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(2008.3.1 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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3月に入り、そろそろ花粉も飛び始めた土曜日。月末に馬場の試合のやり直しがあるので、今日は夕方に馬場レッスンを入れています。その前に、フラットワーク代わりに昼休みを使って半自馬グレイトを動かしておくつもり。
日の出乗馬倶楽部に到着してから、11時すぎにグレイトに早飼いをつけ、自分も早めに昼食をとります。
その前の時間のレッスンを見ているとずいぶん風が強いようで、パイロンと虎パイプ(工事現場にあるようなやつ)で作ったラチがぱたぱた倒れています。先週もたいへんな強風だったけど、今日もあんまりいいコンディションじゃないなぁ。

2時前にグレイトを馬房に迎えに行き、馬繋場に連れ出して馬装。もうあったかくなってきたからエクササイズシートは使わなくてもいいや。
小さい馬場に出て騎乗し、まずは常歩で馬場の一番奥(左図で左辺、道路側)まで行って1周。グレイトは物見したそうだったけど、だからってそっちに行かないでいると、夕方に馬場踏めなくなるし。
一回りして戻ってくると、鏡の前あたりの蹄跡は雪解けのぬかるみになっていて、砂ならいいんだけど土が露出してニュルニュルになってる。こんなとこ踏んだら、昨日打ち換えたばかりの蹄鉄が取れちゃう、と思って蹄跡は避けて運動することにしました。

常歩で横運動を入れているつもりですが、わたしがヘタくそなのでグレイトはなかなか集中してくれず、風が強いこともあってきょろきょろしてる。さっさと速歩にしちゃったほうが集中するかなと思い、速歩を出してみます。
すると何歩もいかないうちに、小さく飛び跳ねて駈歩しようとしました。とっさに「いい加減にしなさいっ!」と怒鳴りつけるとすぐ止めるあたり、確実に甘ったれて跳ねてる。子どもかっつーの、あんた21のじいさんじゃないの。
速歩しながら周りを見ると、厩舎のほうでブルーシートが風にあおられ、がさがさと転がっていくのが見えました。あんなのが馬場に転がってきたらえらいことなので、相方を呼んで片付けてもらいました。まぁ今パタついたのは、そのせいじゃないと思うけど。

速歩にしてもなかなかリズムが一定せず、足下が悪いところで少しパタつこうとしたり、止まろうとしたりします。それでも下手なりに斜め横足や腰内を入れてみると、まあまあハミを受けて動き出したかな(まだ少しもたれてる感があるけど)。
少し駈歩しとくか、と常歩から発進したら、案の定パカンと跳ねました。そのまま推しきって駈歩を続けてはみたものの、そんなにいい感じではなかったので、外方脚でぽんと蹴って前に出そうとしたら、グレイトがキレ気味にボンと両後肢を振り上げて跳ね上がりました。
わたしはその勢いで鞍の前に投げ出されてしまい、でもとっさにサドルホルダーをつかんだので、首の上にかぶさる感じに。完全に鐙が外れているし、お尻も鞍からずれているし、落ちちゃおうかなーと思ったのですが、周りに誰もいないときに落ちて放馬したら面倒だな、と瞬間的に思い直し、サドルホルダーを頼りに体を起こして、そのまま座骨を入れて駈歩しながら鐙をはきました。
クラブハウスから一部始終を見ていたI野先生によると、わたしの足の裏が完全に返っていた(上向きになっていた)から、「絶対落ちると思ったけど、さすがに立て直しが早かったなぁ」ということでした。良く見てますねぇ。

こういうことがあると、駈歩するのは気後れするのがわたしの悪いクセ(だからナメられるんだわな…)。残り時間は速歩で輪乗りすることにしました。
動きそのものは悪くないんだけど、ふとした拍子にすぐハミから逃げ、とくに左手前だとクビをひねってしまいます。わりと右のハミをとらせにくい馬ではあるんだけど、わたしが真っ直ぐに推してないときにそうなりやすいかも。わたしの推進そんなにバラバラですか。ヘコむなぁ。
なーんとなくヘコんだまま沈静し、下馬して馬繋場へ。グレイトに「待ってなさいね」と言い聞かせて、長靴を脱ぎにクラブハウスへ行くと、まだブーツジャックにかかとをかけもしないうちに「ぶひひひひひひ〜!!」とすごい鳴き声。あぁもう、なんでこんな少しの間も待ってくれないかな、あたしヘコんでんのに。
手入れ用の靴に履き替えて馬繋場へ戻ると、ぐーちゃんはものすごく甘えて来ました。あんたねぇ、そんなに鳴くほどわたしのことが好きなら、ちょっとはフォローとかしてくれてもいいんじゃないの?

夕方に馬場を踏むつもりなので、手入れはそこそこにして馬房に戻しました。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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