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(2007.5.27 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今週は土曜に相方の実家の法事が入ったため、日曜に日の出へ。今日は相方の母が日の出に行くと言い出し、なぜかわたしの会社の先輩ファミリーも馬に乗ってみたいというので、ビジターさんをたくさん連れて行く日になりました(子どもまで入れると5人!)
それぞれ現地集合ということにして、相方とわたしはいつもどおりの電車で行く予定。朝、そろそろ起きなきゃなーと思いつつ、目覚ましが鳴るまでうとうとしていると、目覚ましではなく電話が鳴りました。相方ママからで、早く起きてお弁当も作っちゃったので、今から車で迎えに行くって…ママ、張り切りすぎやから(笑)。
まぁ電車より車の方が(運転しないわたしは)楽だし、いつも昼食用に作っているおにぎりを作らなくてすんだので、かなり楽できたんですけどね。

いつもよりちょっと早めの時間に倶楽部に到着。配馬を見ると、午前中はグレイト、午後はブラウンシュガーになっていました。グレイトには昨日久しぶりに来たMさんが乗ったそうで、それならだいぶほぐれてるかも。
グレイトはあんまり早く馬房から出すと、馬繋場に放置できなくてどこにも行けなくなる(放置するとびーびー泣くんだもん…)ので、15分くらい前に馬装開始。四肢全部に肢巻を巻くのが大変と言えば大変なのですが、この馬装はわたしが決めたことだし。
さっさと馬装を終え、ぐーちゃんを連れて馬場に出ます。騎乗して歩かせてみると、なかなか悪くなさそう。レッスン開始まで、馴致を兼ねて、物見しやすい道路側の短蹄跡で半巻きを繰り返します。

この時間は、相方のロッキーとわたしのグレイトの2頭部班。ロッキーが少々張っているらしいので、先頭に行かせて「ぐーちゃんはつられないように。最近元気だから」と、指導のN子先生。ぐーちゃんは性格上つられ走りはしませんが、前が突っ走るとびっくりしてバタバタする可能性はあるな。
速歩から軽速歩。ロッキーが少し物見していたらしく、先生が「ぐーちゃんはイヤだったら速歩でもいいよ」と言うので、速歩に落とします。座りやすいグレイトの場合、軽速歩でバタつかれるリスクよりも座ってたほうがマシ、とわたしが思ってるのを、先生はさすがに見抜いています。

隣の馬場に迷惑をかけないよう、隣接する蹄跡は入らずに内蹄跡を使います。ロッキーに追いつけないときは、短蹄跡で勝手にショートカット。
「そうそう、何があっても外方のひじを脇から離すな。たとえ走られても」少し前に、巻き乗りや方向転換で外方のひじが前に出るクセを指摘されてから、かなりひじの角度には気をつけて乗っているのですが、先生にも気づいてもらえたよう。気づいてもらえなかったら、直せてないってことですから、少しホッとしました。

1頭ずつ輪乗りで駈歩。半減却を使ってから内方の脚を下げる(=内方の座骨を入れる)と、グレイトはそれだけで駈歩が出る馬。ですがわたしが推しきれず、すぐ速歩に落ちてしまいます。「そのまま続けない、すぐ止めてやり直す。間違ったまま続けると減点が増える」と、先生の指導の端々に競技に向けたアドバイスが入ります。
そこでしっかり止めて常歩を1歩入れ、駈歩発進すると、シンプルチェンジを知っている(もしかしたらフライングチェンジも知ってるかも…)ぐーちゃんは、きちんと駈歩になりました。「歩ごとに推す、推す」と先生に言われつつ、前へ、前へ。
速歩に落とすと、さっきよりだいぶ受けやすくなってるかも。前進気勢って大事だよなぁ。

このへんで会社の先輩ファミリーが到着したようなので、常歩で駈歩の順番を待っている間に相方ママに声をかけ、クラブハウスに案内するよう頼んでおきます(どうやら馬房まで案内していたようだが…)。
何度目かの駈歩で、今度は輪乗りでなく蹄跡へ。「KYOKOさんはもう外方脚を引かないで駈歩」「はい。長蹄跡ですね」「そう」以前にも、外方脚を引いて駈歩をすると馬の腰が内に入りすぎるという注意を受けているのですが、やっぱり今も腰が入ってきてる。馬場を踏むなら、外方脚に頼らず座骨で駈歩ができないといけないのですがね(馬場を踏むのでなければ、外方脚を引いて駈歩するのは正しいんですよ。念のため)。

「高いカネ払って乗るんだから、無難に回ってくるんじゃなくて、これ以上ないってくらい思い切って攻めて失敗してきな。そのほうが後悔しないよ、わたしみたいにさ」と先生が言うのは、先生が先週出た試合のこと。先生が隅角を攻めすぎてイレギュラー入れたのも、「でもやるだけやったから満足だ」と言ったのも見ているから、説得力があります。
その言葉につられて、思い切って駈歩。たまにやりすぎて跳ねられてしまいますが、このくらいはもう気にならない。
最後の長蹄跡を伸ばしたら、ぐーちゃんも思い切って伸びてくれました。こういうときのグレイトはなんだか馬体がパンと張った感じで、少しでも座骨が遅れたらついていけなくなるギリギリ感があるのですが、その緊張感はむしろ気持ちいい。
「そうよ、それくらい後悔しない乗り方しなさい」と先生が言うので、「今ので中間駈歩になってました?」と聞くと、「いやー、まだ尋常だね」ちぇ〜。

終了後クーリングダウンで歩かせていると、先輩ファミリーが馬場の近くにいたので、近寄って子どもたちにぐーちゃんを触らせてあげました。
そのあと馬繋場に上げて手入れをする間も、ファミリーはすぐ近くで見学していたのですが、ぐーちゃんは知らない人ばかりで緊張しまくっていて、ときどきわたしの方を振り返ってはヘルプアイを送ってくるので笑えました。かわいいやつめ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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