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(2007.1.20 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日も午前1鞍・午後1鞍の予約で日の出へ。倶楽部に到着して配馬を見ると、午前はソルティーで午後はグレイトでした。
ソルティーは2カ月ほど前に入厩してきた、15歳のセン馬。おとなしいのですぐに部班に使い、障碍にも使っているのですが、わたしは同時に入厩したシュガーに乗ることが多かったので、実は乗るのは初めてです(配馬しているO先生のほうが「初めてだっけ?」とびっくりしていたくらい)。
とりあえず拍車が入ると走るらしい、という情報が入っているので、拍車をつけるのはやめとこ。「長鞭は馬が見るからやめたほうがいい、短鞭は重いと思えば使ってもいい」とN子先生が言っていたのですが、まぁ持たないことにしておくか。

ソルティーは前の時間にもレッスンに出ていたので、馬繋場に上がってくるのを待って鞍を替えさせてもらいます。
すぐに時間が来て、ソルティーを連れて馬場へ。うちの馬たちはみんな、馬場へ出る坂道を立ち止まり立ち止まりして歩くけど、ソルティーもやっぱりそうでした。まぁ、下りが嫌なのは分かるけどね。
馬場に出て騎乗し、とにかく歩き出してみます。わりと1歩の動きが大きいと聞いていたけど、確かにそんな感じ。でも想像していたほど軽くない。

今日は自分に課した課題があって、先週N子先生に指摘された脚の位置をできるだけ守ること。わたしが今までやっていた乗り方よりも鞍の前に座って股関節を開いてヒザを内に向けて下げる、という矛盾だらけの位置ですが、停止のときにはできるんだから、常歩でもできるようにしないと(いずれは速歩、駈歩でも)。それができるようになったら、ゼッタイ馬場乗りっぽくてカッコいいぞ。
馬場の外にある畑で野焼きをしていて、なんだか騒がしい感じだったので、あえて近くへ歩いていって馴致。馬を止めて手綱を伸ばし、首をたたいていると、指導のN子先生が「今日は無理にそっち行かないでいいよー、馬場のこっち半分で」と言います。あとで聞いたら、前の時間にダンスがピリピリしていたらしい。

先頭のピクルスに続いてソルティーは2番騎。後ろにアルフォンスがついて、3頭部班でレッスン開始。
手綱を持ってみると、ソルティーもかなり強い力で持っていこうとするので、引っ張りっこにならないように柔らかめに持ちます。それにしても「あれ、ちょっと片っパミ?」とつぶやくと、「フラットな馬なんかほとんどいないよ」とN子先生。そりゃそうか。
先生の号令で速歩発進。ソルティーの半撞はついていきにくいという噂でしたが、思ったほどでもない。確かに半撞にはおまけがついてくるような感じがあるのですが、速歩で座れないほどでもないし。
それよりも、イメージしていたより重かったことにびっくり。巻き乗りや、前の馬に追い付いたときには必ず常歩に落ちてしまいます。たぶん鞭があればもう少し前に出せるのでしょうが、それっていかに自分が鞭に頼ってるかってことだし。

時々、今日の課題である脚と座骨の位置を気にしてみると、速歩でもイメージどおりの位置に置いておける時間が思ったより長い(気が付いたらずれてるんだけど、もっとダメかと思っていたので)。先生から「その馬ならちゃんと股が割れるはずだからね」と言われてみれば、確かにそうかも。ソルティーはサラのくせに案外がっしりしているみたい。
半巻きの帰り半分で斜め横足をやらせてみると、これが意外とやりやすい。わたしは横運動がヘタクソなのに、なんかできるようになった気さえするくらいです。
輪乗りの速歩で「腰を内へ」。次の駈歩をやりやすくするための号令をくれているのですが、わたしはこれもヘタなんだよね。
外方のトモが上がったときに外方脚を使う、というタイミングはほとんどカンで合うようになっているのに、その外方脚が全然効かない。

さて、先頭から1頭ずつ駈歩。自分の番が来たので発進してみますが、なかなか駈歩にならない。やっぱり鞭があればよかったな。「拍車はいてないんだから、ガツンと蹴っとばしても大丈夫だよ」と先生が言うので、ガツッと蹴りを入れて馬がこっちを意識してから発進。
発進はできたものの、なんだ、この動き? リズムがどうしてもとれずに、すぐに速歩に落ちてしまいます。
両手前で何度かやってみたものの、全くリズムが合わずに3歩も続かない。ようやく合わせることができたと思っても、後肢のリズムが妙な感じ。
「これってホントに駈歩になってます?」と駈歩しながら先生に聞くと、「いやー、半分だけだねぇ」「やっぱし?」後肢が速歩になってるらしい。

でも速歩だと動きは悪くなくて、ハミもだいぶフラットになってきました。先生が「そこまできたら、もっと前に出してやるだけで完全にハミ受けするよ」と言うので、頑張って脚を使います。前半よりも脚が効くようになってるみたい。
ところが、もうちょい、というところでハミから逃げて頭を上下に振られてしまいました。こんな仕草とか、口の強さとか、JRと共通点があるような気がするけど、これをいなせるようになるには何度か乗らないとダメかも。

レッスンがタイムアップして、先生に「難しいですよ、これ」というと、「そんな馬です」と先生。シュガーのほうがはるかにワガママなのに、最初から手の内に入れられそうな感じがあったのは相性ってもんかな。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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