| ←470鞍目 | 471鞍目・軽乗2回目 (2008.1.26 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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今日は昼過ぎからY先生の軽乗会。相方はその前に1鞍乗るそうなので、いつもの時間に日の出乗馬倶楽部に向かいます。 今週は週の半ばに都心でもチラリと雪が降ったのですが、山間部にある日の出ではチラリどころではなかったようで、馬場の脇には雪山が。Kくん先生とNくん先生が必死で雪かきしてくれたそうで馬場には雪はありませんでしたが、どこからどう見ても凍結してる。 昼ごろに到着されたY先生も、馬場を一瞥して「駈歩はしない」とおっしゃったそうで、今日の軽乗は速歩のみとなりました。 昼過ぎ、軽乗用の馬装をされたポテトを引いて、Y先生が馬場へ出てきました。ポテト(本名は「ゴールドウィナー」…だったはず)はまだ5歳のかわいいチビで、サラですが競馬調教を受けずにうちに来て、Y先生が軽乗の調教を入れている最中です。 今日の参加者は8名ほどで、何度か参加している人から先にやってもらい、今日で2度目のわたしは後のほうにまわしてもらいました。 わたしの順番が来て、調馬索のついたポテトを停止させてからNくん先生に足上げしてもらい、騎乗します。といっても軽乗鞍は腹帯にハンドルがついた態のものなので、ほとんど裸馬に近い感じ。当然鐙はなく、足上げしてもらいながら右足はぽーんと高く降り上げないとまたがれません。 またがってすぐ、Y先生がポテトに速歩を出させました。先生はとくに細かい指示は出さず、自分でいろいろやってみろという方針。なので、自分で片手ずつ手離しでバランスを取ってみていると、先生が「両手持っていいから、ケツ上げて乗れ」と言います。ケツ上げる? この状態で2ポイント? と混乱していると、先生に「そうでねぇ」と怒られる始末。先生の津軽弁を総合すると、どうやら上げるのはお尻ではなくモモとひざだったみたいで、ひざをたたんでお尻より高く上げ、体育座りみたいにして乗ってろということだったらしい。 そうやって乗ると、イヤでも座骨しか馬と接しない。それで上体を起こしてバランスを取ってみると、ストンと自分の体重が座骨にストレートに落ちていく感じ。Y先生からは、さらに「外の肩が出ている」と言われ、外方の肩を引いたつもりでもまだ何度も「肩が出てるんだヨ」と怒られるので、自分で思っているよりも相当引かないといけないらしい。あ、<よーいドン>か。 それでようやく「そのバランス」と言ってもらえました。わたしのバランスは、座骨の前に腰で一度体重を受けちゃっているそうで、そのバランスは競技に出るバランスではなく落馬するバランスだと言われました(余談:九州出身のわたしには先生の津軽弁はホントに難しいんですけど、馬に関する注意はさくっと理解できちゃうのは何でだろ?)。 「そのまま足下ろしていいよ」と言われて足を下ろし、普通の騎乗姿勢にすると、座骨がさっきと同じ感覚じゃない。内方に乗り過ぎか、上体を倒せばいいのかいろいろ試してみましたが、どうもうまくいかないので「もう一回やってもいいですか」と聞くと「何回でもやっていい」ということだったので、また体育座りでやってみては足を下ろし、バランスがわからなくなったらまた体育座り、とやっているうちに持ち時間が終わってしまいました。もうちょっと感覚をつかみたかったなぁ。 今度はNくん先生の指導で、ポテトを停止させた状態での飛び乗り練習。これはハンドルをつかみ、右足を振り子のように振りながらタイミングをとり、左足でジャンプしながら右足を跳ね上げて馬の背中に引っかける、という乗り方。なんとかつま先がポテトの背中に届くところまではいくのですが、そこから上体を持ち上げることができず、Nくん先生に手を添えてもらってようやく騎乗できました。 そこからハンドルを持って、腕立て伏せの形で体を浮かし、馬のお尻の上でかかとを打ち合わせる(うーん、わからない人は全乗振のテキストを見てください)のにチャレンジし、同じやり方で飛び降り。 次はKくん先生の調馬索で、ポテトの駈歩にチャレンジ。ポテトは(たぶんまだ後肢の使い方が上手じゃないからだと思うけど)駈歩の出にくい馬で、先生の追い鞭もないので誰がやっても駈歩が出ない。わたしの番が回ってきたときには、駈歩どころか速歩すら出せず、結局駈歩が出せたのはNくん先生だけでした。 最後に、速歩からの飛び乗りができる人だけで、交互にどんどん乗り替わっていく練習をしましたが、わたしは飛び乗りができないので見学組。 と思ったら、一段落したところで「飛び乗りができない人でもチャレンジしていいよ」タイムになり、なぜかNくん先生からご指名を受けてしまってチャレンジすることになりました。速歩で回っている馬の肩にくっつくようにして、軽乗鞍のハンドルを握っていっしょに走り、タイミングを計って飛び乗り。すると右足のつま先は馬の背中に引っかかったのですが、体を持ち上げることができなかったのでいったん足を下ろしました。 またいっしょに走りながら再チャレンジしましたが、今度はさっきよりも足が上がらない。Y先生に「馬より前に出ないと乗れねえんだヨ」と言われるのですが、軽乗鞍のハンドルを持った状態でどうやったらここから前に出られるのかわからない。タイミングを計れないまま、馬といっしょに5周ばかり走り、ついに息が切れて「すみません、やめます」と馬から離れました。 そのまま馬場を出ると、冷たく乾燥した空気をたくさん吸ったせいか、気管支の奥まで痛い…。軽乗はこれで終わりになりましたが、さっきから半自馬グレイトがじ〜っとわたしのことを見ているのです。乗らないわけにはいかないって。 夕方、小さいほうの馬場が空いたので、馬装したグレイトを連れ出し、騎乗。でも、実はこの時点で生理痛は限界近く、おまけに持病の片頭痛発作まで出てきてしまい(この2つはだいたいリンクしてる)、ちっともしっかり乗ってあげられません。 10分くらい常歩、15分ぐらい速歩したところで、こりゃもう限界だわと思って常歩で手綱を伸ばしたら、N子先生が「もうすぐあっちの馬場空くから移動しな。いくぶん向こうのほうが乗りやすいよ」と声をかけてきました。「そろそろ降りようと思うんだけど、体力的に」と返事すると、「何言ってんの」とたしなめられてしまい、そう言われると降りにくい。 仕方ないので、隣の馬場が空くまで速歩するか、と手綱を持ち直した瞬間、ぐーちゃんがスカッとハミを受けてきました。あれ、なんじゃこりゃ。さっきまで中途半端にハミから逃げていたのに、なんで急に。その状態で速歩を出してみると、きちっとハミを受けたまま前に出ます。でも少し手が重いかなぁ。 ちょうど近くを通ったO先生が、「かなりいい感じでハミ受けできてるじゃない。そこまでいったら、もう少し手綱をつめていってもいいと思うよ」とアドバイスしてくれたので、「ハミは受けてますけど、ちょっともたれてる感があるんですよね」と言うと、「それを解消するのは前進気勢の問題」だそうです。うーん、やっぱりそこか。 あまりにも馬場がカチカチだったので駈歩はしませんでしたが、でもやっぱり軽乗のあとは、ちょっといい感じで乗れたりしますね。 ところが沈静の常歩中、片頭痛の発作。あわててヘルメットをゆるめたのですが、あんまり効果がなく、結局レルパックス(片頭痛の医療用治療薬)を飲む羽目になってしまいました。この薬でその場はどうにかなるものの、片頭痛の発作は一度出てしまうと数日続きます。困ったな、明日も乗るんだけどなー。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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