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(2007.7.22 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今週は土曜に用事があり、日曜の予約。なのに日曜の朝、雨の音で目が覚めました。え〜、天気予報では曇りって言ってたよ?
でも日の出に着いたら天気が変わるかもしれないと、いつもの時間に家を出ました。その時点でほとんど雨は止んだので、これくらいならかえって涼しくていいかも。
と思いきや、武蔵増戸駅に着いたら日が射していて、雨上がりの湿気がむんむんしています。これは馬に乗るにはしんどい天候だな…。

で、今日の午前中の騎乗馬は愛馬グレイト。ぐーちゃんは馬繋場に繋いだが最後、その場を離れるとびーびー鳴き出すので、離れずに済むよう全ての道具を揃えてから馬房に迎えに行きます。
馬繋場に出して、ブラシをかけて装鞍。最近気がついたのですが、わたしか馬繋場の鎖をくぐって外に出ると、ぐーちゃんは必ず[待って]と前に踏み出すんですよね。そこまでしなくても、置いてかないってば(笑)。

時間が来たので、グレイトを連れて馬場へ。この時間は3グループに分かれていて、わたしのグループは相方とわたしの2騎だけ。蹄跡に出て常歩し、少しずつ手綱を詰めていきます。
相方の乗っているアルフォンスはとんでもなく重いので、指導のN子先生の指示でグレイトが先頭へ。逆にぐーちゃんはかなり調子がいいようで、サクサク歩いていきます。

速歩の号令が出て、先週習ったように鐙を動かさず、座骨と内方ハミだけで速歩発進。でもこれが難しくて、なかなか出ません。(今は)拍車を使うくらいなら鞭を使うように言われているので、鞭をくれて発進。それでもなかなか出なかったけど。
それから先週習ったことは、蹄跡の延長上、遠く高い位置に目標物を決めて、そこに視線を固定して乗ること。これが、蹄跡行進しているときはいいのですが、巻き乗りや半巻きなどを入れると、案外視線って下に落ちるんです。もちろん真下を見たりはしませんが、馬の耳が見えるくらいまでには落ちてる。

駈歩の号令が出て、先週習ったように駈歩発進してみますが、全然出ない。先週はこのやり方でできたのになぁ。出ても1歩で速歩に落ちてしまったりして、どうすればいいのか分からなくなってきた。
いつまでも出せないでいると、後ろにいる相方に迷惑をかけてしまうので、先生の判断で相方は蹄跡、わたしは内蹄跡に入り、互いに違う手前で駈歩。
「どうしても出ないんだったら、今までのやり方でもいいよ」と先生は言ってくれましたが、今までどうやってたんだっけ? こんなだったかなー、とやってみると、だいぶシビアになっているぐーちゃん、ちょっと外方脚引いただけで跳ねるし。わたしは跳ねたってかまわないんだけど、隣の馬場で調馬索で乗ってる初心者さんは、こういうの見たら怖いだろうなぁ。
跳ねた勢いを利用して、そのまま駈歩を続けようと思ったのですが、それもそれで1周も続かない。「上体が揺すれるから止まっちゃうんだよ。駈歩が出た瞬間に、息をするようにふわっとひざを開けて」それ、先週はなんかできたような気になっていたんですが、全然できません。

隊列を戻して速歩にすると、駈歩のあとだからさすがに馬の動きがいい。反対にアルフォンスはいつでもちゃんと重いヤツなので、ぐーちゃんが1周して追いついてしまうほど。せっかく調子のいいぐーちゃんを止めたくないので、先生に断って抜かせてもらいます。
このころには、グレイトはほぼ完全にハミ受けしていましたが、ときどき下に向かってハミをくちゃくちゃ動かします。反抗とは違うようだし、これ以上何を探してんだ? と思っていたら、先生が「グレイトが口をうにゃうにゃやってるでしょ? 前に出たいって言ってるんだよ。出してくれって言ってるんだから、出してやらなきゃ馬がかわいそうだ」
別に馬を抑えているわけでもないのですが、グレイト自身が<言われた分しか前に出ちゃいけない>という調教をされている馬なので、譲れば出るわけじゃない。つまり、わたしの推しがまだまだ足りないということです。

そして相変わらず、下馬してからはベタベタに甘えてくるぐーちゃんでした。
「馬繋場では甘エタなのに、馬場ではガンコですよねぇ」とN子先生に行ったら、「それも甘えてるからかもよ」と言われました。そ、そうですか? なんか違う気が…。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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