| ←440鞍目 | 441鞍目・やっぱりスランプかな (2007.9.29 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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9月も終わりというのに、とんでもない暑さ…は金曜日までで、土曜日の今日は雨雲どんより、いきなりの寒さ。こんなんじゃ体調狂っちゃうよ。 家を出たときはまだ曇りだったのですが、日の出に向かう途中で雨が降り出しました。本降りではないものの、寒いのでさすがに乗るのを躊躇するな(乗っている間はいいんだけど、終わってから馬も人も冷えちゃうから)。 先週せっかく調馬索を教えてもらったので、回してから乗りたいし、10時は馬場が空かないようだから、10時のレッスンが終わったあとのインターバル10分でグレイトに調馬索かけようかな。 と思って10時すぎまでゆっくりしていたら、10時の馬場が実は1カ所空いていたことが判明。だったらそこを使わせてもらって調馬索やればいいか。N子先生が「だったら裸馬のまま無口で調馬索かけて、それからサッと馬拭いて馬装すれば」というので、そうすることにしました。 とは言ってもグレイトは足元の弱い馬で、今日のような水の浮いた馬場ではすぐに管が熱をもったりするので、肢巻だけは巻くことにしました。無口に調馬索をつけて、馬場へ…出ようとしたら、Nくん先生が「ぐーちゃん、今朝その無口壊しかけたから、それで回すと危ないかも」と言います。ぐぇ、こないだ買ったばかりの革無口を!? なんでも今朝の馬房掃除のときに繋いでおいたら、何かの拍子に暴れたらしい。全くぐーちゃんときたら20歳にもなって、ちったぁ落ち着いたらどうなのさ。 仕方なく馬繋場にいったん戻り、以前使っていたナイロン無口に取り替えて再び馬場へ。こっちの無口、調馬索の金具がかけにくいんだけど仕方ない。 真ん中の馬場でグレイトを歩かせ始めると、O先生が「KYOKOさん、調馬索何回目だっけ?」と声をかけてきました。「なんもなんも、今日で2回目です」「そうか、おれのロングレーンと同じだ」いや、調馬索とロングレーンではレベルが違いすぎますけど。 ということで、先生に細かいアドバイスをもらいながら舌鼓で速歩。ぐーちゃんは何しろベテランなので、舌鼓で簡単に速歩が出ますが、舌鼓をやめると速歩もやめてしまうので、やっぱり追いムチもちゃんと使わなきゃダメなのね。 O先生に「やりがちなんだけど、馬の顔を見てると馬の前に入りやすくなって、馬と正対したときにリスクがあるから、トモを見るようにして」と言われ、自分が馬の顔ばかり見ていたことに気がつきました。前回I野先生にも言われていたことだけど、けっこう忘れるもんだな。 左手前で速歩と駈歩をさせてから、手前を替えます。調馬索の左右を付け替えるために追いムチを置き、ぐーちゃんを呼ぶか呼ばないかのうちに、[はいはい、何でしょう]とわたしに近寄ってくるぐーちゃん。楽でいいけど、甘ったれだなぁ。 調馬索を付け替えて、右手前で回してみると、こっちはすぐ駈歩に逃げたり、ぱかーんと跳ねてみたりする。でも乗っているときに跳ねられるよりははるかにマシだし、グレイトはわたしに向かってくるような馬ではないので、わたしも案外強気でいられます。 グレイトもだんだん落ち着いてきて、一定のリズムで駈歩するようになってきました。わたしも余裕が出てきて、ぐーちゃんの右のトモに、動くたびにスジが浮き上がることに気がつきました。あれ、左のトモにはなかったよな。 乗っていても右のトモは固いけど、見てこんなにばっちりわかるほど固かったとは。 一通り回して、いったん馬繋場に帰り、馬装します。この時点で11時近かったので、もう11時のレッスンに混ぜてもらうことにしました。 11時で入れそうなところはKさん&ロッキーのレッスンだけだったので、指導のO先生に「混ぜてください」とお願いして馬場に入ります。前回から、姿勢の矯正のために鐙に細工をしている関係で、踏み台がないと乗れないし(あってもけっこう乗るのに一苦労)、腹帯を締めるのも大変なので、相方に手伝ってもらいました。 道路側の馬場は、思ったより馬場が悪い。調馬索で使った真ん中の馬場よりも砂がぼこぼこしたり、水が浮いたりしているので、グレイトの蹄の弱さを考慮してあまりひどいところは避けることにしました。 しばらく常歩してから、ロッキーの後ろで速歩。あら、なかなか動きいいじゃん。調馬索の効果か、肩の出が良く、さかさか動く感じで、たまにロッキーに追いつきすぎるので巻き乗りを入れないといけないほど。これだったら鞭なしで前に出す練習をしてもいいか、と鞭を捨てることにしました。 ところがこれが、すぐに裏目に出てしまいました。Kさんが駈歩発進をするのを待って、その後ろで駈歩をしようとすると、ぐーちゃんがぴたっと停止。こういうタイミングで反抗するときのぐーちゃんはすぐ後退するのですが、今日は後退すらしない。あえてつま先を外に向けて、拍車がささるようにして蹴っ飛ばしても、ちょびっと常歩で前に出るだけで、駈歩どころか速歩にすらなりません。膠着したというよりは、[動きたくありません]と完全に休んでしまった感じ。 考えてみたら、調馬索を回すところからカウントすると1時間経ってるし、ぐーちゃんにしてみれば[もういいでしょ]ってところなんでしょうけど。「足下が悪いから、馬が動きたくないってことはあるけどね」と先生はなぐさめてくれますが、ぐーちゃんはちゃんと動けば足下なんて大して気にしない馬なのだ。 くそう。なんで鞭捨てちゃったんだろう、わたし。 いつまでも馬場の中をのたのた歩いたり止まったりを繰り返していたので、馬場の外からNさんが「これ?」と、わたしが捨てた鞭を拾い上げ、馬場の中まで鞭を持ってきてくれました。そのおかげで速歩は出るようになったのですが、駈歩を出そうとすると、今度はパンパン跳ねるばかりで駈歩が出せない。こりゃーダメだわ、今日は完全に流れが狂った。 先生にことわって、Kさんの邪魔をしないようにしばらく速歩をしてから終えることにしました。足下が悪かったのは事実で、馬がそれで足下を取られたりすること自体は仕方ない。でも、わたしがそれに影響を受けちゃいけないんだよなぁ。我ながらだらしない騎乗でした。ごめん、ぐーちゃん。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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