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(2006.8.19 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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本格的な夏日になった土曜日。いつものように午前中から日の出に向かいましたが、武蔵増戸駅から日の出まで15分歩いただけでもぐったりしてしまいました。わたしは午後から1鞍しか乗らないのでゆっくり休んでから乗れますが、午前も午後も乗ろうとしている相方は「午前中はやめよっかなー」とさんざん言いながらも、結局2鞍乗っちゃってました(笑)。
で、わたしは16時からグレイトに乗ります。昨日装蹄したそうで、かなり調子はいいらしいです。馬房に迎えに行くと、なんだか面倒そうに半分だけ体を向けてきました。構わず踏み込むと、[この暑いのに…]という顔をしながらも頭を下げて、無口をかけさせてくれました。この子は、いったん無口をかけてしまうと、自分からさっさと馬房の外に向かうので楽。

のんびり馬装して、そろそろ時間かなーと馬場をのぞいてみたら、もうわたし以外の人馬はみんな馬場に出ていました。やばいやばい、と慌てて頭絡をかけたぐーちゃんを連れて馬場に出ます。
今日の部班はグレイトとアルフォンス、ハイセイコーJRの3頭。ぐーちゃん以外は先頭に行きたがらない馬なので、こりゃひさびさにぐーちゃん先頭かな、と思いきや、指導のN子先生は相方の乗るアルフォンスを先頭に指名。馬のほうの資質よりも、乗り手の馬を前に出す力のほうが優先されたようです。ぐーちゃんとわたしは最後尾。
さすがのN子先生も暑さを考慮してか、すぐに速歩に移らずに多めに常歩(それはそれで大変だけど)。

速歩から軽速歩に移行。ほんとは一発で速歩出せればいいんだけど、うまくいかなかったので鞭に頼ります。出してさえしまえばさくさくなので、前にいるJRにすぐ追い付いてしまいます。JRに蹴られそうになって(JRは蹴るつもりはなくて虫を追ってるだけ)ぐーちゃんがびっくりしたりするので、先生の「後ろ2頭は臨機応変に順番変えていいよ」という声に甘えて、JRの前に出させてもらいました。
さて、これで先頭のアルフォンスにも追い付いちゃうな…と思いきや、なぜかいつまでたってもアルフォンスに追い付けない! そんなバカな。単純に馬の能力だけ比べたら、絶対ぐーちゃんのほうが速いはずなのですが、アルに乗っている相方とわたしとでは、馬を前に出す力が違うらしい。相方ときたら、障碍跳ばせるときの勢いでアルをがんがん追っているので、アルが焦って駈歩に逃げようとしているくらいだし。
N子先生に、「あんな馬に置いていかれるぐーちゃんじゃないはずだよ」と言われるのですが、どうしても追い付けない。くそー、屈辱的。

輪乗りで1頭ずつ駈歩。どうしても体から固さが抜けないせいか、扶助がうまく伝わらない。内方の座骨を押し込んで、と考えれば考えるほどどうしたらいいか分からなくなるし、駈歩に移行できてもうまく続きません。
「拳ゆするんじゃない!」と怒られるので、それが馬が止まる原因らしい。ならばサドルホルダー持って拳を安定させてみたらどうかな、と思って試してみましたが、この馬の場合は逆効果だったみたいです。

輪乗りで、先頭から順次駈歩。考えてみたら、グレイトで他の馬と一緒に駈歩するのもかなり久しぶりだから、この際何も考えずについていくことにしよう。
それがよかったのか、思ったよりすんなりと駈歩が出ました。あとは変にかかとを使って跳ねられないように、とくに外方のかかとを意識して、座骨とふくらはぎで推していきます。
あれ、今って左手前だよな? 先週はバンバン跳ねられたはずの左手前の駈歩、今は全く跳ねる気配がない。前回のレッスンでO先生に「左手前はとくに、外方のかかとが当たってるみたいだね」と言われたので、外方脚を意識したのがよかったのかな。っていうか、今まで内方にとらわれすぎてたのかも。

速歩の輪乗りで、「そのまま馬の動きに合わせて手綱伸ばしちゃいな」という指示。そうすると、ぐーちゃんの場合ハミを追ってすーっと前に出てくれます。でも手綱でコントロールできないため、輪乗りなのにそのまま蹄跡行進してしまいそう。えーと外方脚で壁作るしかないか、と奮闘していると、「そんなの外方の手綱をすーっと首に付けてやるだけで充分」と先生。お、ホントだ。
「その状態もハミ受けなんだよ。自分でハミを追って動いてるでしょ。そういうのはリョートク姿勢って言ってね」「リョートク?」両得かな?「馬の本能のままの動き。そうすると、普段自分が何に頼ってるかよーく分かるでしょ」手綱かー。

手綱を伸ばしたまま、速歩から駈歩。半減却から駈歩発進すると、全く跳ねる気配もなくすいすい走ります(ってことは、わたしが普段いかに手綱で邪魔してるかってことだ)。あぁ、ぐーちゃんの乗り心地のいい駈歩、ひさびさだ。できることならこのまま二人でふわふわ走っていたいくらい。
そうは言ってもレッスン時間には限りがあるので、速歩に落としてしばらくしてからレッスン終了。クーリングダウンのため、手綱を伸ばしたまま歩かせていると、N子先生が近づいてきました。
「自分がどれだけ馬の邪魔してるか分かったろ? ハミをうまく受けさせられないときはね、ああやって手綱伸ばして、ハミを追わせるのもひとつの手なんだよ」という話を聞きながら歩かせていると、「今のグースケなら、この鞭振っただけで駈歩になるぞ」と鞭をひょいと振る先生。結果的にそれでは駈歩が出ませんでしたが、「じゃあちょっとやってみていいですか」と外方脚を引くと、またふわふわ駈け出すぐーちゃん。いや、これは気持ちいいわ。

下馬した後、手入れをしているところにN子先生がふらっとやってきて、「別に何も怖くないじゃん。いらん先入観なんか、今日限り捨てちゃいな」。今日はずいぶん楽に乗れたので、このイメージだけ覚えているようにしよう。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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