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(2007.12.8 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日もいつものように日の出へ。月末が試合なので、夕方に馬場経路レッスンを入れていますが、その前に半自馬グレイト(と自分)をほぐす意味で、昼休みに調馬索をかけて乗ることにしました。
グレイトに早めに昼飼いをつけておき、12時前に馬房に迎えに行きます。この馬房は扉が勝手に閉じてきてしまうので、開けたら横の柱にひもで結わえ付けることになっています。わたしが扉を結わえ付けていると、ぐーちゃんはまだ飼い桶がぶら下がっているのに、わたしに向かって出てこようとします。
片手でそれを制しながら扉を固定し、飼い桶を外して無口をかけます。ぐーちゃんの首が完全に馬房の外に出ていたので、馬房に1歩も入らずに無口をかけられちゃった(笑)。

軽く手入れをして馬装し、調馬索をつけて馬場へ。左手前で、常歩を少し多めにやってから速歩に移行します。できるだけ大きな速歩をさせようと思うのですが、ちょっと鞭を使いすぎると駈歩に逃げてしまう。
駈歩に移行する前に一度常歩に落とそうとしたら、速歩の歩度は落ちるのですが、なかなか常歩に落ちません。もしかしてアンタ、張ってる?
駈歩にしてみると、予想通り跳ねるんですが、いっそ跳ねた勢いで駈歩を続けさせたほうが、ちゃんと走ることもわかってきました(いや、もっとちゃんとした駈歩を出させる方法があるんだろうけどね)。

右手前に調馬索を付け換え、追い鞭をもつと、すぐにぐーちゃんが速歩をし始めました。まだ常歩でいいよ、と言ってもなかなか止まらない。珍しく追い鞭を見てるかな。
この調子ならさぞ駈歩はポンポン跳ねるだろうと思いきや、意外と普通の駈歩。数周走らせて、速歩を入れてから調馬索をやめ、乗ることにしました。

通りかかったKくん先生に補助してもらって騎乗。まずは常歩でちゃんと歩かせようと思い、速歩が出る寸前の常歩にしますが、それを維持するのはかなり大変。常歩で巻き乗りや斜め横足を入れていくと、まぁ40%くらいはハミを受けてきてるかな。
軽速歩にして少し前に出してから、速歩で横運動。と言ってもわたしは横運動がたいそうヘタなので、馬に伝わってるんだかいないんだか。
そこへ通りかかったN子先生に、「同じことばっかりやってると、その馬飽きるよ」と言われました。「…あのぅ、さっきから斜め横足とか腰内とか一応入れてるつもりなんですけど」「え、そう? 全然わかんないよ」がっくり…。蹄跡を使って斜め横足していたせいではなくて、先生から見て馬がまるで屈曲してなかったということ。

この馬場は20×12m程度の大きさなので、いっぱいに使って8の字乗りをしてみます。
横運動がダメなら巻き乗りや半巻きを繰り返すのが、馬のトモを入れる手っ取り早い方法ですが、今日のグレイトは8の字が交差する地点(=馬の内方と外方を入れ替える地点)でいちいち止まろうとします。馬場が少し盛り上がっているせいかな、と思ったけど、どうも止まりたがるのは一定の向きだけのよう。隣の馬場に向いたとき(左図で左方向)は止まらないのに、厩舎側(左図で右方向)に向くと必ず止まりたがる。もしかして物見してんのかね。
馬場の横の通路を人が通っただけでいちいち肩が構えるし、今日はかなり集中力に欠けてる感じ。

そうは言いながらも、だいぶハミを受けてきているので、ちょっと駈歩を入れてみます。うむむ、なんだかあんまりうまくいかないぞ。駈歩が出ないわけじゃないし、大して跳ねられもしないのですが、全然推しきれない。なんだかちぐはぐ感のある駈歩だし、持続しにくい。
適当なところで駈歩をやめ、速歩に戻してみました。さすがに駈歩のあとの速歩は前に出しやすく、前に出ている分だけハミを追ってきちんと動く。なんだか、拳に伝わってくる感じが歩ごとに右、左と揺れるので、馬が首を振っているのかと思って下を見ると、そういうことではないみたい。あとで先生に聞いてみると、「そりゃ知ってる馬だからだよ」ということ。「へ?」「ハミ知ってるから」つまり、ちゃんとハミを受けて動いていたので、馬の動きに合わせて、ほんのわずかだけどハミのバランスが歩ごとに左右に移動していたらしい。でも本当にわずかな動きだったので、それがわかるようになっただけでも嬉しいかも。

今日は夕方に馬場経路レッスンをするつもりなので、ツメだけ洗ってりんごをあげたあとは、ぐーちゃんの肩まわりをすこしだけストレッチ。これで夕方はちゃんと動いてくれるといいんですけどね。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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