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(2007.1.27 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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来週に試合を控えているので、今日は馬場レッスン。
来週の試合にはNくん先生のたっての希望でハイセイコーJRを連れていくことになっていて、あわよくばわたしもJRで出場しようかと思ったのですが、JRが試合慣れしていないので乗るのはやめました。JRは基本的におっとりしていますが、力があるのでパニックを起こされたら対処しきれる自信ないし、昔JRと大ゲンカしたときも持っていかれまくったし。
そんなわけで来週の試合にJRで出るならJRで練習させてもらうつもりだったのですが、先方の馬を借りるのでグレイトで練習することにしました。

そんなわけで、30分前にグレイトを馬房から出して馬装。先週はラグを着けて出しましたが、今日は1月にあるまじき暖かさなので着けなくても大丈夫だろう。
今日の馬場レッスンはわたしひとりのはずでしたが、ひとりで続けて3回も踏むとだいたい音をあげることを先生も知っているので、Nくん先生にいっしょに出るように言ってくれました。
Nくん先生はJRで、わたしはグレイトを連れて馬場に出ます。

じっくり馬をまとめるなら小さい馬場だけど、わたしはまず馬を前に出さないと動かしきれないので、大きい馬場に出ることにしました。
常歩でまず1周、と思って歩かせていると、クラブハウスから「そんなにたらたら歩いてたらダメでしょ、あたしが出ていったら本番だからね!」とN子先生の声。試合ではのんびりフラットワークしていられないこともあるから、常歩にしてももっと動かさないといけないらしい。
速歩と軽速歩で動かしていくと、すぐに50%くらいはハミを受けてくれたので、あとはひたすら前に出すことに決めました。
輪乗りの中でちょびっと側対扶助を使ってみたり、蹄跡に出て少し伸ばしたり、とやっているうちに先生が出てきて、「どっちからいく?」と声がかかったので、本馬場にいたわたしからいくことになりました。

速歩で中央線に入り、停止、敬礼。速歩発進で常歩が2歩ほど入り、さっそく先生に「その発進5点」とダメ出しをくらいます(N子先生は審判資格をもっているので)。5点は、先生によると「まず可と見る」なのだそうです。
速歩のリズム自体は普通なのですが、脚を使っても伸びがイマイチ。3湾曲だってラインはすばらしいのに、なんとなく動きにメリハリがつきません。

常歩パートに続いて、手綱を持ち直して駈歩準備。C点の少し前から半減却を使って馬の鼻を内側に向け、内方座骨を入れて駈歩発進。…のはずが、速歩になってしまって駈歩が出ない。止めて普通にやり直してもやっぱり出なかったので、軽く跳ねてもいいや、という覚悟で鞭を使ってみました。案の定跳ねたところで、それを利用して座骨で押しきろうとした(もちろん邪道)のですが、それでも1歩で止まる。
おかしいなぁ、とやり直しているうちに輪乗りが1周してしまい、仕方なく先生に「Cからやり直します」と申告。この馬はプロだから、C点で脚を使えばキチッと駈歩が出るはず。…が、出ない。もともと脚扶助に敏感(拍車にはもっと敏感)な馬なので、ここまで駈歩を出そうとしないことはあまりない。
だいたい、さっき倶楽部イチの重さを誇るアルフォンスの駈歩を一発で出せたのに、グレイトあたりで出せないとはどういうことよ。

発進しては失敗し、またやり直し、を輪乗りの中で繰り返すこと、3周もしたでしょうか。わたしにしてはけっこう思いきって鞭も使っているのに、駈歩どころか大して跳ねもしない。いいかげん悲しくなってきたぞ。
ようやく駈歩が2歩、3歩と続くようになってきて、どうにか輪乗りくらいは続いたので、蹄跡に出て経路続行。それにしても今にも止まりそうな駈歩で、隅角通過なんかはアヤシイ感じだけど、跳ねられずに駈歩できてるだけ良しとするか。
左手前での駈歩発進は、少しポイントをずれたものの駈歩はできてる。一体なんだったのかな、さっきのは。

2度目の経路では、今イチどころか今3つくらい前進気勢が足りない感じではありましたが、まぁ駈歩は出る。左手前の駈歩なんかは、長蹄跡で伸ばしたらついていくだけで精一杯になり、座りが甘くなってお尻が動いてしまいました。座りが甘いと、ぐーちゃんの跳ねる確率が上がるのに、今のはよく跳ねられずにすんだな。

さて、3度目の経路。今日はこれが最後になるんだから、残りの力(と気力)を振り絞って回ってこよう。
3湾曲で「半減却と同時に鞭!」と先生に言われ、半減却を使うところでいちいち鞭。3湾曲での半減却は3〜5歩ごとに使うタイミングが来るので、忙しいったらない。でもその分、速歩の歩度は落ちずにペースよく走れています。
隅角の手前で半減却、そのまま長蹄跡で脚を維持して伸ばす。先生にいつも言われていることを思い出しながら経路を踏みます。

いよいよ駈歩パート。少し早めに半減却を使ってC点で駈歩発進すると、拍子抜けするくらい簡単に駈歩が出ました。軽く跳ねたのを「そんなヒマあったら前に行けっ!」と怒鳴りつける(馬に対して怒っているわけではなく、自分に気合いを入れている)と、「そうだ、その意気で回ってこい!」と先生。
「隅角で鞭!」ちょっとくらい跳ねられてもいいや、と鞭を入れて隅角を回り、長蹄跡。さっきよりは少し伸びてる。
斜め手前変換で、さっさと速歩に落ちようとするグレイトに「もう少しだから!」と脚を入れます。

最後の輪乗りはうまくまとめて、きちんと停止(馬が)。敬礼とともに、先生から「もーうちょっと頑張って前に出しなさい! まぁ最後は良くなったからいいけど」と言われました。ま、最初はとんでもない体たらくだったけど、最後はそれなりに動いてくれたから良しとするか。

さてさて、来週の試合の騎乗馬は誰になるかな。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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