| ←416鞍目 | 417鞍目・気持ちよかった! (2007.6.23 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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梅雨真っ最中のはずなのに、ずいぶん晴れ上がった土曜日。わたしは先週から持病の片頭痛発作が出やすくなっていて、血管拡張すると発作が起きる病気なので本当はスポーツなどは控えるべきらしいのですが、それでも馬には乗りたいし…。というわけで、2鞍入れていた予約を1鞍キャンセルし、夕方の馬場レッスンだけ乗ることにしました。でも朝から倶楽部には行くんだけど(笑)。 さて、今日の馬場レッスンのお相手は愛馬グレイト。この時間は2級目指して2課目練習中のKさんといっしょにやることになっていますが、交互にやるのではなくて、前半はKさんが2課目を3回、後半はわたしが3課目ショートを3回踏むということにしました。先生も違う経路を交互にやられるとごっちゃになるだろうしね。 そんなわけで、Kさんが本馬場でシュガーに乗ってフラットワーク&2課目経路をやる間、わたしは小さい方の馬場でフラットワーク。と言っても小さい方の馬場では初級レッスンをやっているので、そこに混ぜてもらう形になります。 グレイトの馬装をしてから馬場をのぞきに行くと、小さい方の馬場で指導に当たっていたI野先生が「もう入ってきていいぞ」とおっしゃるので、中に入って騎乗。馬場にはモンブランに騎乗したAさんがすでにレッスンを始めていて、I野先生からその前に入るように言われ、しばらく常歩をしてから速歩を出して前へ。 ぐーちゃんの動きはなかなか悪くないけど、どうもハミに対する反応がいつもよりニブめで、少し突っ張る感じ。しかも物見をしたり、すぐに止まりたがったりで集中力がない感じなので、一度強めに鞭をくれたら、後ろのモンブランがちょっと驚いたみたい。ごめんねー。 軽速歩でちょっと伸ばしてから、速歩にして少し横運動を入れていきます。蹄跡でやってうまくいかなかったので、中央線に入ってから蹄跡に向かって斜め横足。I野先生はわたしが何をやろうとしているかすぐ分かったらしく(当たり前か)、後ろのAさんには「とにかく前についてけ」と言いながら、わたしには「中央線でちゃんと馬体を真っ直ぐにしてから横に入らないと無理だぞ」とアドバイスを送ってくれます。 Aさんにはちょっと休憩してもらって、わたしは蹄跡を使って駈歩。右手前からやってみると、最初は出が悪く、出てもイマイチ維持しにくい。なんかハミも来ないしなあ。グレイトは左手前のほうが少し得意なので、右手前のまま反対駈歩もやってみましたが、できたようなできないような。 左手前にして正駈歩を出してみると、こっちはさすがにスムーズ。I野先生も「左はいいんだけどなあ」と言っているようです。 そろそろKさんが2課目を踏み終わったようで、O先生がわたしに「そろそろいけそう?」と聞いてきました。準備運動としては一通りやれたと思うので、続けて経路に入ることにします。 速歩のリズムはまあまあだと思うのですが、最初の斜め手前変換はよれるし、右手前で肩から逃げられるしでぱっとしない。駈歩の発進も推しきれず、ポイントから出せなかったのですが、すぐに止めてやり直し。よーし出た、と思ってそのまま輪乗り。…ん? 「それ2課目〜」あ、経路ミスった。3課目はこのまま蹄跡行進してからB点で15mの巻き乗りでした。輪乗りに入ってしまったものは仕方ないので、「C点からやり直しまーす」と申告して、C点まで戻ってから蹄跡に出ます。いやー、2課目を2年以上やってきたから、体に染みついてるんだわなぁ。 そんな感じで1回目の経路を終えると、O先生が「じゃあ指導代わるから、ちょっと人馬ともに休憩してて」というので、少し手綱を伸ばして常歩していると、今度はN子先生が出てきました。うちの先生たちは馬場も障碍も両方指導はしますが、どちらかと言えばN子先生のほうが馬場専門です。 そんなN子先生なので、A点から中央線に入るなり「よれてる」と厳しい指摘。確かに中央線にしろ斜め手前変換にしろ、今日はやたらよれやすい感じ。というか、どうも左のハミが来ない。 駈歩は1回目よりはきちんと続いていますが、とくに右手前がパリッとしません。しかも、ちょうど馬場の外周に出てきていたシュガーを見たぐーちゃん、怖がって避けようとするし。集中力の問題かな。 2度目を踏み終わると同時に、N子先生が馬場に入ってきて「しょうがない、貸してみな」と、乗り代わってくれることになりました。先生が乗って、「拍車つけてないからってナメるなよ」と速歩を出した瞬間、ぐーちゃんが[ヤバいヤバいヤバいっ]という顔になったのがおかしいのなんの。 先生って拍車なしで、鞭もそんなに使ってないのに、馬が速歩から駈歩に逃げちゃうくらい前に出せるんだよねぇ。そのまま3課目の経路を回り、駈歩で中央線に入って終了…と思いきや、中央線に入るところで駈歩のまま右手前の巻き乗りを2度、3度。かなり小さい巻き乗りなので、馬のトモを入れるための緊急手段なのかな、と思ってあとで聞いてみたら「いや、左のハミに乗せるため」ということでした。 先生が下馬して乗り替わり、「すぐ行けっ」と言われて経路へ向かいますが、速歩で頭を上げられそうになる。「外方だけしっかり持ってれば大丈夫だから!」そうか、自分で前に出してるときより前進気勢が強いから、手綱を短めにしてもいいんだ。 中央線に入って停止・敬礼は省略し、蹄跡へ。斜め手前変換で「そこで鞭!」という先生に従って鞭を使うと、馬が駈歩に逃げるほど前に出ます。そこは座骨を譲らずに速歩。 速歩でかなりいいリズムで動いてくれるので、どうかするとついていくだけで精一杯ですが、外方だけは譲らないぞ。 駈歩に入ると、先生から何度も「上体ねじるな! ねじっても何もいいことないぞ!」と言われます。拳がうねるクセはだいぶ直したつもり(言われなくなってきたし)ですが、座骨を使おうとして上体をねじっているらしい。なんとなく自覚がないでもなかったけど。 でも駈歩もポンポン前に出るし、シンプルチェンジはもともとぐーちゃんの得意なところだし。それにしてもきちんと前進気勢があるときのシンプルチェンジは、駈歩から1歩で常歩に落とすのが大変な半面、その常歩からためて出す駈歩発進は気持ちいいったらない。 反対駈歩はちょっと微妙でしたが両手前ともこなし、勢いに乗って最後の長蹄跡。駈歩を伸ばしたとき、全身に寒気が走ったような、不思議な感覚にとらわれました。ちょっと今の駈歩、気持ちいいよ。このまま経路が終わってしまうのがもったいないようなこの感じ、試合のときにもあったな。 でも中央線に入って停止すれば、経路は終わりです。ぐーちゃんは駈歩からの停止が、またうまいんだ。先生に「分かった?」と言われたのですが、「気持ち良かった!」と答え、先生をずっこけさせました(笑)。 そして、「KYOKOさんの駈歩の唯一の悪いクセはね、上体をねじっちゃうことなんだよね」と改めて言われました。唯一ってこともないだろうけど、馬場をやる以上、今一番直さなきゃいけないクセなんだろうな。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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