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(2007.3.25 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日も2鞍の予約で日の出へ。配馬を確認すると、午前中がアルフォンス、午後がグレイトでした。アルはこれが本日1鞍目なので、馬房に迎えに行きます。
馬繋場に出してみると、思いっきりオガだらけ。まぁ本人が楽しかったんだろうからいいけどさ。ブラシをかけ、相変わらず立ち腫れのひどい後肢に肢巻を巻き、装鞍します。

時間が来たので、アルフォンスを連れて馬場へ。この時間はピクルス&相方と、アル&わたしの2組だけでした。それを見た指導のO先生が「このメンバーだったらほぼマンツーマンみたいなもんだから、KYOKOさん琥珀デビューしても良かったね」「げっ、乗りたいけどまだ乗れません!」「大丈夫、琥珀は物見しないから」「でもたぶん抑えちゃいますよ〜」琥珀はきっちり馬場の調教が入った外産馬で、ものすごく前進気勢が強いのに、手綱で抑えてしまうと普通程度にしか前に出なくなるという話。乗るチャンスを逃したのは少し残念だけど、それ以上に乗りこなす自信がないや。

当然のようにピクルスを先頭に立たせ、アルフォンスを後ろにつけて部班開始。いつも通りに重いアルに鞭をくれ、O先生に「フランス式馬術<ケル・ナグール>はほどほどに」と揶揄されつつ(笑)、軽速歩に移行します。
軽速歩だとまあそこそこ動くので、ピクルスになんとかついていけますが、輪乗りなんかはちょっとだけ小さめに回らないと追いつかない感じ。

まずは1頭ずつ駈歩をしますが、ピクルスがいなくなった途端にアルフォンスがビタ止まりし、後退しようとします。こんな時こそ<ケル・ナグール>の出番。片手ムチをくれても反応しないので(なんでよ?)、立て続けに3回ムチをくれながら脚でぎゅーっと前に出すと、どうにかこうにかという感じで駈歩が出ました。
左手前はそれでもまだマシだったのですが、右手前となるとこれが反対手前しか出ない。右内方姿勢が足りないのだろうと、外方脚を引いて腰内っぽいことをして発進しても、ほとんど効き目なし。
あとでN子先生に言われたんですが、「あの馬に限ってそれやってもムダ。内方の座骨を思いっきり押し込むしか方法ないよ」とのこと。がっくり…。

2頭だけなので、このあとは駈歩はほとんど順次でやりましたが、右手前だとどうしても反対手前が出てしまうので、止めてやり直しながらついていくのは大変。
そんななか、「じゃあちょっと部班の中だけど2課目の経路踏んでみようか。A点から中央線」ということで、ピクルスの後ろについて2課目の経路へ。速歩のパートはいいんだけど、駈歩がまたよりにもよって右手前からなんだよね、この経路。
発進するとやっぱり反対が出てしまったので、一度速歩に落としてやり直し、やり直ししてもダメだったので、仕方なく反対手前のままついていくことに。アンタよく反対手前のまま隅角回れるねぇ。斜めに手前を換え、思わず3課目Bのようにここでシンプルチェンジを入れてやろうかと思いましたが、意味ないのでやめました。

でも左手前なら、この馬の本領発揮(と言っても、決して軽くはないんだけど)。輪乗りから蹄跡に入る時点でわざとピクルスとの距離をとっておき、隅角の手前で半減却を使ってから長蹄跡に向かってすっとゆずると、ぽんと駈歩が伸びました。
O先生も「アルフォンスなのに、思わず『そんなに伸ばさなくていいよ』って言いそうになった(笑)」というくらい伸びました。ただし、前に馬がいることで引っ張ってもらえたという好条件もあるんだけどね。「右手前でもこれくらい出るとカンペキだけどねぇ」と先生。ホントですよねぇ。

それにしても今年は、ホントにアルフォンスの<季節>がこない。毎年春先になると、1ヶ月間だけ急に調子が良くなってぽんぽん前に出るようになるときがあるんだけど。今年の異常気象のせいか、それともコイツなりに年をとったのかな。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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