| ←392鞍目 | 393鞍目・うーん、反対駈歩 (2007.3.17 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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本日2鞍目は、3課目2006Bの経路レッスン(蛇足ですが、3課目には2006A、2006B、2004ショートver.の3種類があって、2006Aが一番難しい)。 3Bを踏むのは今日が初めてなので、馬場馬の調教がきっちり入っているグレイトに助けてもらえれば踏めるかな…と思っていたのですが、いざフタを開けてみたら今日のお相手はブラウンシュガー。 確かにシュガーもグレイトの次に愛馬なのですが、シュガーの馬場経験と言ったら、わたしが2課目の練習を一度やったことがあるだけ。馬に助けてもらうどころか、馬に教えながら踏まなきゃいかんのか…(面白いけど)。 しかもこの日は、今まで障碍一辺倒だった相方が「2課目を踏んでみる」と言い出すおまけつき。グレイトは相方の先生係に回ったようです。ちっ。 今までの2課目は20×40mの馬場で踏んでいましたが、3Bは20×60m。実は日の出の馬場ではギリギリとれないサイズで、ちょっといびつに作るほかない。 ふだん作ってある20×40の馬場を展開し、先生にハローをかけてもらいましたが、何だか妙に起伏がある上にポイントのズレた馬場になってしまいました。 馬装したシュガーちゃんを馬場に連れ出し、騎乗。シュガーはグレイトが嫌いなので、近づけないようにしてフラットワーク開始。軽速歩で動かしていくと、けっこう最初からいい動きするじゃん。 でもシュガーはいつものように右のハミばっかり意識して、左手前ではとくに首をねじります。内方の手綱を使いすぎないようにして動かしていきますが、ハミを受けさせるにはもう少しかかるな。 「3課目には軽速歩なんかないぞー」と先生に言われ、速歩に移行。3Bの動きを考えると、駈歩で確認しておきたい動きがいっぱいあるので、さっさと駈歩に移行することにしました。 シュガーに「ここは駈歩発進のポイント」と覚えておいてもらうため、駈歩発進はC点でしかやらないことに決めて、C点へ。シュガーは拍車が当たるとそっちのトモを蹴り上げる馬(グレイトほどではないけど)で、とくに1回目の駈歩発進では跳ねられやすいので、C点の外(審判席に当たる場所)にいたN子先生に「蹴ったらごめんなさい」と断ってから駈歩発進。 あれ、蹴らないじゃん。何だかふわっと発進できてしまったので、そのまま蹄跡を回って斜めに手前を換え、シンプルチェンジ(駈歩から1歩で常歩、常歩を3〜5歩入れて反対手前の駈歩発進)の練習。うーん、どうも常歩じゃなくて速歩になっちゃうな。 半巻きからの反対駈歩、速歩から駈歩発進など、3Bで不安な要素を細切れで練習してみましたが、反対駈歩は全然ダメで、馬が勝手に手前を換えてしまいます。この子は発進のときに絶対手前を間違わないけど、本人が反対駈歩をやりにくいせいなのかも。 そうこうするうちに、「そろそろ入んなー」と先生の声がかかったので、グレイトには馬場の外に出てもらい、速歩でA点に向かいます。 A点から中央線に入ってみると、X点がはるか遠くに感じる。わたしが1課目を始めたころは、1課目でも20×60mだったので、この大きさの馬場は初めてではないのですが、何しろ2年ぶりだからな(つまり、2課目をしつこく2年もやってたってことです…)。 X点で停止しますが、これがピシャッと止まれない。なんとか敬礼をして、速歩発進。停止からの速歩発進は、うちの馬の中ではやりやすいほうだ。 C点まで直進し、左手前で蹄跡に入ろうとすると、シュガーが常歩に落ちたがります。まぁこの辺はふだん初心者用に使っている馬場だから、走らなくてもいいと思うのも無理ないけど。 馬場の構造上、隅角がきちんと作れなかったので、隅角への踏み込みとかは要求しないことにしよう。シュガーも初見なわけだし。 斜め手前変換し、A点から中央線へ入ってXで右に巻き乗り、続けて左に巻き乗り。 中央線に戻ってC点まで直進、右手前で蹄跡に入って斜め手前変換。ここは中間速歩なんだけど、最初の1〜2歩がちゃんと伸ばせなかったので「ムチ!」と先生の声。そこでムチを入れると、シュガーが慌て速歩から駈歩に逃げてしまい、わたしは鞍の上でバランスを崩してお尻が鞍の外に落ちそうになり、慌てて鐙を踏んでもちこたえました。あー良かった、こんなんで落ちたらダサすぎ(笑)。 A点で常歩に落とし、斜め手前変換で手綱を伸ばします。しかし20×60だとFからHがえらく遠いな! 集中力のないシュガーちゃんは、手綱を伸ばされると喜んでよれようとするので、まっすぐ歩かせるのが一苦労。 手綱を持ち直して蹄跡に入り、C点から駈歩発進。お、さすがにスカッと駈歩が出る。2課目のクセでうっかり輪乗りをしてしまいたくなりますが、蹄跡更新で隅角を拾い、B点で15mの巻き乗り。いつも部班レッスンなどでは10mが基本なので、15mに広げようとすると最初の1歩が大事みたい。 蹄跡に戻って斜め手前変換、X点でシンプルチェンジ。うわわ、これやっぱり常歩ムリだって。わたしにしては力一杯半減却から全減却を使い、座骨を落とし込んでギリギリ速歩までは落とせたのですが、常歩まで落とせないままX点を踏み越えてしまったので、あきらめて駈歩発進。これはキレイに発進できるんだよなぁ。 左手前でも同じく15mの巻き乗りとシンプルチェンジ。これもやっぱり常歩にまでは落とせず、仕方ないので速歩を入れる形で駈歩の手前を換え、蹄跡へ。 長蹄跡上で半巻きをし、そのまま蹄跡上12mほど反対駈歩が入りますが、シュガーちゃんってば蹄跡に入った瞬間に[あ、手前違うね]とばかりに、自分からトトッと速歩を入れて駈歩の手前を換えてしまい、反対駈歩は失敗。この子は駈歩発進のときに手前を間違わない子だけど、反対駈歩ではそれが裏目に出るなぁ。 すぐに速歩に落とし、C点から駈歩発進。わたし自身は速歩からの駈歩発進がかなり苦手なのですが、ここはシュガーのおかげでスカッと発進できました。 でも次の、左手前で半巻きからの反対駈歩も見事に換えられてしまいましたが、速歩に落として再びC点から駈歩発進。次はこの経路の最後の見せ場(?)、長蹄跡での中間速歩です。ところがここでシュガーが集中力のなさを発揮し、ラチ外のグレイトにいちゃもんつけにいこうとする始末。あーもー。 3Bがちょっと馬場っぽいのは、駈歩のまま中央線に入って停止、敬礼で終わるところ。駈歩を止めない程度に推進しながらも、X点でピタッと止めるだけの全減却が使えないと…。いや、難しいっす。 2課目の人と交代で踏むにはポイント移動やら何やらが大変なので、続けて踏むことになりました。途中でヘタる自信があるぞ(笑)。 1回目よりはちょっとハミを受けてきてくれたものの、やっぱりグレイトとすれ違うときはいちいち怒ってるし、シンプルチェンジは常歩まで落とせないし、反対駈歩は換えられるし。 先生からは、シンプルチェンジは「もうちょっとなのに!」と残念がられました。全減却が弱いなら無碍に拳で止めてもいいから(たぶんこの馬に限り。ぐーちゃんあたりでやったら怒られる)、と言われたので、次は頑張らないと。 ここでいったん交代かと思いきや、「そのまま最後までいっちゃいな」というわけで、続けて3回目の経路へ。本馬場の外に出てしまっていたので、本番のように馬場の外を回って入場門へ。するとシュガーちゃん、倶楽部の敷地外の茂みを見て、[あっ、妖精さんがいる〜] …いないからっ! そうやって向かった3回目の経路ですが、どうしてもシンプルチェンジは不発。さっき先生に言われたとおり、ホントにもう少しだなーというくらいなのですが。 最後だから、反対駈歩くらいはちゃんとやろう。そう思って半巻きの帰りから内方脚を強めに使い、こっちだよこっちだよと意識させながら蹄跡に入ったのですが、やっぱりシュガーは器用にトトッと換えてしまいました。うーん、こんだけ内方脚使っても手前換えられるんだったら、いったいどうしたら成功するんだ。 経路を踏み終わり、敬礼と同時に先生が「反対駈歩は脚に頼ったってダメだよ。座骨で内方教えていかないと」うわぁ。そう言われればわたし、確かに脚で内方を教えようとしてた。「でしょ。あとね、長蹄跡で外方脚あんまり引いちゃダメ。馬の腰が内に入りすぎて、まっすぐ走れてないと見られる」あぁ、そういえば2課目の長蹄跡でさえジャッジに「腰が内に入る」と書かれたことがあるわ。 「外方脚引かないで、ちゃんと走らせるのにはどうしたらいいか分かる?」「…座骨だ」「その通り。2課目と違って60mもあるから、アラが見えやすいんだよ」 ふうぅぅ〜む。 3課目Bは、とにかく2課目と比べると駈歩がやたらと多い印象。できないこともいっぱい出てきたけど、それがまた楽しかったりして。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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