(2007.8.11 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
いつもは11時から乗るのですが、さすがにここ2週ほどは11時でも暑くて気分が悪くなりかけたので、これからしばらく10時に繰り上げ(もちろん、その分早起きしなければ…)。
グレイトを半自馬にしたので、日の出ルールでは自馬はとくに時間を予約しなくても好きなときに乗っていいし、レッスンを受けても受けなくてもいいのですが、わたしは週2鞍のうち1鞍は予約して、レッスンに入れてもらう気でいます。だってまだまだヘタクソだもん。
というわけで、10時は部班に入れてもらうことにしました。ここ1週間、仕事柄長期の休みがとれるSくんがスタッフ手伝いをしていて、ついでにグレイトに毎日ちょっとずつ乗ってくれているそうで、「最近で一番ほぐれてると思うよ」とN子先生。すぐ筋肉が固くなるぐーちゃんだから、毎日ほぐしてもらえるのは理想的(できるなら自分でやりたいけど、彼を養うためには仕事も毎日がんばらないといけないし、何といっても自宅から倶楽部が遠い)。
そのSくん、今日は琥珀に乗っていましたが、わたしの顔を見るなり「あっオーナー！ お疲れさまです！」と、心にもないことを(笑)。でも確かにほぐしてもらっている効果があるようで、馬房から出すときに右トモを突っ張らずにスムーズに歩きました。
時間が来たので、グレイトを連れて馬場へ。この時間はブラウンシュガー＆相方、ウィンダムがいて、わたしは「ちょっと離れて一番後ろから。自分の好きなところで何やってもいいし」とN子先生に言われ、5馬身ほど離れてついていきます。
軽速歩を始めていくらもたたないうちに、シュガーがラチを蹴っ飛ばし、ウィンダムが急に立ち止まったのを見て、グレイトが少しだけビビりました。「ね、近づかないで正解だろ？」って先生、こんなことまで計算に入れてたんですか！ すげー。
軽速歩で、さっそく「内方に合わせた軽速歩」の号令。N子先生、最近これにハマってるっぽい。軽速歩の手前は外方の肩に合わせるのが基本ですが、あえて反対にすることによって外方脚の位置を覚えるためのようです(前提として、軽速歩の手前が感覚でわかっている必要があるけど)。
それに、これをやってから普通の軽速歩に戻すと、馬が安心してさっさと前に出るようになるんだよね。
1頭ずつ駈歩をしますが、駈歩発進のやり方を脚を使わない方向に変えてから、どうもまだ習得しきれないわたし。今日もうまく発進できずに、2〜3歩出ては止まり、ということを繰り返していたら、N子先生が「外方脚引かずに、その位置で真横からふくらはぎで蹴っ飛ばしてみな」と言います。
えっ、拍車で跳ねる馬にそんなやり方していいの、と半信半疑ながらも、長靴の内面でベンと蹴っ飛ばしてみたら、これがスカッと駈歩が出る。「そんなやり方もあるのよ。なんでそれで駈歩が出るかは、知りたきゃ後で教えたげる」というので、後で聞いてみたら「新馬に駈歩を最初に教えるとき、たいがいそういうふうに教えるから」だそうです。
全頭(と言っても3騎)で駈歩するときも、うまく発進できなかったのでその方法を使ってみました。確かに出しやすいけど、こりゃあ試合では使えねーな。C点での駈歩発進なんて、外方脚が審判から丸見えだもん。非常手段として取っておくべきかも。
各個に半巻きで、いつの間にやら先頭へ。速歩を出すのにもたついていると、「鞭使ってもいいけど、舌鼓使って自分の舌鼓の音を馬に覚えさせな」と先生。いざというときに舌鼓だけでも前に出るようにしておけるのが、「自分の馬」ということなのでしょうね。
速歩で、先生に「内方を使うな！」とよく言われます。自分としては外方を短く持つくらいの気持ち(実際は同じ長さだけど)で手綱を持っているのですが、これでもダメか。「指先の感覚をもっと鋭敏にしなさい」
レッスン終了後、小さい馬場に移動して常歩でクーリングダウン。そこへ通りかかったSくんが馬場へ入ってきて、「なんか外方を譲っちゃうよねぇ」と言います。あー、わたしの外方の拳ね。それは良く言われる。最近だいぶ気をつけてるつもりだけど、やっぱり何かの拍子に譲ってるらしい。
「でも前より高い位置でハミ受けるようになってるよね」そう言われればそうかも。以前はハミを追わせて下に頭を下げさせるだけのハミ受けしかできなかったけど、最近はうなじが起きる高い位置でのハミ受けに変わってきてる。
「馬が? わたしが?」「わかんない。馬の筋肉の付き方とかあるかもしれないけど、そういう風に乗れるようになってるからかもしれないし、両方かもしれないし」
今日は暑さでだいぶやられたので、これで終わりにしようと思ってグレイトをサッと丸洗い。でも洗いながら、夕方になれば速歩だけなら乗れるかな、という気になってきました。
ま、乗っちゃえば速歩だけで終わるわきゃーないんだけど(笑)。
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字：貸与馬、青字：自馬)
