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(2007.3.24 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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本日2鞍目のお相手はグレイト。午前中にSくんが乗って相当調子が良かったそうで、その直後に見たときには馬がしっかり汗をかいていました。わたしもそれくらい前に出せるといいけど、グレイトは乗り手が出した分しか前に出ない馬だから、わたしには難しいだろうな。
ぐーちゃんの馬房に行って扉を開けると、すぐにすり寄ってきました。今日は甘ちゃんモードだなぁ。馬繋場に出して手入れをし、馬装します。

時間が来たので、馬場に出て騎乗。いつものように、またがって腹帯を締めている間、まだ歩き出してもいないのに[ハミちょうだい!]とハミをがちゃがちゃ言わせるぐーちゃん。はいはい、歩き出してからにしてちょうだい。
歩き出してみると、最初の2〜3歩がすごくいい感じ。この歩き方なら、今日はうまく乗れるかも。
指導のN子先生に「順番どこでもいいよ」と言われ、シュガーの後ろはやだなーと思ってアルフォンスの後ろへ。だってシュガー、ぐーちゃんが近づくと蹴るんだもん。

シュガー、アルフォンス、グレイトの順で軽速歩。あれ、思ったより前に出せないな。隅角で歩度が落ちないように鞭を使っていきますが、「前に出すのは鞭ばっかりじゃないよ」と先生。ホントはもっと前に出そうな気配だったのに、なんか普通程度にしか出せないや。
でもさすがにぐーちゃん、巻き乗りの角度は正確だし、斜め横足なんて行きたい方向の手綱を下げただけですっと入ってきます。

輪乗りから、1頭ずつ駈歩。わたしの前のアルフォンスに「はい、右駈歩」と号令がかかります。…って今、左手前の輪乗りしてるんですけど、いきなり反対駈歩からですか(しかもアルの場合苦手なほう。ぐーちゃんで良かった〜)!
自分の番が来たので、反対駈歩発進。グレイトは輪乗りの方向や鼻面の向きで駈歩の手前を判断しない馬で、つまりは乗り手の座骨で駈歩の手前を判断するのです。
発進で拍車が触れてしまったらしく、ちょろっと跳ねられたものの、「そのくらいでぶーぶー言いなさんな」といなすくらいの余裕ができてきました。

出しさえすれば、輪乗りだろうがゆっくりと反対駈歩ができてしまうのがぐーちゃんのすごいところで、しかも反対駈歩ですら乗りやすい。
順次駈歩でも、半巻きが入ったりして反対駈歩が多い感じです。でもぐーちゃんは歩ごとに発進しないと駈歩をやめてしまうような馬なので(馬場馬としてよくできているということ)、拍車を使わずふくらはぎと座骨で、1歩ごとに発進、発進とやるのはけっこう大変です。

それにしても、ハミ受けがいつまでも中途半端。ハミに反抗することはありませんが、巻き込むくらいがベストポジションであるグレイトとしては、今のハミ受けは60%程度でしかない。
「だいたいね、KYOKOさんはちょっと手綱持ちすぎ。1ノッチ伸ばしてみな」あっ、そういうことか。「持ってもいいんだけど、その長さで持つんだったらその分馬を前に出さなきゃ。今のKYOKOさんではそのくらいしか出せないんだから、だったら手綱は持ちすぎちゃダメ」と言われ、手綱を3〜5センチほど譲ってみると、なんか少し受けてきたかも。
「ほら見なさい、受けてきてるでしょうが」うーん、確かに。でもこれだと首が下に落ち気味なので、しっかり背中を使う状態でハミ受けをさせるためには、そもそもわたしの推進では不可能だってことになってしまう。困った。
「そのバランスをつかむためには、もっと指の感覚を鋭敏にしないと」ということでした。

レッスン終了後、馬繋場に上げて全身をタオルでがしがし拭いてやり、足を水で洗っていると、ぐーちゃんが首をわたしに巻き付けるようにしてくっついてきたり、手元をのぞき込んできたりします。なんか今日は甘えモード激しいなぁ。
ちょっとかわいかったので(笑)、今日は久しぶりに馬繋場から馬房までの間に寄り道して、青草を食べさせてあげました。ぐーちゃんが食べている間、ぐーちゃんの肩に寄りかかってぼーっと空を眺めていたら、なんか幸せだった…。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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