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(2007.8.18 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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調馬索あり
調馬索があるとこんなにかっこよく動くのに

調馬索なし
魔法がとけました(泣)。

本日2鞍目は、部班に混ぜてもらうかどうか迷ったのですが、ちょうど3つに分けられた馬場のひとつが空きそうだったので、やっぱり1人で乗ることにしました。さっきの体たらくでは、部班だと迷惑をかけるのが目に見えているし。
馬繋場で馬装しているときから、虫がイヤでイヤで見境がなくなっているぐーちゃん。そんなにイヤならスプレーかけさせてくれればいいのに、それは死ぬほど怖いらしいので、ドラッグストアで見つけたジェルタイプの虫よけを腹の下に塗ってみました。

道路側の端の馬場にグレイトを連れて行き、ラチを開けて閉じるときに手綱を離したら、ぐーちゃんがとことこ歩き出してしまいました。あらあらあら、という間に離れていってしまい、そのつもりはなかったけど放馬しちゃった。わたしの馬だから誰も文句は言わないけど、こういうことをしちゃいかんよなぁ、反省。
幸いぐーちゃんは走り回ったりする馬ではないので、すぐにNくん先生が捕まえてくれました。すんません。

またがって常歩を始めると、ぐーちゃんはずいぶん虫を嫌がって首を振ったり、後肢を上げたりで、全然集中して歩かせられません。なあんだ、虫よけ全然効いてないじゃない。
こりゃさっさと速歩にして、虫に退散していただこう。速歩にすると、グレイトが虫を追いながら速歩するので全くハミが安定しないのですが、なぜか前進気勢は午前中よりあります。
虫を追いたそうなのを無視して速歩していると、前に出てくれるのはいいんだけど、なんだか巻き乗りで肩から逃げる。と思うと、右手前では小さすぎるくらいの巻き乗りをします。あれ、逃げるのってやっぱり左手前だけか。ここのところ、どうにも左手前がうまく乗れないなぁ。

Sくんが馬場に入ってきて、鞭を外方に持ってみれば、と言います。なんでもわたしは鞭を持っているほうの拳が堅くなりがちだそうで、内方が堅いよりは外方が堅いほうがマシということらしい。そう言われりゃ確かにそうだわな。
そうやってSくんに横からアドバイスをもらいながら速歩していると、馬場の外からO先生が「KYOKOさん、指導つけたほうがいい?」と声をかけてきました。日の出ルールでは、自馬(わたしは半自馬だけど)は指導ありでもなしでも自由に乗っていいことになっていますが、今の行き詰まりっぷりでは指導ほしいなぁ。
「じゃあもうちょっとで俺手が空くから、少しだけ自分で動かしてて」ということで、あとでO先生が指導についてくれることになりました。

ついでにここで、鞍下のずれが発覚。そういえば今日に限って、鞍を乗せる前に正面から鞍下を確認しなかった。何年やってんだろね、我ながら。
大きなズレではありませんでしたが、やっぱりグレイトに鞍ずれができたらかわいそうなので、いったん下馬して鞍を直すことにしました。Sくんに口を持っていてもらって鞍を直し、踏み台を持ってくるのが面倒なので鐙を伸ばして再騎乗。Sくんに腹帯を締め直してもらっているとき、グレイトが後肢で虫を追おうとし、その後肢がSくんにヒット。
わたしにもSくんにも怒られたグレイト、びっくりしてとび上がっていました(というほどでもなかったけど)。人がいるほうの肢を上げるなと、いつも言ってるでしょうが。

しばらくひとりで動かしていると、O先生の手が空いたようで馬場に入ってきました。あれ、先生調馬索持ってる。これはすごくラッキーかも。
いったんグレイトを停止させて先生を待つと、そのとたんに虫がたかってきます。先生も「これはひどいね、これじゃ馬を集中させるのは相当難しいよ」と言いながら、調馬索を装着。先生が追い鞭を持っているので、わたしは自分の鞭を捨てます。自分では鞭がないと前に出せないけど(おい試合はどうする気だ)、調馬索ならそこは気にせず自分の姿勢に集中できます。
調馬索で速歩にすると、やっぱり前進気勢が全然違います。しかも、いきなりハミをしっかり受けてしまったし(写真1枚目)。先生は「おれは何もしてないからね、今受けてるのは拳の安定」と言ってくれるけど、やっぱり調馬索のシャンクが馬の鼻を抑えてないと、この形にはならない気がする。

速歩で前に出してもらうと、グレイトは焦っているのか面倒なのか、駈歩に逃げようとします。それを座骨で押さえ込み、どんどん速歩。「座骨で釘を打ち込むように」と言う先生の言葉に従い、馬のリズムより早め早めで座骨のリズムを作ります。
せっかく調馬索をしてもらっているので、拳の感触とか下を見ないこととか、自分の姿勢に集中。そうやってお尻の下の感触に集中していると、馬の動きも予測しやすい。
途中、後肢を砂に取られたのか歩様が乱れ、グレイトの腰が沈んでから前肢が浮いて、あわや立ち上がられそうになりましたが、なんとなくついていけました。
先生はそのとき「馬をつめていったらよくあること、気にするな」と言っていましたが、実は内心ヒヤッとしていたらしく、あとで「ヤバいかなと思ったけどよくついていけたよね、昔だったらサドルホルダーにしがみついちゃってたのに」と言っていました。

ところが調馬索を外してひとりになると、いきなりグレイトにハミから逃げられてしまいました(写真下)。天井向いてないだけマシという程度で、やっぱり先生の魔法がかかってたのね、という感じ。
ま、これを感覚で覚えて地道にやっていくしかないんですけどね。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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