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(2006.10.28 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日は2鞍の予約で日の出へ。配馬を見ると、11時は先週に続いてブラウンシュガー、15時はグレイトと、栗毛デーでした。
先週、シュガーちゃんの前肢に交突でキズを作ってしまい、経過をNくん先生に聞いてみると「治ったけど、またできちゃいました」ということで、前肢に肢巻を巻いてレッスンすることにしました。
シュガーの馬房に行って馬栓棒を外し、中に入ると、シュガーはおもむろに水を飲み始めました。さく癖バンドを外す間ずーっと飲みっぱなしで、まるで[仕事の前に飲んでおかなきゃ]と言っているかのよう。

馬装をすませ、時間が来たので馬場へ。この時間は相方とわたしの2頭部班です。先にわたしが馬場に出て騎乗していると、あとから相方がロッキーを連れて馬場に出てきました。するとなんだかN子先生が相方に細かく指示を与えていて、「いい? 離すよ」なんて言われてる。わたしのほうにも「ロッキーがパーッと行っちゃってもシュガーは大丈夫だけど、もしついていきたくなかったら輪乗りしててもいいから」なんて言うし、こりゃロッキー今日は張ってるんだわな。
ロッキーが走ったとしても相方はどうにかするだろうが(わたしでもどうにかしたんだから)、もしシュガーのお尻にくっついてきたら、蹴っとばしても知らないよ。

いざ速歩を始めてみると、相方けっこううまくロッキーをいなしてる。わたしはシュガーを後ろにつけて速歩しますが、先週の感じよりちょっと重めかも。
しかもやっぱり厩舎に近い隅角では歩度が極端に落ちて、[もう帰るぅ〜]とか言い出すし。「『帰る』じゃないのっ、今始めたばっかり!」と声に出して叱ると、先生の笑いを取ってしまいました。
たまにショートカットしながら追い付くわたしに、「ロッキーと体格似たようなもんなんだから、ホントならシュガーのほうがよっぽど早いぞ」と先生の声。
わたしもまだまだこんなもんじゃないと思ったので、思い切って鞭を使うことにしました。先週と同じく短鞭を持っていたのですが、長鞭で乗ることの多いわたしはどうも短鞭の使い方が下手で、馬に当たらず鞍に当たって派手な音を立てるだけ。それはそれで効果はあるんだけど、長鞭欲しいなぁ。

速歩で輪乗り。右手前なら内方姿勢を取りやすいのですが、左手前だとどうも難しい。「肩から逃げようとするでしょ? そいつ、右のハミしか分かんないの。外方こっちだよってちょっとくすぐってから、内方を譲るとともに内方脚をがつっと入れる。それで少し真っ直ぐになるよ」言われたとおりにしてみると「見なさい、逃げないでしょ」ホントだ。馬が小さいので、内方のトモが上がるときに内方脚を使うと簡単に効くし。
輪乗りで、1頭ずつ駈歩。ロッキーが駈歩をしている間も、N子先生から「タラッと常歩してちゃダメ」と牽制球が飛んできます。
シュガーははっきり扶助をしてやればすぐ駈歩の出る馬で、出なかった場合は扶助が悪いか、その前の準備が悪いか、いずれにしても乗り手の問題だということが分かりやすい。先週感じたよりも、発進のとき首を振らないな。

輪乗りを開いて蹄跡で駈歩発進したのですが、ちょっと速歩の入ったタラタラ発進になってしまいました。「半減却、速歩、常歩」という号令で常歩に落としたと思ったら、3歩で「はい、1歩で駈歩」。でもシュガーがもう[駈歩よね!?]と準備をしてくれているので、一発でぽんと駈歩が出ます。
「その駈歩だ、それが出なきゃダメなの。はい半減却、常歩。半減却、駈歩」と、号令がどんどん細かくなっていきます。先生、この馬でシンプルチェンジもどき(手前換えてないから「もどき」だけど)をさせようとしてるな。
わたしの全減却がヘタクソなので、駈歩からいきなり常歩に落とすのはうまくできず、2歩ほど速歩が入ってしまいますが、常歩に落としてからの駈歩発進は完璧。いやぁシュガーちゃん、やるねぇ。

蹄跡で右駈歩を伸ばし、巻き乗りの号令。巻き乗りには入れるのですが、際限なく外にふくれてしまい、巻き乗りのつもりが輪乗りくらいの大きさになってしまいました。「逃げるの分かってんだから、外方ちゃんと壁作っときなさい! なんで内方下げてんの!」かなり強めに外方を持っていたつもりでしたが、脚が足りなかったか。
かと思えば左手前で巻き乗りをすると、大きくはならないのですが前進気勢が足りなくなり、途中で速歩に落ちてしまう。あとから考えると、これが「右のハミしか分からない」ということだと思うのですが、そのへんを考慮して左右を調節することはできなかったなぁ。

速歩で、「短蹄跡で馬のリズムを整えて。隅角で半減却、長蹄跡で肩内系の斜め横足」の号令。馬の前肢を蹄跡よりやや内に入れて、後肢は蹄跡を踏ませたまま前進。肩内ではないので馬のベンドを求めない分、真っ直ぐにしておくこともかえって難しかったりして。
次に腰内系の斜め横足。こっちは馬の前肢で蹄跡を踏ませ、後肢は蹄跡から外す形。外方脚で推進しつつ前へ。こっちのほうが少しやりやすいけど、やっぱりきちんとできている感覚はありません。先生の指摘によると、わたしの座骨が真っ直ぐでないから、らしい。「座骨は真っ直ぐ推進、騎座で斜め横足。だから座骨と騎座がバラバラに使えるようになりなさいって言うの」そんなこと言われても、体で理解できません…。

「じゃあ、あと5分あります。5分の間、自分の好きなように馬の動きを研究してみなさい」ということで、わたしは今の続きで側方運動を研究することにしました。先生が「常歩でやってみな」というので、蹄跡を使って常歩で斜め横足。前進気勢がない分、常歩のほうが難しい。
ついでに方向転換をするときに、前肢旋回を入れてみました。つい先日、先生がシュガーに前肢旋回を教えていたのを知っているので、馬はできるはずと思ってやってみたら、右手前から左手前への前肢旋回はまぁそこそこできるんだけど、左手前から右手前がよく分かってない感じ(これも左のハミがよく分かっていないせいですね)。
「前肢旋回もできるだろ? こないだ教えたから」と先生。「でも、こっち(左から右)下手ですね?」「そっちはね」という会話の後、先生に言われたのは「なんにせよ、KYOKOさんはリズムが遅すぎるの。速歩とか駈歩だとまだマシなんだけど、常歩だと特にリズムが遅れてる。馬が出なくなる理由はそうやって自分が作ってるんだよ。そこらへんはちょっとダンナさんを見習いな。前に出すのだけはゴリゴリ出しちゃう人だから」ということ。わたしの乗りは馬に対する当たりが柔らかいとよく言われる(自分ではどこがそうなのか分からない)のですが、柔らかいだけでもダメなんだよな。
常歩のリズムね。次は気をつけてみよう。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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