| ←434鞍目 | 435鞍目・見せることも勉強 (2007.9.1 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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本日2鞍目は、レッスン時間終了後に馬場が空いてから乗ることにしました。午前中グレイトに乗ったあと、引き馬での動きがぎこちなくなっていたので、午後は馬をほぐす意味で常歩中心にやることにしました。 ぼちぼち乗るかな、と準備を始めたとき、会員のAさんから軽い相談を受けました。彼女は直前のレッスンで、先生から「もっと鞍の前のほうに座って」と言われたけど、前というのが鞍のどのあたりを指すのかわからない、ということ。 わたしもずっと言われてきたことなので、人事とは思えずに相談にのっていましたが、馬に乗らない状態で説明するのはどうも難しい。そこで、これからどうせ1人で乗るので、Aさんに馬場に入ってきてもらって、乗りながら説明することにしました。 グレイトを馬繋場に出してみると、やっぱりなんとなく動きがぎこちない。常歩中心にやるつもりなので、今回は秘密兵器(コイツを何と呼べばいいんだろ? 腹帯と鼻革をつなぐ1本のひも)は使わないことにしました。たまには器具に頼らないで乗らないと、グレイトのハミ受けのコツ(かなりクセがある)を忘れそう。 馬場に出して、騎乗。鞍に油を入れすぎたのか、腹帯を締め直そうとすると手が滑るので、さっそくAさんに下から締め直してもらいました。 Aさんにはそのまま馬場に立っていてもらい、常歩を横から見ていてもらいました。まずは彼女が気にしている「前に座る」という馬場的な座り位置と、いわゆる「椅子座り」との違いをやって見せます。 常歩での前に出すやり方、脚の位置、使い方など、Aさんがけっこう的確な質問をしてくるので、これは案外気が抜けない。「速歩を出そうとすると何をするの?」という問いに答えようとすると、ふだんけっこう無意識にやっていることを、頭の中で分析して言葉に直さないといけない(それでも、わたしはこの日記をつけているから人より分析してるほうだと思うんだけどなぁ)。 「まずは半減却で、半減却っていうんだけど脚と手綱で速歩するよっていう意志を馬に伝えて、脚を使いつつ座骨のリズムを速歩に。それでもダメなら鞭を使う」ということを説明しながら速歩発進の扶助をして、ちゃんと速歩が出たときにホッとしたことったら。ぐーちゃん、聞こえててやってくれたとしか思えませんでした。 説明しながらやってみせようとすると、失敗ができないんですよね。 偶然やってみたことだけど、こんな勉強の仕方もあったか、という感じです。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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