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(2007.11.23 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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本日2鞍目は馬場経路レッスン。今は3課目Bを練習中ですが、20×60mの馬場をわざわざ作ってもらうのも悪いので、今日は3課目ショート(長さは20×40mだけど経路は同じ)で練習することにしました。
半自馬グレイトに馬装し、さっき完成したばかりのエクササイズシート(運動用の馬着)を着せて馬場へ連れ出します。Nくん先生に補助してもらって騎乗するかしないかのうちに、審判位置に座っていたN子先生から「じゃあすぐ経路入んな」と言われました。
「げっ、すぐ?」「だって下運動はできてるんでしょうが。速歩2周ならしてもいい」そう言われちゃやるしかないので、すぐに速歩を出し、軽速歩で蹄跡を1周。
動きは悪くないと思ったので、C点通過時にN子先生に「次入ります」と申告し、蹄跡を回ってA点から中央線へ。

X点で停止・敬礼し、中央線を直進してC点へ。するとぐーちゃんは、C点の外にいるN子先生を見て、直進するのをイヤがって横に逃げようとします。なんでも昨日、平日会員のMちゃんを乗せたところ、グレイトがかなりワガママをしたのでN子先生が乗り代わったそうなんですが、先生が下馬してMちゃんが乗ってから、ぐーちゃんは先生を威嚇して相当怒られたらしい。なぜかときどき指導者を襲うんだよなぁ、ぐーちゃんは。そのあとビビるくらいならやらなきゃいいのに。
グレイトを叱りつけてC点まで行かせ、左手前から斜め手前変換。線上で「ムチ!」と言われて鞭を使ったところ、ぐーちゃんが却って止まりそうになり、「ムチ使って手綱持つ人があるか!」と怒られました。自分では持っていないつもりでしたが、譲るくらいの気持ちでないと持つのと同じなんだった。

速歩からA点で常歩に移行し、斜め手前変換で手綱を伸ばします。ここの常歩にメリハリがないといつも言われるのですが、今日もやっぱり同じ。
手綱を持ち直して、A点から駈歩。あ、ポイントずれた。
今日は馬場の幅が18mくらいしかないので「大きさ、よく考えなさいよ」と言われつつ15mの巻き乗り。1周して戻ってくると、馬場にボロが転がっています。やっぱり駈歩すると、すぐボロがしたくなるのかな?
斜めに手前を換え、シンプルチェンジ。いやいや、これちょっと速歩入りすぎやろ。左手前での巻き乗りも大きさはまぁまぁだったものの、シンプルチェンジはやっぱりイマイチだし、道路側の蹄跡では少し物見をして真直性に欠ける。
続いて長蹄跡で中間駈歩、中央線に入ってXで停止。「…何やってんの?」「え?」「そこ、半巻きで反対駈歩でしょうが」うわ〜、経路すっ飛ばした! 道理で終わるのが早いなーと思った(笑)。
蹄跡で右駈歩を出して、半巻きからやり直し。蹄跡に戻ったところの反対駈歩はうまくいかず、ぐーちゃんにさっさと速歩にされてしまいました。要するに推しが足りないんだろうけどね。

経路を間違えながらも、なんとか1回目を終了。2課目を踏むKさんと交代して待機馬場に入ると、N子先生が「後ろからあたしを襲ったらぶっ飛ばすよ」。いやー、ラチを超えて襲いに行くほどの勇気はぐーちゃんにはないんじゃないですか(笑)。先生はけっこうぐーちゃんをかわいがってると思うのに、ぐーちゃんは獣医よりN子先生のほうが怖いらしい。
少しだけ歩かせて、速歩で横運動を始めます。1度経路を回って、馬が前に出るようになっているので、ちょっと横の動きを入れていくとけっこうハミを受け始めてる。
Kさんの経路が駈歩パートに入ったところを見計らい、あとは軽速歩で前に出します。Kさんが終わったのと入れ違いにA点から入場し、中央線へ。
今度はさっきほど先生を見てよけなかったので、ちょっとはC点を攻められました。速歩パートから駈歩に移行すると、先生が要所要所で「鞭!」と言うのですが、わたしは正直駈歩で鞭を入れるのは得意じゃない。ぐーちゃんの場合とくに、タイミングが悪いと跳ねたり横っ飛びしたりする実績があるので。
でも鞭を入れても跳ねないときもあるし、先生の言うタイミングで正確に入れられれば大丈夫なんだろうけど、やっぱり自信がないので軽〜い鞭(先生に言わせるとハエの止まったような鞭)になってしまいます。
でもとりあえず、今度は間違えずに2回目の経路を終え、Kさんと交代して待機馬場へ。今度は横運動は入れず、軽速歩でひたすら前に出していきます。

Kさんが踏み終わったようなので、3回目の経路へ。これで最後だから思い切っていこうね、と馬と自分に言い聞かせ、入場します。中央線を直進し、X点で停止・敬礼。停止からの速歩発進は、今日で一番うまくいったかな。
斜めに手前を換え、もう一度中央線に入って、今度はX点から右に巻き乗り、続いて左に巻き乗り。「ほら、審判に見えないところで鞭使っとく!」と言われ(実際の試合では鞭持たないけどね)、一瞬だけ強めの鞭を使って前進気勢を保ちます。
斜め手前変換からA点で常歩に落とし、斜め手前変換で手綱を伸ばします。「ほら、いきなり全部離すんじゃないの。コンタクトを保ったまま、馬に合わせてすっすっと譲っていくんだよ」
H点で手綱を持ち直し、C点から駈歩発進。15mの巻き乗りから蹄跡行進、斜めに手前を換える前に鞭を入れ、必死で前に出してX点でシンプルチェンジ。常歩を「1、2、3」と数えて、「3」で駈歩発進すると、さすがにちゃんとしたシンプルチェンジになるのがグレイトのすごいところです。

右手前も巻き乗りからシンプルチェンジをやって、次は半巻きからの反対駈歩。さっきから1度もカンペキな反対駈歩をキメてないので、最後くらいはなんとかしないと。グレイトは脚の方向なんかで駈歩の手前を決める馬ではなく、ましてや顔の向きなんてまるで関係ない。反対駈歩を維持するには座骨しかないわけですが、最後の手段として外方脚で馬の腹をぽんとはたいてギリギリ持ちこたえ、「よし、今の反対駈歩OK」と言ってもらえました。

左手前でも半巻きから反対駈歩をなんとかこなし(わりとこっちのほうがうまくできやすい)、H点で常歩。C点を見ると、ぐーちゃんはもう駈歩したくなっているようですが、「まだよ、まだよ」と無理矢理常歩のリズムで乗り、C点で「ほい」と譲ると、さっと駈歩が出ました。
こういうふうになってくれると、長蹄跡の中間駈歩は外方を譲るだけで伸びます。でも足下の悪いF点ではちょっと足がにぶる感じがあるので、軽く鞭を入れてから隅角へ。ここは歩度をつめていかなければいけない場所ですが、どうせ隅角に入れれば勝手につまるし、次はA点から中央線。
馬を中央線に入れると同時に、馬がつまった分だけ精一杯前に出さないとX点まで駈歩を維持できません。もう1度鞭を入れ、思い切って馬を前に出すと、これはなかなか気持ちいい駈歩。これくらい出ていれば、X点での停止もだらっとならずに、駈歩からぱっと止まれました。
「最後の駈歩はなかなか良かった。3回目が一番マシだな」と、N子先生にしてはかなりホメてくれました。

待機馬場でクーリングダウンの軽速歩をし、しばらく常歩で歩かせてから下馬。馬繋場に入れてつないでいると、N子先生が「ご苦労さまでしたー」とやってきました。そのまま手入れをしながら馬装解除を始めたとき、ぐーちゃんがボロをしようとしたので、「ちょっと待て待て!」と、あわててエクササイズシートの尻ひもを外しました。
すると先生が「そういうひもが尻がいみたいについてると、馬もボロしにくいからね。ほんとは馬場でもずっとしたかったみたいだけど」「え、そうなの?」「今日あたしがムチって言ったところは、だいたいグレイトがボロをしようとしてたところだよ。さっきも言ったけど、トモの力がいるようになってきたから、駈歩するとボロがしたいんでしょうね」
それは悪いことではないので、グレイトの調子も悪くないんだろう。できれば試合に連れて行きたいけど、馬インフルエンザの関係などもあり、どうも年内はムリそうです。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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