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(2007.7.22 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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本日2鞍目のお相手はブラウンシュガー。彼女は午前中に1鞍仕事をしたっきりで馬房に入っているので、時間前に迎えに行きます。
馬繋場に連れ出し、ブラシをかけて馬装。今日はけっこう虫が多いのに、シュガーちゃんはブラシをかけている間は蹴ったりしないで待っています。牝馬なのに、このおっとりさが彼女のいいところ。

時間が来たので、シュガーといっしょに馬場へ。シュガーはかなりちっこい馬ですが、踏み台なしで乗るのは、朝方の雨で足元が悪いのでご遠慮申し上げました。
この時間は、ロッキー、ソルティー、ハイセイコーJRとシュガーの4頭。最初にN子先生が出てきて、わたしはソルティーの後ろの3番騎を指示されました。
その後、N子先生はいったん引っ込み、代わって出てきたのはI野先生。しかもいきなり「全員鐙を脱いでー」って先生、楽しそうですけど。

先頭のはずだったロッキーがサクサク歩いて最後尾に追いつきそうになっていたため、なし崩しに2番騎だったソルティーが先頭に、シュガーは2番騎に繰り上がります。
鐙を脱いだまま常歩を続けていると、シュガーがいきなり[きゃー]とか言って体をかわそうとしました。おいおい、鐙はいてないときにそういうことすんのやめてくれる。確かに自販機の音がしたようだけど、ふだんはそんなの気にも止めないくせにさ、わざとやったでしょ。
鐙上げのまま、速歩発進。考えてみたらシュガーで鐙上げってほとんどやったことないかも。でも思ったより座りやすいかもな。

しばらく鐙上げで速歩したあと、先生が「歩度をつめ、軽速歩」と号令をかけます。そうきたか。「鐙このままですか?」と聞いてる相方も、「当たり前だろ」という答えがわかってて聞いてるし。
鐙上げの軽速歩って、初めて人がやっているのを見たときはかなり驚いたものですが、ある程度乗っていれば自然にできるもの。わたしが昔びっくりしたのと同じように、I野先生ってば他の人に<こんなこともできるんだぞ>って見せるためにやらせてるでしょ。
案の定、見ていた人にあとから「KYOKOさん、鐙上げの軽速歩すごくうまかったですね」とか言われちゃったけど、馬場乗りとしては別に自慢にならない(笑)。

ようやく鐙をはいて軽速歩。そこへ、倶楽部の敷地内に宅配便の車が入ってきて、ハッチを閉じる音がしました。そのとたん、ぴゃっと走り出そうとするシュガーちゃん。ウソつくなって、そんなに驚いてないだろ。その証拠に、次の周で同じ場所を通っても、その方向を見もしない。I野先生は「大丈夫か?」とかなり心配してくださいましたが、これは単なるシュガーのワガママなので、ご心配には及びません。
しばらくそのまま速歩しましたが、シュガーがまた軽くやらかそうとしました。こりゃあ何でもいいから探して物見しようとしてるな。とりあえず、物見する材料を与えないために鞭は捨てとくか。

常歩から駈歩に入りそうだったので、1頭ずつかと思いきや、「順次駈歩。そのほうがいいだろ?」と先生。それはどうも、後ろにいるハイセイコーJRのためっぽい。つーことはなんだ、前にいるわたしはちゃんと引っ張っていかないといけないのか。
前にいるソルティーがときどき蹴り上げるので、あんまり近づくのはやめておこう。ソルティーが駈歩を出すのを待って、シュガーも駈歩発進。シュガーは駈歩は簡単に出るし、無理に前に追いつこうとすることもないから、割とリズムよく走れている感じ。

でも、なぜか1頭ずつの駈歩になると、シュガーがヘンに走りたがります。外方ハミで押さえ込むことのできる馬だからいいのですが、それでもシュガーが上にハミを突っかけようとする。妙に上に伸び上がるような駈歩をしようとするので、わたしは外方の拳を下げて座骨を落として乗るしかない。
なんかひざも上がるし、自分としてはヘタクソな駈歩だなぁ、という感じだったのですが、走らせないように格闘しているうちにシュガーがハミを受ける格好になったらしく、相方には「さすがにシュガーは馬場っぽい駈歩するなぁ」と言われました。

レッスン終了後にシュガーの足を洗おうとしたら、シュガーが水を欲しそうにしています。
「飲む?」とホースを口角からあてがってやると、そのままごくごく飲みました。シュガーでは前にもやったことがあるのですが、それを見ていた他の会員さんはびっくり。確かに珍しい光景だよね。
わたしも今のところシュガーと、昔の愛馬ロゼッタくらいしかやったことがありません。グレイト? シャワー向けただけでもビビるのに、とんでもない(笑)。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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