| ←424鞍目 | 425鞍目・お試し期間 (2007.7.29 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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梅雨明け間近の日曜、日の出乗馬倶楽部はサマータイムに突入。そんななか、午前と午後1鞍ずつ乗ろうとしていたわたしたちですが、乗馬倶楽部の友人に不幸があり、午後はお通夜のためキャンセルしました(乗らないで行くと、逆に故人に「乗れば良かったのに」と言われそうだし)。 そんなわけで、倶楽部に到着すると、先生たちもお通夜に参列するのでバタバタしていて、配馬も途中までしかホワイトボードに書かれていません。実は先週から、愛馬グレイトを半自馬にする話し合いをすすめているので、今日乗るのもたぶんグレイトだろうと思いつつ、自分の準備をしていたら、相方が「君ぐーちゃんだよ」と言います。実はホワイトボードの隣に紙が貼り出されていたそうで、完全に見落としていました。 そんなわけでグレイトの馬房へ迎えに行きます。グレイトはついさっきNさんが乗ったばかりで、手入れ後15分ほどのインターバルに馬房に戻されていたのですが、引き出してみたらオガだらけ…。ちょうど馬房掃除の直後だったから気持ちはわかるけど、あんた、たった15分でここまでせんでも。 迎えに行った時間がギリギリだったのであまり時間がなかったのですが、Nさんがブラシを手伝ってくれたおかげで、なんとか時間までに準備を終えることができました。 この時間は、相方とわたしの2騎のみ。手綱を伸ばした常歩から、前に出しながら手綱を少しずつつめていきます。 相方はブラウンシュガーに乗っていて、シュガーの後ろにいるとグレイトはイジメられそうなので、さっさとシュガーの前に出ます。しばらくそれで歩いていると、指導のO先生が出てきました。 「KYOKOさんのハミ受けは、馬に無理強いをしないで誘っていくのがいいところだけど、受けてしまったら巻き込みがちだから、しっかり前に出して。今日はまだグレイトはお試し期間だからね。ホントにこの馬でいいかどうか確かめてみて」という先生の冗談を交えつつ、常歩から軽速歩。あら、案外前に出しにくいな。リズムは悪くないのですが、砂の深いところでは足をとられるのか、止まりたそうなそぶりを見せます。 10分くらい経ったとき、倶楽部敷地内に車が入ってきて、シュガーが少しパタついたようです。以前はグレイトのほうが物見が激しかったのですが、最近はシュガーのほうがおもしろがって物を見る(というか、ぐーちゃんは見慣れないものに対しては全然ダメだけど、シュガーは音がキライなだけなので、モノに対しては全く怖がりません)。 しばらくすると、O先生が呼ばれていき、いったん戻ってきて「本当に申し訳ないんだけど、フリーで乗ってもらっていいかな」と言います。さっき入ってきた車は、今週出ていった自馬会員さんの車で、最後の処理に来たということらしい(サマータイムなんだから、レッスンのない時間に来てくれれば助かるんだけど)。倶楽部代表であるO先生が、立ち会わないわけにいかない事情もわかるので、この先は指導なしで騎乗することにしました。 この時間は馬場を3つに分けて使っている(だから指導者も交代要員がいなかった)ため、わたしたちのいる馬場はちょうど20m四方しかありません。この大きさの中で2騎で動こうとすると、片方が蹄跡、もう片方は内側で輪乗りをするよりない。これで、たとえばわたしが内側にいて、同じ手前で動いていたら、シュガーが一番怒る後ろ斜め45度に入ってしまうので、無用なトラブルを避けるためにわざと反対手前で動くことにしました。正対すると怒る馬には使えない手ですが、この2頭はそれはないし、何より相手の動きを把握しやすい。 速歩でときどき横運動を入れながら速歩。最近、極力鐙を動かさないで(=脚の位置を変えないで)乗るやり方を教わっているところなのですが、今までと違う乗り方なので、自分でもやりかたがわからなくなるときがあります。逆に今までは、馬を動かそうとしてどれだけ脚を動かしていたかってことなのですが。 駈歩になるとさらにそれが如実になり、扶助が伝わりにくいせいか、馬がイライラしてしまいます。拍車も2センチをはいているから、発進に失敗して拍車が当たると、ぐーちゃんは[違いますっ]と跳ねるし(でもN子先生によると、最初のころに拍車で発進しようとして跳ねられていたのとは「質が違う」ということなのですが)。 最近はその跳ねたトモをそのまま座骨で推しこんで駈歩に持ち込んでしまう、ということもできなくはないのですが、そうやって出した駈歩はあんまりキレイに乗れないんだよね。何もしていない風にふわっと駈歩が出て、何でもない風に乗っていられるのが理想なのですけど。 駈歩をちょっとやってから速歩に戻すと、グレイトがハミをぐっと下に持っていくように走るようになりました。そうか、前に出たいのか。譲りすぎてもダメな馬なので、外方のハミは支持しつつ、とにかく前に出すことを考えて(でも脚は動かさずに)乗っていたら、不完全だったハミ受けが、いきなりかちっと100%のところまできました。あぁ、やっぱりハミを受けさせるには前進気勢が必要なんだなぁ。 ここまで来てしまうと、たまにハミから逃げそうになってもすぐリカバーできてしまうのですが、今度は先生の言うとおり巻き込みやすくなる。こうなるとかえって、自分の推しの弱さを思い知らされてしまうのですよね。 最後に速歩で中央線に入って、X点で停止。これは本当にうまくやるんだ、グレイトは。あとは手綱を伸ばして軽速歩と常歩でクーリングダウンして終了しました。 さすがの暑さでぐーちゃんも汗だくだったので、洗いたかったけど今日は時間がないや。濡れタオルで拭くだけにとどめて、昼飼いをあげました。 同じく時間がなかったために手続きは次週に繰り越しましたが、グレイトを半自馬にすることはほぼ確定。おそらく来週からは、(半分とはいえ)自分の馬として乗ることになります。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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