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(2007.8.25 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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先週は涼しかったのに、また暑さのぶり返した土曜日。今日は10時から乗ることにしていますが、9時過ぎに倶楽部に到着するとグレイトにNさんが乗っていました。グレイトはわたしの半自馬なので、当然他の人が乗ることもありますが、わたしの来る日に誰かに配馬されていることは珍しい。
Nさんの乗っているのを見ていると、なんかグレイトがすぐに駈歩をしたがるし、ヘンに元気がいい。…と思ったら、ここ数日グレイトは運動していないことが判明。つまりわたしが乗る前の下乗り代わりにNさんに乗ってもらった、というところだったみたいです。すみませんねぇ。

日の出のレッスン開始時間は毎正時ですが、わたしはグレイトに乗る分には決められたレッスン時間どおりに乗らなくてもいいので、Nさんが乗り終わった後に馬をゆっくりさせて10時半くらいから乗ることにしました。11時からは馬場がふさがるので、これだと40分弱しか乗れないのですが、まぁ暑いからちょうどいいでしょ。
NさんにちょこちょことアドバイスしていたN子先生が、わたしに「KYOKOさん、乗るときにちょっと秘密兵器つけてやろっか」と言います。「なんですか?」「馬も人もラクに乗れる」「じゃあやる」ということで、なんだかわかりませんが使わせてもらうことにしました。

腹帯を締める前に呼んで、とN子先生が言っていたので、肢巻をして鞍だけ乗せた時点で先生を呼んできてもらいました。先生が持ってきた秘密兵器とは、1本の細いロープにカラビナがついたもの。最近うちの倶楽部に、馬の調教に来てくださっているY先生の手になるものだそうで、このロープの片端を腹帯の下に通して、もう片端はゆるめに締めた鼻革に通します。
本来は馬の立ち上がり防止(馬をつめていくと立ち上がることがある)に使うものだそうですが、これがあると馬が頭を上げられないという効果もあるので、ハミ受けの体勢に持っていくのがラクになるらしいです。

それを装着して馬場へ。今日も馬場は3つに仕切られていますが、馬をまとめるには一番小さい馬場だとラクなので、トイレ側の小さい馬場を1人で使わせてもらうことにしました。
騎乗して動かしてみると、最初から馬が頭を下げざるを得ないので、それだったらラクなハミ受けの位置に行くか、という感じで、ちょっと外方を持っただけでなんとなくハミ受けの感じになります。でもやっぱり、なんというか、自力ではなくて「やっていただいている」感があって、こんなものをつけているのにたまに肩から逃げられるのがその証拠。

O先生は真ん中の馬場の指導をしていましたが、ときどきこっちを見てアドバイスを送ってくれます。常歩から速歩への移行で苦労していると、「その器具付けると、若干前に出すのが大変になるから気をつけて」と先生。そりゃそうだよな、強制的にハミ受けさせてるのと同じだし、ハミを受けると推進力が余計に必要になるのは当たり前。
しばらく速歩をして、駈歩に移行してみると、ふわっと発進。これはヒミツヘイキの効果ありかっ!? でも長く続かなかったので、止めてやり直してみると、今度はヘンに拍車を使ってしまったのか、ぽんぽん跳ねられまくり。

秘密兵器のおかげで、なんとなく馬がまとまったような気がしていましたが、やっぱり自力ではなかったみたい。うーん、こんなことではいかんなぁ。
でも先生によると、「馬も人も、その位置を覚えていって、そのひもがたるむくらいになればいい」ということでした。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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