(2007.2.17 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
アルフォンスは直前のレッスンに出ていたので、終了して馬繋場に上がってきたところで鞍を替えさせてもらいました。
時間が来たので、アルフォンスを連れて馬場へ。アルフォンスは今日もしっかりやる気がなくて、たらんたらんと歩きます。
この時間はロッキー、JR、ソルティー、アルフォンスの4頭。常歩で歩き出して、さてどこに入ろうかな、とキョロキョロしていると、ギャラリーが「先頭」って。先頭立ってもいいけど、すっごいスローペースの部班にするぞ。いいんだな。
N子先生が笑いながら、「アルぽんは一番後ろ。3センチ拍車貸してやろうか?」「いるかも。でもこいつ、拍車で出すと余計重くなるじゃないですか」「その通り(笑)」。結局座骨しかないのよねぇ。
軽速歩でついていくと、まぁソルティーに離されずについていけてるんだから、アルにしては頑張ってる。
わたしは今日も、拳の位置と脚の向きに気を付けて騎乗姿勢を作っているつもりですが、たまに右の鐙が浮いてしまいます。右ばっかり浮くということは、右の膝が上がりやすいということだ。いかんなぁ。
速歩で、「できる人だけでいいから、蹄跡上肩内系の斜め横足」の号令。N子先生が「できる人だけ」と言うときは、絶対にわたしは「やるべき人」に入れられているので、必死にやるしかない。蹄跡に後肢を残して前肢を1歩だけ内に入れる形の斜め横足は少し難易度が高いのですが、アルフォンスは頑張ってこなしてくれました。先生の評価は「それくらいできて当たり前」という厳しいものでしたが(笑)。
さらに輪乗りの速歩で、「じゃあそのままのリズムで、鐙を脱いで」鐙上げなんて久しぶりだぁ、と思ったら「はい、そのままもも上げ」。アルは割と反撞が高めの馬なので、太股まで馬体から離して座骨だけでついていく、となるとけっこう大変。でもここでサドルホルダーに頼ったら「今さらそんなもんに頼らず座れ」って怒られそうだしなー(笑)。
サドルホルダーを持たずに頑張って、まぁ落ちはしませんでしたが、座骨が痛いです…。
輪乗りでも肩内系の斜め横足をやって(これは蹄跡でやるよりさらに難しい…)、次は1頭ずつ駈歩。前の馬がいなくなる瞬間から、座骨も脚も最大限に使って前に出さないと、こいつはすぐ膠着する。
自分の番が来る直前から、脚で「行くぞ」と教えておき、先生の「次、アルぽん」の号令とともに発進の合図。準備をさせておいた甲斐があって、駈歩そのものは割にすぐ出たのですが、「一発で分かれよ〜」「あ、反対か」アルフォンスの右手前は、正駈歩がなかなか一発で出せません。
しかも、反対駈歩が出ても2〜3歩走ってみないと確信がもてないのも情けないところ。本番だったらどうすんだ(いや、ぽんちゃんと試合に出ることはまずないけど)。
左手前の駈歩は一発で出るのですが、今にも止まりそうな駈歩。最初の左駈歩はいつもそうなので、ワンハンドにして片手で鞭をくれたら、ようやく普通の駈歩に。考えてみたら、こんな真似はアルフォンス以外では怖くてようせんな…。
蹄跡での駈歩では、駈歩から常歩、3歩ほど常歩を入れて駈歩、という号令がちょくちょく入ります。これはたぶん3課目にあるシンプルチェンジを意識した練習で、さっきも速歩で15mの巻き乗りが入ったし、N子先生にさりげなく3課目に誘導されてる気がする。
他の馬が駈歩をしている間、蹄跡で常歩をして待機しますが、ものすごーく常歩のとろいアルフォンスに対して、後ろにくっついてきたロッキーの常歩はわりと早い。それでもアルぽんとしてはすっごく頑張ってる常歩なのに、ロッキーに乗ってる相方は「噛むよー」とか言ってる。「やめてよう、ぽんちゃん頑張ってるんだから」と言っているそばから、相方がロッキーの鼻先をアルのお尻にくっつけて、ついに噛ませてしまいました。
でもアルと言えば、ちょっと不愉快そうに耳を動かしただけ。あんた、ちょっと蹴るとかしなさいよ…。
左手前の駈歩で、「長蹄跡の好きなところで2回巻き乗り」げ、こいつ左手前では肩から逃げやすいから、相当頑張らないと。
10mより少し大きくなってしまいながらも、なんとか2回巻き乗りを入れることができ、短蹄跡に出ると「次の隅角を利用して8mの巻き乗り」。さらに小さいから、腰を張っていないと絶対止まっちゃう。
巻き乗りが終わる直前、「長蹄跡に出たら山型。馬場の4分の1(＝5m)まで」ひぇ〜、忙しい。しかもこんなところで微妙に肩から逃げられてしまい、山型乗りがかなり浅くなってしまいました。
短蹄跡に続いて、長蹄跡の手前で「伸ばせ！」「はい！」最後の直線、アルにしてはけっこう伸びてくれました。彼にとっては伸長くらいの気分だったかも(笑)。
この日のレッスン終了後のN子先生のアドバイスは、「噛まれないようにがんばんなさいよ」。ひ、ひどい(笑)。ぽんちゃん頑張ったのに〜。
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字：貸与馬、青字：自馬)
