| ←376鞍目 | 377鞍目・馬を打たない (2007.1.13 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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今日は部班で2鞍乗る予定でしたが、片頭痛と生理痛と胃痛で体調がイマイチだったので、1鞍だけにしました。 で、午後からの1鞍はグレイト。時間より30分ほど前にぐーちゃんの馬房へ行き、馬繋場に連れ出して手入れ。馬着着せてもらってるのに、アンタどうしたらこんなにオガだらけになれるの。 馬装を終え、時間が来たのでグレイトを連れて馬場に出ます。この時間はアルフォンスとグレイトの2頭部班で、当然ぐーちゃんが先頭だろうなと思っていたら、N子先生の指示はアルフォンスが先頭。アルに乗っているIさんがベテランだということも大きいだろうけど、もしかしてわたしが体調イマイチなことを考慮してくれたのかも(すみませんIさん)。 歩き出してみると、先週みたいな固さは全くなく、速歩にするとハミから逃げる気配もない。やっぱ先週のレッスン開始時は固まってたんだなぁ。 速歩でしばらく動かしたあと、輪乗りで1頭ずつ駈歩。アルフォンスがいつものようにゴネて2〜3歩下がったら、ぐーちゃんも真似して後退してしまいました。こういうときのぐーちゃんは、叱らないとえんえん下がり続けるんだよな。 なんとかリカバーし、アルフォンスが駈歩し終わったのでわたしの番。出せないことはないけど、やっぱり発進時に跳ねられる(=拍車が当たっている)し、駈歩が続かない。座骨しかないと分かってはいるけど、なかなか推しきれないなぁ。 速歩で、「半減却を使って、腰を内へ」の号令。わたしは横運動がかなりヘタクソで、自分では脚を使っているつもりなのに「KYOKOさんもやってみな」と言われる始末。内方脚で推進しつつ、外方脚で馬の腰を押さえるなんて、この短い足でどうやったらできるようになるんだ。前進気勢が作れない割には、馬はさくっとハミを受けてくるけど。 当然のように、腰内のあとは駈歩。アルフォンスの後ろについて順次駈歩の号令ですが、アルがえらく重そう。おかげでこっちは駈歩準備をする余裕があって助かりましたが。 そんなのん気なことを考えている場合ではなく、先生から先頭に出るように言われてしまいました。馬は確かにこっちのほうが軽いが、乗り手はこっちのほうが下手だよぅ。 跳ねられながらも駈歩発進はできるものの、推しきれなくて速歩に落ちてしまうから先頭に出た意味がない。先生の号令で、駈歩のまま斜めに手前を変換すると、まっすぐ走るはずの馬なのによれるわ、速歩に落ちるわ。「あーもうあたしヘタクソっ!」と思わずわめいてしまいました。 速歩で前に出すと、先生が「お尻の肉を動かさずに座骨を使うの。やってみな」…できない。どうやってもお尻が動いてしまいます。「もっと前に座らなきゃ。それに脚の使い方が違う。もっと股の肉を外に回すの。脚で馬を打つな」膝から下が動いてしまっているということだろうけど、わたしとしてはこれでも極力脚を馬体から離さずに静かに使っているつもり。脚を使うって、いつになったらしっかりできるようになるのかなぁ。 レッスンがタイムアップして、沈静の常歩をしようとすると、先生が「だいたいさ、もうちょっと前に座らなきゃ」と言います。「なんか、フレキシーパッドだと、今までよりもお尻が後ろに落ちちゃう気がするんですけど」「それだけ鞍ツボが後ろにできちゃってるってこと。そのパッド使うと、自分の悪いところが分かるよって言ったろ。ちょっとがんばって前に座ってみな」と言われ、座る位置を前にずらします。 「それでさ、脚はもっとこういう形で使わなきゃ」と、先生の手で直された脚の向きは、わたしが思っていたよりもひざが内向きで、内股の前のほうが鞍に当たる感じ。というより、今までは内股の後ろ半分で馬をとらえていたんだな。 「こうすると、脚が馬にぴったりつくでしょうが。わたしがいつも、鐙を薬指で踏めっていうのが分かるでしょ」確かにこの向きだと薬指で踏まざるを得ない。しかも、たったこれだけの差でいきなりかかとが下がってるし(長めの鐙で乗ってるつもりだったのに)、鏡で見ると馬場乗りっぽいスタイル。 「そのまま我慢して、少し常歩してみな」ということで歩き出してみると、「きつーい!」股関節にかなり無理を感じます。「自分がキツけりゃ馬もキツいんだから頑張れ。そうやって乗ると、ちっちゃいKYOKOさんの体が倍くらいに大きく見える。慣れるまではサドルホルダーに頼ってもいいから、これからはレッスン最初の常歩だけでもその姿勢を保って乗ること」 今までのスタイルは楽をして乗ってきたってことなので、それを変えるのは簡単じゃないとは思うけど、とにかくやってみなくちゃ始まらない。 馬繋場にあげて、さくっとブラシかけをして馬着を着せ、それからゆっくり足のケア、という甘やかし体勢で手入れ。 ぐーちゃんはちょっと目を離すと情けない顔をしてびーびー鳴いて、やっぱり甘えんぼ。「アンタは何をそんなに情けない顔してるのー」とおでこを撫でて顔どうしをくっつけていると、誰かがやってきた気配がします。内弁慶のぐーちゃんは、こういうとき[誰かきたっ]と甘えるのをすぐやめるのですが、なぜか今はやめない。誰が来たのかと思って見ると、ぐーちゃんの元馬主T先生でした。なるほどね。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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