←試合 382鞍目・消えないハミ
(2007.2.10 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
383鞍目→
今日は部班2鞍の予約で日の出へ。倶楽部に到着して配馬を見ると、午前がハイセイコーJR、午後がアルフォンスでした。最近JRには馬場レッスンでばかり乗っていたので、部班で乗るのは久しぶり(JRは引き馬から2課目まで使えるオールマイティー馬だから、初心者レッスンに出ていることが多いし)。
JRは直前の部班にも出ていたので、レッスン終了を待って馬繋場で鞍を取り替えます。ついでに肢巻がだらけていたので巻きなおし、時間が来たので馬場へ。

先週の八王子さんの試合(1課目)では、なんと59%という高得点をマークしてきたJRですが、日の出に戻るなりいつもの体たらくに戻ったらしい(笑)。馬場に出る坂道をいかにもやる気がなさそうに下る姿には、ドレッサージュ馬のかけらも感じられません。
またがってみると、まぁ大きいこと。ここのところグレイトやアルフォンスやシュガーなど小さめの馬しか乗っていなかったので、とくにそう感じます。騎乗補助をしてくれたNくん先生に「馬ってでっかいねー!」と初心者のような感想をもらすと、「いや、コイツが無駄にでかいだけです」うん、ごもっとも。

この時間はチョコ&相方と、JR&わたしの2組だけ。指導のO先生の指示に従い、まず常歩から大きく動かしていきます。
JRは基本的に口うるさい馬で、ハミを引っ張られたり必要以上に当てられたりするとすぐ怒り出すので、拳のさじ加減が重要。手綱はたるませずに、拳を柔らかくすると、それなりに下を向いてはくれます。
「ハミ受けにも馬のレベルがあるから、JRでそのくらい出来れば十分。忘れてると思うけど、ハミが変わってるからちょっと手応えが違うんじゃないかな?」そういえばそうだった。試合の直前に、JRファンのSさんがオーリガンという種類のハミを買ってあげたらしい(わたしもぐーちゃんに貢いでるけど、Sさんも相当なもんだ…)。
オーリガンは普段ぐーちゃんも使っているもので、形状と金属の配合に工夫があって、馬がしっかりハミを味わう(というと妙な表現ですが)ことができるらしい。

速歩から軽速歩で動かしていきます。前のチョコがたーっと行ってしまうのでショートカットが必要ですが、JRそのもののリズムは悪くない。
当面の自分の課題として、「ひざの向きを直す」ことがあるのですが、「拳を高めに安定してひじを柔らかく使えるようにする」ことも追加。先週の試合で、そうやって乗ったほうが馬場っぽくてかっこいいことにも気づいたし。
でもそれは馬に合わせて臨機応変にやればいいとも思ってるけど。

輪乗りで1頭ずつ駈歩。右手前で発進してみたら、「反対だよー。馬場やる人は1歩でわからないと」うぐ、わからなかった。
駈歩で蹄跡に出ると、巻き乗りの号令。左手前は全く問題なく10mで巻けるのに、右手前で思いっきり肩から逃げられ、巻き乗り失敗。このまま巻き乗りをせずにやめるとJRがつけ上がるので、やると言ったからには速歩でも巻いてもらうからねーだ。

「ちょっと前に出しすぎの感があるんだけど(笑)、あんまり出しすぎても巻けないよ。体起こして、少し馬をつめていかないと。それでも前よりつめやすくなってるはずだよ、忘れてると思うけど」「あ、ハミ」「その通り」
つめやすくなってるかどうかはわからないけど、今実感したのは「ハミが消えない」こと。ふだんのJRは、駈歩発進の瞬間に巻き込んで、下に向かってハミを外すので、手応えとしてはいきなり「ハミが消えた」ように感じていたのですが、今日は駈歩していてハミが感じられる。こういう効果があるとは知らなかったなぁ。

「じゃあ次は、駈歩で蹄跡に出たら好きなところで巻き乗りを入れて。入れるポイントと回数は任せる」と、かなりプレッシャーのある指示。JRで巻き乗りしやすい左手前なのが救いだな。
自分で巻き乗り3回と決めて、駈歩発進。最初の長蹄跡の中央(B点)で巻き乗り、よーしちゃんと10m。次は短蹄跡の中央で巻き乗りしようかと思ったけど、また蹄跡中央では芸がないので、次の隅角を利用して8mの巻き乗りに挑戦。「くそー、でかいな!」とぼやくと、「でかいかどうかは、ボクからはわからないけど(笑)」と先生。そりゃ、大きさ申告して乗ってるわけじゃないもんね。

最後にもう一度、長蹄跡で巻き乗り。ここで線上に前の馬のお尻が見えてしまうと、JRはかーっとかかっていって巻き乗りなんぞやってくれないので、ちょっとはらはら。JRが長蹄跡を向いたとき、ギリギリでチョコがひとつ先の隅角を曲がったあとだったので、かかっていかずに巻き乗りができました。
チョコに追いついたところで速歩、常歩と落とすと、先生が「どこで巻き乗りしようとしてるか、見てると完全にわかるね」だそうです。それって扶助が大げさだってことで、全然ダメじゃん。

JRは乗り慣れた馬ではあるのですが、ここしばらく乗っていなかったことと、ハミが変わったことで、またちょっとおもしろく乗れました。
これだからやめられませんなぁ。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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