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(2006.11.23 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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祝日の今日も、ばっちり日の出へ。今日は午前中に部班1鞍、午後に馬場1鞍の予約を入れています。倶楽部に到着して配馬を見ると、部班はブラウンシュガー、馬場はグレイト。これで11鞍連続の栗毛騎乗決定です。
今週はT医師の自馬である2歳の新馬が入厩していて、これがまた栗毛(めちゃめちゃかわいい)。たまたまT先生がみえていたので、もともとT先生の半自馬であるグレイトのことを聞いてみると、「グレイトはKYOKOさんにあげますよ」ですって。そりゃ欲しいのはやまやまですけど、維持費が払えませんって(笑)。

さて、直前のレッスンに出ていたシュガーを馬繋場で待ち構え、鞍を替えさせてもらいます。すぐに馬場に出しますが、たまたまスタッフが手が空いておらず、騎乗補助が受けられそうにない感じ。久々に踏み台なしで乗るか、シュガーだし。
たぶん今の日の出で一番体高が低い馬なので、鐙を数穴伸ばせば踏み台なしでも乗れました。でも馬装点検は、ロング託革なので締めきれず、結局スタッフに締め直してもらいました。

シュガーは牝馬なので、いつものように最後尾かと思いきや、指導のN子先生の指示で4頭のうち3番騎に入ることになりました。超がつくほど重いアルフォンスが、なぜかシュガーの後ろだとよく走るから、ということみたいです(笑)。
馬のほうは前の時間で体がほぐれているので、すぐに速歩からレッスン開始。シュガーはいつも、最初のうちは[これくらいでいいわよね〜]という感じでのたのた速歩をしようとするので、一度目を覚まさせてやらないといけません。脚で圧迫するくらいではほとんど反応がなく、蹴るか鞭かしかありませんが、それも1〜2歩しか効力がもたない。仕方なく輪乗りでショートカットしていたら、「輪乗りの形を乱してる」と指摘されてしまいました。やっぱ前に出す方向で努力しないとダメか。

まずは輪乗りで1頭ずつ駈歩。扶助さえ正しければスパッと駈歩の出るシュガーですが、すぐ駈歩をやめようとするのが玉にキズ。それで前に出そうとして、ヘンに脚を使いすぎたらしく、先生に「いいかげん膝が上下に揺れないようにしな。膝でリズムとるクセがつくと、かかとが上下するよ。この馬だからいいけど、拍車でこすっちゃってるぞ」つまりグレイトくらい拍車に敏感な馬だと、そういう脚を使ってる限り跳ねるってわけだ。
駈歩のあとの速歩は、馬がみずから前に出て行ってくれるのでかなり楽になりました。すると、だんだん顎を譲ってくるシュガー。ホントに簡単だなぁ、この馬のハミ受けは。グレイトが顎を譲ったときほど完璧ではありませんが、ちゃんと譲ってくれた証拠にハミが柔らかい。

次の駈歩も1頭ずつではありますが、今度は蹄跡に出て発進します。シュガーは前の馬が出る瞬間に[あたしも?]と出ようとするのでそれを軽く控えると、[あ、そう、駈歩しないんだ〜]とのんびり常歩になる子。そこをいつでも駈歩が出せるくらいに常歩の歩度を保っておくのが割と大変。でもここを頑張っておくと、自分の順番が回ってきたときにスカッと駈歩が出ます。
いやー気持ちいいなぁ、このまま長蹄跡伸ばしちゃおうか、と考えていたら「B点で巻き乗り」の号令。伸ばそうとしていたところなので逃げられるか、膨れるかするかなと思いましたが、意外にもすんなり10mの巻き乗りができました。この馬に乗り始めたころはけっこう逃げられていたのですが、この子には外方の壁をどれくらい作ってやったらいいのか、少しつかめてきたかもしれない。

今度は長蹄跡で駈歩を伸ばしてみようかな、でも途中で巻き乗りの号令が入ったら対処できないかな。そう思いながらも、長蹄跡に向いたところで伸ばしてみました。すると、「駈歩でハミ受けさせな! その馬簡単なんだから、前に座りゃ受ける」という指示だったので、少し外方を持ちながら前に座るようにしてみたのですが、やっぱ駈歩でのハミ受けは難しいわ。
前の馬に追い付いたところで速歩にしますが、馬が駈歩をやめてしまうのではなく、わたしが止めなさいというまでは馬に駈歩を続けてもらわないといけません。でも前の馬に追い付きそうになるとどの馬もたいがい駈歩をやめようとするので、その数歩がヤマ。駈歩を伸ばすときよりも頑張って、半減却を使ってから速歩に落としました。よしよし、えらいぞシュガー。

シュガーはワガママには違いないんだけど、頑固ではないので、わたしとしては思い切って乗れるのがいいところです。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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