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(2007.12.2 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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ぐーちゃん、ほへ〜
カメラを向けるといつも眉間にシワがよるグレイトなのに、このときは珍しく「ほへ〜」とした顔。トモのマッサージ中です。


今週は土曜に関東装蹄師会の馬学講座に参加したため、日曜日に日の出へ。今日は昼休みにフリーで乗ってから、珍しく部班に入れてもらう気で予約を入れていたのですが、なんだか持病の片頭痛の発作が出そう。こういうときは本来運動を控えるべきなのですが、半自馬だから好きな時間に乗れるのをいいことに、部班はキャンセルして昼休みだけ乗ることにしました。
わたしの半自馬グレイトにはさっきまでSくんが乗っていたようで、さっそく馬繋場にかまいに行ってみると、Sくんが「今日はバカみたいに汗かいてるんだけど」と言うとおり、ぐーちゃんがけっこう汗をかいています。まぁSくんはわたしよりはるかにちゃんと馬を動かせる人だし、今日が少し暖かいせいもあるかもしれないけど、エクササイズシートも使わずにこれだけ汗かくか。「なんか心配になるくらいだよね」とSくんも言うほどだけど、まぁ汗をかくのは悪いことではないはず。

とにかく汗をきっちり拭いて、馬房に入れておいてもらいます。わたしは12時から乗るつもりなので、グレイトに早飼いをつけて自分も早弁。
12時少し前に馬房に迎えに行くと、ぐーちゃんはまだ食べ終わっていませんでしたが(ホントに食べるの遅いな…)、扉を開けて飼い桶を下ろすと、とくに未練もないようです。
馬繋場に連れ出して馬装し、調馬索をつけて馬場へ。まずは左手前から常歩で数周回し、常歩の歩度を伸ばしてみようかなーと思って鞭を使うと速歩になってしまいました。そりゃそうだよな、調馬索で速歩に逃げるなというのが無理な話。

速歩ももっとシャキシャキやらないといけないんですが、グレイトはどうしてもわたしの顔を見い見い走ろうとする。
それを馬場の外から見ていたSくんが、「なんかのどかな調馬索。速歩もっと動かそうとしたらピッチ上がるだけになっちゃう?」というので、がんばって追い鞭を使って前に出そうとしてみましたが、大きく歩かせるのは難しい。
駈歩をさせてみると、何かの拍子に跳ねたがるので、そのまま前に出すとそれなりの駈歩にはなるのですが、すぐ速歩に落ちたがる。真面目にやんなさいよ。

15分ほど回してから騎乗。まずは常歩で大きく歩かせようとしてみますが、どうものったりした常歩になってしまいます。
真ん中の馬場に移動して、軽速歩。ある程度前に出したところで速歩にして、斜め横足や腰内を入れていきますが、わたしの扶助が弱いので全然伝わってない感じ。やっぱり手っ取り早くトモを動かすには、巻き乗りを入れていくしかないか。
隅角ごとに巻き乗りを入れてみるのですが、なんでこんなに左手前が巻きにくいかなぁ。蹄跡の一辺を半巻きで往復するにしても、右手前は簡単なのに左手前はかなり苦労します。

クラブハウスのベンチから、「外方脚しっかり使って、『こっちへいらっしゃい』ってちゃんと教えてやんな」とN子先生の声がする。確かに、外方脚でトモを押し込むくらいの気持ちで使わないと(いや、わたしの弱い脚がどれくらい効いているのかわかんないけど)回っていかない感じはあります。
「駈歩運動入れてみな」と言われたので、C点を狙って駈歩発進。最初はちょっと出にくかったのですが、出始めるとまあまあ調子は良さそう。右手前だと、恐ろしいくらいに隅角に踏み込んでくれて、わたしも下を見ないようにしているからラチなんか見えなくて、隅角のラチを踏んでしまいそう。
でもこれが、左手前ではここまで踏み込まない。乗りやすいのはむしろこっちなんだけど。

シンプルチェンジくらいまでやって、軽速歩で整理運動して終了。やっぱり片頭痛がひどくなってきた。
下馬してみると、ぐーちゃんはさっきにも増してすごい汗。わたし程度の乗りで、そこまでキツいわけないんだけど、やっぱり今日はあったかいからなのかなぁ。
馬繋場につなぐと、ぐーちゃんがいきなり右前肢をぎゅーっと伸ばし、続いて左前肢も伸ばし始めて、まるで猫が伸びをしているようなポーズになりました。あんまり肢を前に伸ばしすぎて、馬繋場の舗装からはみ出して肢を滑らせ、慌てるくせにまた何度もやろうとする。
最初は気にしませんでしたが、あまりにもしつこくやるので、これは何かのサインか? と不安になりました。腹帯を外そうにも、このポーズを取られると腹帯を緩めることすらできなくて、これは困った。しかたがないのでクラブハウスに行き、近くにいたたっちゃんを拉致して馬繋場に戻り、腹帯を緩めてもらいました。腹帯を緩めると、すぐにそのポーズをやめたので、腹帯が苦しかったのかなぁ? でもわたしの腹帯、ゴムじゃないからそんなに締まるはずないんだけど。

あとで、このことをN子先生に話すと、「馬が自分でストレッチしたんでしょ、うちの馬もやるよ。そりゃ、馬が『もっと背中を使わせてほしかったなぁ』って言ってたんだわ」ということ。まぁ、ある程度動いたときでないとやらないらしんですが、調教がちゃんと入っているグレイトにしてみれば、もうちょっとなんだけどなぁ、ということだったのか。
でも、わたしは以前のほうがもっとヘタだったはずだけど、と考えて気がつきました。わたしのほうの問題じゃなく、昔はグレイトが右前肢に故障をかかえていたので、そんなことやりたくてもできなかったんだ。こういうことができるくらい、調子が上がってきてるってことですね。わたしがそのレベルについていけてないだけで…。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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