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(2007.5.18 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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この週末は、馬事公苑で行われる東京都民大会に、うちの倶楽部からN子先生と琥珀が出場します。日の出の馬運車は牽引式で使いにくいので、今回は八王子乗馬倶楽部さんの馬運車に拾ってもらうことになりました(ありがとうございました)。日の出から馬事公苑に馬を連れて行く試合は実に4年ぶりで、会員で前回を経験しているのは相方とわたしだけなので、今回も馬付を買って出ました。
当初の予定では金曜に入厩、土曜に競技ということで、金曜は半休をとって手伝いをし、土曜に馬付をして、日曜は普通に日の出に行って練習するつもりでした。ところが3日前になって、入厩が土曜、競技は日曜ということになってしまったので、金曜はぽっかり空いてしまいました。そうすると日曜は練習ができないし、ということで、金曜は日の出に行って練習することにしました。

そんなわけで、仕事を昼で切り上げて日の出へ。日の出に通い始めて丸6年、仕事帰りに騎乗するのは初めてです。一応最終のレッスン時間である16時に予約を入れておき、日の出に到着したのは15時すぎ。あーよかった、間に合って。
騎乗馬は今日も愛馬グレイト。予約の段階では、この時間は相方と2人だと思い込んでいたので、「各個乗り(指導なしのフリー騎乗)で」と伝えておきましたが、倶楽部についてみたら同じ時間にKさんもいる。じゃあ普通に部班レッスンになるかなー、と思っていたら、O先生が「グレイト、常歩多めでじっくり動かしてみて。そのほうが絶対いいはずだから」と言うので、やっぱり各個乗りでいいのかしら。
だとしても、常歩多めでやっていると他の2頭に迷惑になりそうなので、空いていた小さい馬場に移動させてもらうことにしました。ふだん初心者用として使っている馬場で、20×15m程度しかないのですが、馬をまとめるにはかえって都合がいい。

常歩でも、たらっと歩いていては意味がない。とくに「馬をほぐす」という目的があって常歩をするわけなので、バイタルウォークにもっていかなきゃな。
とは言うものの、わたしは馬を推すのがヘタクソで、まだまだ前進気勢が作れない。でもとりあえず側方もほぐしたいので、前肢旋回や斜め横足を入れていきます。
隣の大きい馬場では、相方のロッキーとKさんのウィンダムがそれぞれ各個乗りしています。O先生が「特別な号令は与えないから、好きなように馬を動かしてみて」と言っているので、フラットワークのように自分で判断して運動するレッスンになったらしい。ま、3人とも競技経験あるしね。

10分近く常歩をやったあと、軽速歩。…ありゃ、常歩のときよりハミを受けてきたぞ。「前は速歩だとハミから逃げられてたけど、もう速歩のほうがハミ受けしやすくなってきたでしょ」と、ラチ外から見ていたO先生。「あれ、そういえばそうですね」「そうなると速歩のほうが楽だっていうのがわかるよね」確かに、常歩に落とすとコンタクトがとりづらいかも。前進気勢があったほうがハミ受けしやすいんだろうけど、前はわたしの拳が安定してなくてハミ受けの邪魔をしてたから、速歩で受けさせられなかったんでしょうね。
こうなると速歩でしっかり座って、ハミ受けを完全にしちゃいたい。速歩で巻き乗りや半巻きを入れつつ、ハミ受けを誘っていきます。

あ、そうだ。この間N子先生に、「巻き乗りのときに、外方のひじを前に譲るな」って言われたっけ。そう思ってひじをちゃんと曲げて下に落とすことを心がけて乗っていくと、グレイトのハミ受けがだいぶできあがってきた感じ。馬場の外からN子先生も「良い良い」と言うし、O先生も「それでだいたいOK。あとは前に出していくだけ」と言うし、なによりハミの感触が軽い。とすると、「外方をしっかり持つ」コツはひじの角度だったのか?
「そうなると馬が御しやすくなるはずだよ」と先生は言うのですが、方向転換しようとすると微妙に逃げられるような感じもある。うーん、なんだろな。

だいぶ馬がほぐれてきたのだろうと判断し、駈歩に移行。あら、出にくいわ。発進できないこともないけど、全然続かないし。かなり推しが足りないんだなー。
何度かチャレンジしたのですが、1周程度しか続けられないので、反対駈歩をやるのは断念。シンプルチェンジだって、もっと前に出せてなきゃできないしな。でもたぶんこれはわたしの問題だろう。

流れが変わりそうだったので、常歩に落としていったん手綱を伸ばします。ところがコレが失敗で、手綱を持ち直したらハミを受けるどころか逃げまくり。
常歩でどうにかしようとしても無理っぽかったので、ふたたび速歩にするとまたハミを受け直してはくれたのですが、さっきのすごくいい感じにまでは戻せない。ヘンなことしなきゃ良かったなぁ。

クーリングダウンに入ると、N子先生が琥珀に乗って馬場に入ってきました。明日はもう輸送なので、最終調整で乗っておくらしい。せっかくなので馬場を20×60mサイズに変えて、凸凹を均していると、馬繋場から「ぶふふふー!」と不満げな鳴き声が。はいはい、放置して悪かったよ。
その後ぐーちゃんの手入れをして夕飼いをつけ、輸送の準備や打ち合わせをしていると、あっという間に21時。明日は5時起きじゃっちゅーに。

そんなわけで、この翌日と翌々日は5時起きで馬事公苑通いでした。来年はあたしがグレイトといっしょに出たいなぁ、という野望を抱きつつ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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