| ←473鞍目 | 474鞍目・いっしょに試合へ (2008.2.2 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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今日の2鞍目は、久しぶりの馬場レッスン。相方も来週の試合で馬場に出ると言うので、2人で交代で踏むことになりました。 Kくん先生がハローがけをしてくれたので、終わるのを待って馬場へ。この時間は小さい馬場にビジターレッスンが入っているので、待機馬場はなし。20×40mの馬場を相方とシェアしてフラットワークをします。 ある程度動かしたところで、「いけるほうから入んなー」とN子先生の声。あたしはもう少し動かしたいなぁ、と思ったのを見透かされたように「ダンナさんから行こうか」と言われたので、わたしは馬場の外に出ます。とは言っても待機馬場はないので、馬場の周りの通路に出るよりない。ここで常歩なんかしていても馬を前に出せるわけではないので(できりゃいいんだけどね)、狭い通路を往復して速歩します。 相方の経路が終わるのと入れ替わりに入場門へ向かうと、先生が「2? 3?」と聞いてきたので「2でいきます」と返事。もし来週グレイトを連れていけるなら2課目にしようと思ったので(連れていけないなら出ないつもりだし)。 A点から入場しようとすると、グレイトが何を見たのか軽く反抗しました。ここで反抗するなんて滅多にないんだけどな。おかげで一発では入れず、もう一度馬を回してから速歩で入場。入場してX点で停止・敬礼、右手前で速歩発進。斜め手前変換から3湾曲。3湾曲はライン取りと左右の切り替えがポイントになりますが、これはグレイトが良く知っているのでミスしようがない(ただし、ちゃんと前に出していないとやってくれないけど)。 A点で常歩に落とし、斜めに手前を換えて手綱を伸ばした常歩。手綱を持ち直してC点から駈歩発進すると、少し失敗。慌ててやり直したせいで拍車が入ってしまったらしく、グレイトが尻っぱねします。輪乗りも蹄跡も、何かと言えばポンポン跳ねるのは、やっぱり今日は鐙をゴムで結んでないせいだなぁ。つまり脚がバタバタするから、拍車が当たるのをイヤがられるわけです。 斜めに手前を換え、X点で速歩に落とすところでうっかりシンプルチェンジしそうになりました。ヤバいなぁ、3課目とごっちゃになってるじゃん。 とりあえず一通り回ってきて先生に言われたのは、予想通り「前進気勢が足りん」。ですよねぇ。相方と交代して、通路で速歩していると、ぐーちゃんの元馬主であるT医師がやってきて、いろいろとアドバイスしてくれます。手放したと言っても元は自分の馬だし、T先生は某大学馬術部のコーチを務めるほどの人だから、わたしの度胸のない乗りが歯がゆいんだろうなぁ。 2度目の経路は、1度目よりはマシというものの、やっぱり駈歩で跳ねられるし、前進気勢もイマイチ。踏み終わったときにちょうど隣のビジターレッスンが終わり、小さい馬場が空いたのでそっちに移動。すると再びT先生が現れ、「ちょっと駈歩してごらん?」と言いながら、ビジターレッスンで使ったまま馬場に置いてあった追い鞭を手に取りました。 げ、追い鞭ってぐーちゃん、最初は絶対跳ねて反抗するんだよなぁ。…ほらやった。でもこれさえやり過ごしてしまえば後は大丈夫なこともわかっているので、そのまま駈歩を続けてみます。まるで調馬索みたいで、ぐーちゃんの動きもスムーズになってきたぞ。 そうするうちに、相方は経路を踏み終わったよう。N子先生がこっちの馬場に向かって「KYOKOさんっ!」と呼ぶので、さっさと本馬場に入れと言われるのかと思ったら、「KYO〜KOさん、こっちへいらっしゃい! ちょっと乗ってあげるから!」と、踏み台を持って馬場に入ってくるN子先生。それはありがたい。 先生が乗ると、ぐーちゃんが[ヤバいヤバい]という顔になってさかさか動いてる。それでも駈歩で地味な反抗をしてみたりして、余計怒られてる。見ていると、先生が左手前で「こっちだよ、こっちだよ」と言いながら小さめの巻き乗りをしている。やっぱり右のハミを取りにくいのかな、先生がやっても。 (あとで聞いたら、右トモの動きが悪いから右ハミに乗りにくいんだそうだけど、ちとピンとこなかった。) 先生が下馬したら間髪入れずに乗って、経路を回ってみました。斜め手前変換は駈歩が出そうなくらい伸びるわ、隅角はラチを蹴りそうなくらい踏み込むわ、まるでうまい人になったと勘違いしちゃうくらいのいい動き。 でも駈歩で軽く反抗されそうになって、N子先生が「外方蹴とばせ!」というので、外方脚でぽんと馬体をはたきます。それでもまだ反抗してきたので、暴れてもいいや、と覚悟を決めて外方の拍車で蹴っ飛ばしたら、意外にもぐーちゃんは反抗せずに駈歩で前に出るようになりました。あれっ? 経路を踏み終えると、N子先生は「あとは自分で好きな運動しな、自分の馬なんだから」と言いながらも、いろいろと指導してくれます。 「駈歩は座骨を外方から内方に転がすの」「外方から内方?」「そうよ。馬の動き考えりゃわかるでしょ」あ、ホントだ。「で、ダメなら歩ごとに外方で叩く。なんでかっていうとね、カッコつけて内方脚使うと、かえって内方の座骨が浮くんだよ。外方で蹴ろうとすると、内方の座骨は浮きようがない。ちょっと駈歩やってみな」ということで、輪乗りで駈歩。 最初はどうもタイミングが合わなかったのですが、何度かやるうちに発進は楽になってきました。「速歩に落ちそうになったら外方蹴っ飛ばす! 拍車使ってもいいぞ」と言われ、思い切って外方の拍車で蹴っ飛ばしてみると、拍車嫌いのぐーちゃんが跳ねてこない。「ほら荒れないでしょ。そのタイミングだよ」 この際、跳ねられても仕方ないやと思いながら外方の鐙を外し、ふくらはぎで歩ごとに蹴ると、なんか調子よく駈歩が続くし、しかもきっちりハミを受けてる。わたし駈歩でのハミ受けがかなりヘタなので、ちょっとびっくりしました。 下馬して馬繋場に連れていき、来週の試合に備えて念入りに手入れをしていると、O先生がやってきて「もう少ししたら獣医さん来るから」と教えてくれました。来週、試合会場の八王子乗馬倶楽部な入厩するためには、馬インフルエンザの陰性証明が必要なので来てもらったのです。 ゆっくりぐーちゃんの手入れをしていると(そのほうが、ぐーちゃんもわたしに甘える時間ができるので機嫌がいい)、獣医さんがやってきました。インフルエンザの検査といっても、鼻の穴に綿棒を入れて鼻水を採取するだけなのですが、ビビりのぐーちゃんは[この人何するの〜! 殺される〜!]と大暴れ。このままでは馬繋場の鎖を切ってしまうので、Kくん先生と相方に馬繋場から出して引き手で保定してもらい、ようやく鼻水を採取してもらえました。 検査の結果は陰性。これであとは、先方の入厩許可を待つだけです。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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