| ←試合 | 373鞍目・すばらしい速歩発進 (2006.12.23 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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今日は相方がかぜで熱発したので、1人で倶楽部へ。さすがに夕方の1鞍はキャンセルし、午前中1鞍だけ乗って早めに帰ることにしました。 で、今日のお相手もブラウンシュガー。彼女は直前の時間から続けてお仕事なので、前のレッスンが終わるのを待って馬繋場で鞍を取り替えます。 この時間は、相方がキャンセルしたためハイセイコーJR.とアルフォンス、シュガーの3頭部班。またがって常歩で蹄跡を歩かせてみると、シュガーちゃん割と最初から動きがいいかも。直前にも出ているから、ほぐれてるのかな。 指導のN子先生の指示で、JRが先頭、シュガー、アルフォンスの順で隊列を整えます。本来は牝馬であるシュガーが最後尾ですが、ど重いアルフォンスをシュガーの後ろにおくと、なぜかさくさく動くから(笑)。 先生の号令で軽速歩を始めると、ちょっと馬間がつまっているせいかシュガーが後ろを気にしています。ふだんはそんなに気にしない子なんだけど、今日は女の子モードか。 速歩で各個巻き乗りに入ると、馬にとっては隣の馬が横から近づいてくるように感じるらしく、シュガーが耳を絞って怒り出し、立ち止まってアルに歯をむこうとするので、「いちいち怒るな、そんなのアンタが悪いのっ!!」と怒鳴りつけて鞭を入れると、N子先生も「その通りだ」と同調。ま、ここで逆ギレしないのがシュガーのいいところ。 まずは輪乗りで1頭ずつの駈歩。さすがにシュガーの駈歩発進はすらっと出るし、外方さえきちっと持っていてあげればラインもそんなに乱れません。何度か輪乗りで駈歩をし、速歩もしたあと、今度は1頭ずつ蹄跡で駈歩。 「E点で10mの巻き乗り」の号令。乗り始めのころは肩から逃げられまくっていた駈歩での巻き乗りですが、最近はむしろわたしが思うより俊敏に方向転換してくれちゃうので、10mのつもりが8mくらいになってしまいます。思わず自分で「うわ、ちっさい」とつぶやいてしまうほど。 短蹄跡、C点でもう一度巻き乗りの号令、これもまた小さい。「そこでもう1回巻き乗り」「げ、もう1回!?」同じポイントから巻き乗りするには遅すぎたので、少しずらして隅角を使って巻き乗り。今度は意識して外に寄らせる(逃がすのとはちょっと違う)ようにしてみたら、なんとか10mになったようです。 「そのまま長蹄跡で山型」おー厳しい厳しい。「座骨ちゃんとしとかないと、山で踏歩転換しちゃうぞ」そうか、こいつでもちゃんと内方座骨を据えておかないと踏歩転換できちゃうのか。外方脚を使いつつ山型の頂点に向かい、今度は壁をゆずって内方脚を強くし、蹄跡へ向かいます。もうちょっと手前で隅角に入るべきだったが、まぁこんなもんか。 ここまで駈歩をつめてきて、次の短蹄跡でもつめたので、ちょっと伸ばしてやりたいな。長蹄跡に向かう直前に「伸ばしていいですか?」と先生に聞くと、「いいよ」と言われたので、外方の拳をゆずって駈歩を伸ばしてやります。まぁシュガーなりにしか伸びなかったんだけど、つめっぱなしではかわいそうだし。 輪乗りで、全員で駈歩をしているときに、なし崩しに先頭になってしまい、そのまま部班の先頭へ。今のシュガーなら、先頭に出て彼女のペースで動いたほうが後ろを気にしないかもしれないけど。 「常歩を伸ばして」の号令で、少し手綱をゆずって前に出しますが、まだこんなもんじゃないはず。「もっと譲っていい」ということで、2課目での「手綱を伸ばした常歩」と同じくらい手綱を伸ばして前に出します。 「常歩は、速歩よりも駈歩よりも前に出す必要がある。3種の歩様のなかで、常歩が一番前に出さなきゃいけないの。KYOKOさんは何となくわかるよね」と言いつつ、N子先生の号令は手綱を伸ばしたままの斜め手前変換。さすがによれるなぁ。 「そこから、脚を使いながら少しずつ手綱をつめてけ」少しずつ手綱をつめて、外方のハミをきちっと持ったとき、倶楽部の外の道路からバイクがふかす音がして、シュガーがびっくりして立ち上がろうとしました。と言ってもちょっと前肢が浮いたくらいなのですぐに戻せましたが、シュガーでもこんなことあるんだ。まぁ牝馬だから当然なんだけど、今まで物見らしい物見をされたことがなかったので、珍しいこともあるもんだ。 「持った分出してけ。そこで速歩発進」と言われたとおりに速歩発進すると、内方の肩からすっと速歩が出ました。あまりにもすばらしい発進だったので、「おぉ」と声をあげると、先生は「ほら見なさい、きちんと出るでしょう。常歩できちんと前に出せてないと次の運動はできないの。これが待機馬場でやるべき運動です」 輪乗りで、先頭のまま順次駈歩へ。ところが、さっきまでけっこうきちんとハミを受けて運動できていたのに、また左手前で外を向いてしまいました。この馬は左のハミをよく知らないので、乗り始めの速歩ではこういう口をするのですが、最後の駈歩ではむしろハミを受けて走ってくれる馬なのに。しかも、やっぱり上り坂では止まりたがるし。 「ちょっとシュガーちゃん、何で逃げるのよ!」と言いつつ、鞭を入れながら駈歩を続けていると、先生が「内方いじるからよ。外方はしっかり、内方はいじらないで外ハミに寄らせなさい」あぁ、そういうことか。ロッキーなんかもそうだけど、わたしがフラットに持っているつもりでも内方を引っ張っていることになっているのかも。 先生の言うとおり、内方にほとんど力を入れないくらいの感じで維持していると、だんだん外を向かないようにはなってきましたが、あんまりいい感じではないなぁ。 途中まではかなりいい感じで動いてくれていたのに、最後でうまく動かせなかったのが後悔の部班でした。でもあの速歩発進、気持ちよかったなぁ…。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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