| ←367鞍目 | 368鞍目・こころよい緊張感 (2006.11.23 あきる野・日の出乗馬倶楽部) |
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さて、本日2鞍目はグレイトで馬場レッスンです。昼間、(今月はまだ)グレイトの半馬主のT医師が乗っているので、贅沢にも下乗り済み。 レッスン開始の30分前にグレイトの馬房に迎えに行き、馬装します。もう2年以上使っているグレイトのプロテクターはボロボロで、裁縫が好きなわたしも一度は修繕したのですが、T先生が「KYOKOさん、あのプロテクターもう諦めましょう」と言い出しました。わたしにぐーちゃんをくれるという話の後だし、そう言われたらわたしが買うしかないじゃないですか(泣き笑い)。ま、ボーナス出たら考えます。 ともあれ、今日のところはそのボロボロのプロテクターをつけて、馬場へ。本馬場はハローをかけてくれている最中だったので、小さい馬場で騎乗し、常歩を始めます。 すぐにハローがけが終わったので、本馬場に入って速歩を出してみます。おーおー、調子いいこと。軽速歩にすると、もう軽くハミを受け始めています。乗ってしばらくは天井向いてたころから考えると、格段の進歩です。 でも馬場を踏むまでにハミ受けを完全なものにしておきたいので、それを狙ってひたすら輪乗り。ときどき輪乗りの開閉や横足などを入れていくと、だいぶハミを受けてはきましたが、まだ顎を譲るところまではいきません。 今日の馬場レッスンは、わたし&グレイトとSさん&ハイセイコーJRが交代で踏みます。2組で本馬場で準備運動をしていると、指導のN子先生から「準備ができたほうから始めるよー」と声がかかりました。 Sさんとの譲り合いの挙句、Sさんが先に行くことになり、わたしは小さい馬場に移動してフラットワークを続けます。ぐーちゃんはだいぶハミを受けてきているので、ここまで来たら後は、頑張って前に出すしかやれることはない。 グレイトもぐぐ、ぐぐっと歯ぎしりを始め、これは彼の場合ハミをしっかり受けようとしているサイン。 Sさんが経路を踏み終わったので、交代して本馬場へ。JRとの位置関係を工夫して、速歩を止めずに入場門まで行きます。 一応鞭は持ったまま入場。その割にはX点停止後の速歩発進はうまくいかず、だらだらと何歩か常歩で出てしまいました。 発進するとさすがにラインは正確なのですが、速歩を伸ばすべきところでイマイチ伸ばしきれない。わたしにしてはけっこう脚も鞭も使っているつもりなんだけどな。 手綱を伸ばした常歩で「リズムが遅い! 鞭使っていいから前に出す」拍車を使うと速歩が出てしまうので、軽めに鞭を入れて前に出します。 手綱を持ち直すところは、またハミから逃げられやすいポイントでもあるのですが、脚を使いながら外方から持ち直すと、ほとんど逃げられずにすみました。でも歩度が足りないけど。 常歩の歩度が足りなかったのと、フラットワークで駈歩をやっておかなかったせいか、C点で駈歩発進しても速歩まじりのような駈歩が出てしまいました。脚を使っても前に出せなかったので、輪乗りのうちにと思って一発鞭をくれると、やっぱり腰をひねるようにして跳ねました。ふん、跳ねる力があったらその分前に出ろ。 跳ねたグレイトを座骨で押し切ると、あとはスムーズな駈歩になりました。今にも跳ねそうにもぐることはあっても、完全に跳ねられることはなく、拍車をつけていてもまともに駈歩できるようになってきたぞ。 1回目の経路を終わり、いったん待機馬場へ。JRが経路を踏んでいる間、その進行を見ながら常歩〜速歩とフラットワークを進めます。 JRの経路が終わるころは、軽速歩でひたすら前に出すことに専念。JRが本馬場から出てきたタイミングを見計らって、速歩を止めないように入場門に向かいます。「そこくらい鞭使って前に出しな」と先生に言われ、馬場の外周で速歩を伸ばしてから入場。 今回は停止・敬礼からの速歩発進はさっきよりマシ。中間速歩もそれなりに伸びたのですが、3湾曲の1湾曲目がもう1歩、蹄跡まで足りない感じ。 手綱を伸ばした常歩から、手綱を持ち直してハミを受けさせ、C点から駈歩。発進は少しポイントずれだったものの、今度はまともな駈歩。 跳ねられはしないんだけど、歩毎に上に上がってくる駈歩で、こりゃちょっと座骨が浮いただけでいつでも跳ねるぞ。 思わず「我ながらアヤシイなぁ」と笑っちゃったら、先生は「まったくだ。KYOKOさんくらいになったら、もう馬より2歩くらい前に出ないとダメだよ」ついていくだけで精いっぱいですぅ。 3度目の経路は、鞭を捨てていこうかとも思ったのですが、やはり自信がないので鞭を持ったまま入場。時間的にこれが最後だから、思い切ってやろう。 3湾曲はさっきと同じで1つめがイマイチ。中間速歩に入るまえの隅角では、「半減却、そのまま推せ!」という先生の号令のままに推進すると、さっきよりいい感じ。 手綱を伸ばした常歩では、また馬のリズムを作れず「鞭持ってんだろ? かるーく胸前たたいてみ」と先生。ポンと胸前に鞭を入れると、すっと速歩が伸びました。「伸びたろ? じゃあ2度とやるな」ということは、胸に鞭を入れるのは調教用の最後の手段で、繰り返しやると馬に悪影響を与えるのかもしれないな。 駈歩は、跳ねそうで跳ねないギリギリの感じのところで、とにかくついていくだけ。「いつもより手綱短く持ってるんだから、その分前に出さなきゃ!」長蹄跡ではもう少し伸ばさなきゃいけないはずだけど、なかなか伸ばせない。 いよいよ最後のまとめ。「E点で10mの巻き乗りするつもりで。いつもやってるんだから、大きさ分かるはずだ。そうでないとX点に馬乗せられないよ」と言われながら、なんとか馬をX点に乗せ、中間速歩のつもりで直進。 先生からは、輪乗りや3湾曲の図形がまだ正確でないことと、「何しろ前に出せてない。こういう馬は知ってるからね、ただ伸ばそうとしたってダメだよ。ちゃんとつまってないと伸ばせない」うーん、もっとちゃんとトモを動かさないとダメってことなんだろうけど。 グレイトで馬場を踏むのはギリギリの緊張感があるけど、それが楽しいと思えるようになってきました。 |
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![]() ↑日の出乗馬倶楽部の見取り図 (緑字:貸与馬、青字:自馬) |
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