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(2006.11.11 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日は相方の知り合いをビジターで連れて行く予定なので、いつもよりも早めに日の出に行き、1鞍乗ってから出迎える予定。ところが朝目が覚めてみると、雨がけっこう降っています。天気予報は夜から崩れるって言ってたのに、どうしたもんかねぇ、と思いつつも、自分たちは多少の雨なら乗るつもりなので早めに日の出へ。
到着してみると、雨はほとんど上がっていたので、だいぶ寒いけどこれなら乗れるだろう。配馬はいつものグレイトなので、レッスン開始30分前に準備をしてグレイトの馬房へ。グレイトは馬房を掃除してもらったばかりで、ふかふかのオガが嬉しかったらしく、思いっきり寝転がって背中をオガだらけにしていました。

ブラッシングと馬装を終えて、グレイトを連れて馬場へ。1鞍目は固くてなかなかほぐれないぐーちゃんなので、少し早めに出て騎乗。まずは手綱を伸ばしたまま歩かせます。ぐーちゃんの嫌いな道路側の隅角ではいったん止まらせ、愛撫して順致。
そこから脚を使いながら少しずつ手綱をつめていくと、わりといい常歩をしています。とにかく馬を早くほぐしたいので、ときどき輪乗りを入れて詰めたり開いたりしてみました。前肢旋回を入れようとしたら、これは手綱が長すぎて失敗。

この時間はウインダム、ブラウンシュガーとグレイトの3頭。各個に常歩運動をするうちに、なんとなくウインダムを先頭にグレイト、シュガーの順で蹄跡へ。それでしばらく常歩をしていると、どうも先頭にいるNさんは自発的に斜め横足(蹄跡を使った肩内系、腰内系のもの)や肩内を取り入れているよう。馬の資質で言えば、Nさんのウインダムよりわたしのグレイトのほうが<知ってる馬>なのですが、試しにわたしもやってみるとあんまりうまくいかない。肩内はわたしはもともとマトモにできた試しはないのですが、斜め横足はもう少しマトモにできてもよさそうなもんだ。

先生に斜め横足のアドバイスを受けつつ、だいぶ長い常歩をしてから軽速歩開始。お、さくさく動くなーと思ったとたん、馬場の悪い部分で足をとられた拍子に、ちょっとだけ跳ねる気配を見せるグレイト。別に跳ねたというほどのものでもなかったけど、つまずいたときにたぶんわたしの拍車が入ったのが悪いんだし、馬をつまずかせてる場合でもない。でもとりあえず、今日は跳ねるほど元気があふれてるということは分かったぞ(笑)。
調子が良すぎて、油断すると馬なりで動かれてしまいそうなギリギリ感があります。と思うと早速、厩舎近くの隅角でぐーちゃんが肩から逃げてショートカットしようとします(これをやるときは、必ずこの場所で左手前だけ)。こいつ、なめてんな。勝手に内に切れこむそぶりを見せたら鞭をいれ、隅角通過の直前では半減却を強めに使うようにすると、少し矯正できてきました。

ここまでは一応ハミを受けてはいたものの、だいぶグレイトがハミにもたれていた感じ。ところが速歩で輪乗りしていると、ハミが軽くなってきました。えっ、もう顎譲ってくれるの? 時計を見ると、レッスン開始からまだ20分も経っていません。いつもはこの状態に持ち込むのに40分、もしくはできずにタイムオーバーすることもあるわけですから、驚異的な早さ(いや、いつもが時間かかりすぎなんですが)。
馬は顎を譲ると重くなりがちで、そこで騎手が前に出せないと巻き込んでしまうのが常。ぐーちゃんが少し巻き込み気味になってきたので脚を使うと、うまく項が起きてきました。「そう、巻き込みを解除させるには今みたいにふわっと脚を使うのが正解。ラフに使うと頭を上げちゃうからね。KYOKOさんもそろそろ、グレイトから修了証をもらえそうだね」とO先生からお褒めにあずかり、かなり嬉しい。
もつかと思った天気が崩れ、雨が降り始めていましたが、そんなことはどうでもいい。

輪乗りで1頭ずつ駈歩。半減却を使って内方座骨を入れたのですが、1度は失敗(というか、いつも1度目は失敗してる)。「発進のタイミングは任せる。自分のやりやすいところで、できるだけ(扶助から発進まで)少ない歩数で出せるとなおいい」とアドバイスを受けつつ駈歩発進、今度は成功。何歩目かで軽くもぐられたのですが、跳ねはせずに1周しました。「今馬がもぐったのは拍車が当たったせいだけど、座りが安定してるから跳ねるところまでいかなかったね。その感じで、跳ねる力を座骨で前に出して。あと、外方の拳が安定してるから大丈夫なんだけど、内方の拳を馬の動きに合わせすぎだから、内方も安定させよう」気を付けているつもりではいるのですが、まだ発進の瞬間に内方拳がスイングしているみたいです。

左手前で駈歩をしていると、グレイトが右後肢だけパカーンと蹴りあげました。「グレイトは分かりやすいよね、今外方の拍車が触ったはずだよ」それは今自分でも分かった。グレイトで駈歩するときは、かなり外方のつま先が外を向かない(=外方のかかとが外を向く)ように気を付けているのですが、今のはちょっとわたしの脚がラフだった。
輪乗りから蹄跡で駈歩をしても、右手前だとそうでもないのですが、左手前だと発進直後に跳ねられる率が高い。それでも座骨で押しきって、駈歩を持続してしまえば跳ねないので、前ほど怖さは感じていないつもりですが、巻き乗りで腰が引け気味になって推進しきれず、速歩に落ちてしまったりします。ださいな、わたし。

でも駈歩に失敗して出た速歩は、かなり良い中間速歩。1度はそれを止めてしまいましたが、2度目は先生のお許しが出たので、いっそこのまま維持させてもらうことにしました。馬のリズムより前に出るのが下手なわたしですが、意識して座骨でリズムを作り、足りない分は脚で補います。少しはいい速歩を持続できたかも。
最後の停止をキレイに決めようと思ったのですが、やっぱりわたしの脚がラフなのか、後肢が少し揃わずにNG。グレイトのほうも、今日は少しシビアな気がするけど。馬から[まだまだ修了証なんてあげられません]と言われているんでしょうかね。

沈静して下馬してみたら、雨はけっこう本降りになっていて、馬も自分もびっしょり。自分はともかく、腰を冷やすと動きが固くなるぐーちゃんを早く乾かさなきゃ、とそのまま手入れをしていたら、わたしのほうが風邪をひいてしまいました(笑)。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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