタつき。昼間、脚がバタつかないように固定して乗ってもあれだけ跳ねられたのに、こんなにバタバタした脚ではどうなることやら。 N子先生が「どっちからでもどうぞー」というので、相方に「どうする?」と聞いてみると、「先に行って」と言ったように聞こえたので、経路に入ろうとしたら、相方がなかなか馬場から出ていきません。「どっちなのよ、そっちが先にやるの?」と聞くと、ようやく馬場から出ていきました。入場の合図かかってるんだから、45秒過ぎちゃうだろうが。 速歩でA点から中央線に入り、Xで敬礼。 速歩発進で少し常歩が入ってしまいましたが、まぁ思ったより隅角は拾える。そして中間速歩を伸ばそうとしたら、鐙が深く入ってしまいました。これはひざが上がってる証拠。ふだん鐙が踏めているのは、ずいぶん矯正ゴムに助けられているんだなぁ。 駈歩に移行したとたん、脚のひどさがますます顕著に。どうも歩ごとに拍車が当たってしまうようで、拍車に過敏なグレイトがポンポン跳ねる。輪乗りで2回、蹄跡で2回くらいのペースで跳ねられてちゃ、ホントに試合どうすんだ。 そのくせ前に出せないので、隅角あたりで縮(つ)めると速歩まで落ちてしまい、それを戻そうと外方脚ではたくと、それで駈歩にはなるのですが、一発跳ねが入る。 2度目の経路もやっぱりそんな感じで、速歩だとハミもそれなりに受けるし、長蹄跡での中間速歩も少しは「伸びたふう」にできましたが、駈歩になると全然ダメ。昼に乗ったときには、左手前ならほとんど跳ねられなかったのに、もう左手前でもポンポン跳ねられてしまいます。 2回目を踏み終わると、ちょうどビジターさんのレッスンが終わって小さい馬場が空いたので、そっちに移動。もっと前に出す努力をしないとどうにもならんだろう、と思い、速歩でどんどん前に出すようにします。と言ってもわたしの推進ではタカが知れてるんだけど。 3回目の経路、今日はこれで最後なので少しは攻めて乗ろう。 敬礼後の速歩発進は、とりあえず一番マシにできたかな。3回目になると、斜め手前変換では、わたしが抑えさえしなければグレイトが勝手に伸びてくれる。でも、グレイトの本来の能力から言えば、もっと前に出せるはずだけど(先生に乗ってもらった直後の動きと比べるとねー)。 3湾曲で、先生に「前進気勢がないと、全ての評価が下がるよ!」と言われ、ハミの左右を切り替えるポイントで半減却といっしょに鞭。それでも大して伸ばせなかったけど、ライン取りだけはグレイトが正確にやってくれる。 常歩パートから手綱を持ち直し、C点から駈歩発進。あーね、やっぱり跳ねちゃうか。そのまま押し切って輪乗りに入りますが、M点近くでもう一度跳ねられ、鞍からお尻が浮きましたが、体を起こしながら座骨を鞍に落とし込み、そのまま駈歩を続けます。 輪乗りの半分を終えたあたりで前進気勢が足りなくなり、外方脚で軽く蹴飛ばしてみました。すると今度は、今までよりでかい、軽くひねりの入った跳ねが来て、上体が完全に跳ね上げられて宙に浮きました。いったんは馬の首の上にかぶさったものの、もう左半身が鞍から落ちてる。 ここまできてしまったら、瞬時に考えるのは、落ちないことよりも、いかに安全に落ちるか。とっさに手綱とサドルホルダーを握り、軽乗の要領でできるだけ馬にすがるようにして落ちたので、見事に足から着地。でもその瞬間、足よりも右手の指に痛みが走りました。手綱からまっちゃったかな。 でもそんなことを気にしているヒマはなくて、前に動き出そうとするグレイトの手綱を下からつかんで、「行くなっ」と一喝。とにかくすぐ乗り直して経路を続けることしか頭にありませんでしたが、踏み台がないと乗れそうにない。 そこへN子先生が飛んできてくれて、足上げで騎乗。右手で後橋をつかむのにも、けっこう痛いなぁ。ちょっとヤバいかも。 すぐに駈歩を出し、輪乗りから蹄跡へ。蹄跡ですら足場の悪いところにくると跳ねられてしまい、「うるさい、2度目はないよ!」と怒鳴ってしまうのは、馬よりも自分に対して。そうでもしないと、自分の弱気を吹き飛ばせない。 なのにぐーちゃんは長蹄跡でもガンガン跳ね、ちょうどサイン板を蹴っ飛ばしてしまい、自分でその音に驚いて横っ飛びする始末。まぁこのくらいの横っ飛びなら落ちる気はしないし、無視して続けるよりない。 N子先生が「下なんか見えたってなんもいいことない! アゴが上がったっていいから、空見てなさい、空! 後で雲がどんな形してたか聞くよ!」と言うので、ひたすら空を見ながら駈歩で経路を踏みます。やっぱり跳ねるのは跳ねるけど、先生の言うとおり、視線が高ければ姿勢を保ちやすい。 あ、ハンググライダー。東の空から、ハンググライダーが近づいてくるのが見えました。速歩で半巻き乗り、直進して停止、敬礼。答礼しながら「お疲れさまでした」と言ってくれた先生に「ハンググライダーが飛んでる」と言うと、「そんだけ余裕がありゃ大丈夫」。 しかし手綱を伸ばしてみると、右手の中指がズキズキする。これは割とヤバいかも、と思い、外せなくなる前にグローブを外しておきます。どうせすぐにNくん先生が乗ってくれる予定だったから、下馬させてもらおうと小さい馬場に出ると、Nくん先生の前にO先生が乗ると言うので、グレイトを預けて手近の水道へ。 なんだか指が曲がっているようにも見えるし、冷やすのをやめると即時にズキズキと痛みます。こりゃ、ヒビくらいいったかな〜。って、来週試合なんだけど! 私物ロッカーにしまってあったアイシングバッグに氷を入れ、冷やし冷やしNくん先生がグレイトに乗っているところを見学。やっぱりNくん先生が乗ると跳ねないんだよねぇ。わたしより30cmくらい背が高いNくん先生と比べると、体重とか拍車の当たる位置だとかハンデも確かにあるんだけど、最大の問題はわたしの座りが甘いことなんだわ。 指のアイシングを続けつつ、上がってきたぐーちゃんの手入れ。ぐーちゃんをしまって夕飼いをつけ、馬具の手入れと自分の着替えを全部済ませてクラブハウスに戻り、自分の指を見てびっくり。1.2倍くらいの太さになってるし、指全体が青いんですけど! 翌日は日曜で病院は休みなので自分でアイシングし、翌々日に行きつけの整形外科へ。やっぱり医師も亀裂骨折を疑ったようで、すぐさまレントゲンを撮って念入りに見てくれましたが、骨は異常なし。ただし、第一関節を捻挫していて、指の側副靱帯を損傷しているようだとの診断を下されました。 治療法はとにかく固定しておくしかないそうですが、「副え木で固めるのはいやでしょ?」と医師に聞かれ、「イヤですっ」と元気に答えると、「じゃあこれで固めてあげる」と、薄いメッシュのプラ板のようなもので固定してくれました(写真参照)。このメッシュ、ギブスとは違って、このままお風呂にも入れるスグレモノ。これなら来週の試合で乗れるかも!(乗る気だし…。) |
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![]() これが通院直後の中指。 この白いの、60℃で変形する医療器具だそうで、お湯でやわらかくしてくるっと巻いてもらい、冷えたらカチカチになりました。 |
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