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(2008.2.23 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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もう春が来たかな? と思えるほど温かく、晴天の土曜日。でも天気予報では午後から強風で、夜から急に冷え込むんだとか。
日の出乗馬倶楽部に10時すぎに到着し、昼休みに半自馬グレイトに乗ることにして早飼いをつけておきました。今日はあったかいから、乗り終わったら試合に備えてしっぽを洗ってやるかな。

グレイトがひどい跛行を出してから2週間経ちますが、3日前にNくん先生が乗ってみた感想では「ちょっと肩は気にしてたけど、ほとんど問題ないです」ということ。先週は速歩までしかやらなかったけど、それなら今日は駈歩もやれるだろう。
12時から馬場に出るべく、20分くらい前にグレイトの馬房へ迎えに行きます。ここ2週ほどは飼いを食べるスピードも遅かったのですが(もともと遅いけど)、今日はきちんと平らげているので、調子は悪くないのでしょう。
馬繋場に出して、肢巻を巻きながら肢の状態をチェックすると、もう熱はなさそうです。今日はあったかいのでエクササイズシートを使うのはやめ、普通に馬装して馬場に出ます。
馬場では、直前まで別のレッスンを見ていたI野先生が待ってくださっていて、騎乗補助してもらいました。

真ん中の馬場に出て、常歩開始。先週よりも前に出しやすいし、歩様もとくにおかしなところはなさそうです。少しずつ斜め横足を入れたり、半巻きや巻き乗りを入れて右トモをほぐせるようにがんばってみます。
10分くらい常歩してから、調子が良さそうなので速歩に移行。すると、いくらもたたないうちにハミを受け始めたのでびっくり。先週みたいに、肩がきついからハミにもたれてくるのかな? と思ったけどそうでもないようで、カンペキではないけど60%くらいは受けてる。
右トモを動かしたいので、左手前の巻き乗りや半巻きを多めに入れていきますが、やっぱり少し遅れてしまいます。さすがに反対半巻きはきつかったらしく、速歩を維持しきれませんでした。

隣の、道路側の端の馬場とはラチで仕切ってありましたが、蹄跡だけラチを開けておいたので、隣の馬場に出てみることにしました。ところが、隣の馬場に出たとたん、グレイトがきょときょとし始めました。まぁコイツはこっちの馬場はもともと嫌いだし、今日は風が強いからなぁ。もとの馬場とこっちを往復して少しずつ慣らすか、と半巻きしてもとの馬場に戻ろうとしたとき、ぐーちゃんが急にバタついて、パッと駈歩で逃げ出そうとしました。あーはいはい、やっぱりやったか。風で音がしたか、ハローがけ用のトラクターがいつもと違う位置にあるのが怖かったか、まぁどっちかだろう。
つーかアンタ、今駈歩したね。もう調子悪いとか肢痛いとかいう言い訳は聞いてやんないぞ。

もとの馬場に戻って少し落ち着かせる(というか集中させる)ために輪乗りで軽速歩し、途中でわざと2回お尻をついて反対手前にします。これをやると人間もやりにくいけど馬も走りにくいらしく、正常な手前に戻したときに動かしやすくなります。
そこからいったん常歩に落とし、C点にあたる位置から駈歩発進。たらっとした駈歩だったので、外方脚で馬体をはたいたら、ぱこんと跳ねました。なんだよ、跳ねるだけの元気があるんじゃん。ここは強気でいかないと、と思ってもう一度はたくと、また跳ねる。まあいいや、その勢いで前に出てちょうだい。
それなりに駈歩が続くようになったので、シンプルチェンジしようかと思いましたが、さすがに復帰したばかりの馬には負担が大きいか。普通に速歩から常歩に落とし、手前を換えて常歩から駈歩発進。左手前は、右トモを気にするぐーちゃんは少し苦手なはずですが、まあ右手前と同じように元気だし、同じように外方脚ではたくと跳ねる(笑)。
跛行を出す前に乗ったときには、外方の拍車で蹴っても跳ねなかったんだけどな。あれはやっぱり先生に下乗りしてもらったからだったんでしょうか。

左右とも何周か駈歩して、また速歩に移行。速歩にしてみると、右トモがわずかに遅れ、そのせいか左右の高さが少し違っていて、右が少し高いように感じます。まぁ右トモが入ってこないんなら右半身が沈まないのは当たり前だけど。アンタさんざん跳ねといて、今さら肢痛いとか言ったって知らないわよ。
そのせいかどうかはわかりませんが、なんだか急にハミから逃げるようになりました。巻き乗りなどを入れると戻るように思えるのですが、股の下の感触をよくよく考えてみるとトモが外に逃げていて、こんなの内方姿勢じゃない。外方脚でつつくと、しばらくは内方に屈曲しているのですが、また少しずつ屈曲をやめていきます。あたしの外方が弱いのは認めるけどさ、アンタも頑固だねぇ。

ちゃんとハミがフラットになったところで終わろうと思うのですが、なかなか狙い通りにはいきません。でも時間もあるので、どうにかこれで、というところで終了し、手綱を伸ばした常歩で沈静。
下馬して馬繋場に連れて行き、まずは足周りの手入れ。それからしっぽを洗ってやろうと、バケツにお湯を汲みに行ったら、ぐーちゃんがまた倶楽部中に響きわたる声で呼ぶし…。
汲んできたお湯に馬用シャンプーを溶かし、バケツごとしっぽのところに持っていって、しっぽの先から少しずつお湯につけます。ぐーちゃんは最初こそ何も言わなかったものの、だんだんバケツが上に上がってくるにつれて怖くて仕方なくなってきたようで、トモが蹴りたそうに浮いてきました。
その時点で「こら」と言うと、慌てて足を下ろしますが、今度は反対側のトモが浮いてくる。それも叱ると、もうどうしていいかわからなくなったのか、じりじり前に出始めました。わたしがいなければ何も考えずに蹴り飛ばしてるんだろうけど、わたしを蹴るとこっぴどく怒られたのが一応身にしみてるらしい。
それにしても競技馬のくせに、しかも競走馬の経験もあるくせに、しっぽ洗うのなんか日常茶飯事じゃないのかねぇ。バケツ以外の方法、なんか考えなきゃダメだなぁ。

手入れしている間に風がますますひどくなったのも、グレイトが落ち着かない一因かも。馬房に戻してやると落ち着くかというと、全くそんなことはなく、ときどき馬房からもでかい声で呼ばれました。甘ったれめ…。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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