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(2006.6.17 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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今日の2鞍目、15時からの相手はグレイト。この時間の大きい馬場の部班はメンバーのレベルが高そうで、今のわたしではグレイトをばきばき動かせないのでついていくのは無理そう。小さい馬場が空いていたので、N子先生に相談して1人乗りでやらせてもらうことにしました。
O先生はマンツーマンで指導してくれるつもりでいたみたいですが、いつもいつもマンツーマンでは申し訳ないし、先生の助けなしで自分がどこまでやれるか、試してみたい気持ちもあるし。
O先生にそう言うと、「じゃあいつもみたいに、常歩でハミ受け狙ってどんどん前に出して、できそうなら速歩でもやってみて。外から見てるからね」と言ってくれました。

グレイトは朝にNさんが乗ったあと、馬房で派手に寝っ転がって「ぶふー」とか言ってるのを目撃したので、たぶんオガだらけのはず。扉を開けてみると、案の定粉っぽい顔でわたしをじーっと見ています。
馬繋場に連れだし、ブラシをかけてから馬装。むし暑いせいか、全身がなんとなく湿っています。後で拭いてやろ。
準備ができたので、グーちゃんを連れて馬場に出て、騎乗します。腹帯も自分で締めようとしたのですが、ロング託革なのでうまく締められず、スタッフNくんを呼びとめて締め直してもらいました。
さて常歩で運動を始めますが、いきなり顎を突っ張って頭を上げようとする。こういうのは引っ張って下げさせようとしてもムダで、大体わたしの拳が固いせいなので、巻き乗りを入れながらごまかしつつ、少しずつ頭を下げる方向に持っていきます。

常歩でやっている分にはいつもと同じことをしているはずなのですが、先生がいるといないじゃ馬の反応が違う感じ。なんかいつもにも増して肩から逃げやすい。内方脚が足りないんだろうと思うけど、普段は先生が内方にいることで、馬に内方からのプレッシャーがかかるのかも。そういう意味でも、先生に助けてもらってるんだなぁ。

30分ほど常歩で、輪乗りの開閉や前肢旋回、斜め横足などをやっていましたが、馬が飽きてきたようで、気が散っているそぶりを見せ始めました。「飽きたんなら速歩でもなんでもすれば?」と脚と座骨で前に出そうとしたのですが、いい常歩にしかならない。そこで鞭と脚を同時に使うと、思ったよりあっさりと速歩が出ました。
軽速歩にして動かしていくと、けっこうちゃんと続く。最近、砂の深いところや水たまりなどの足場の悪いところではすぐ止まられてしまっていたのですが、今日は案外続いてる。しかもだんだん、いい感じでハミを受けてきました。やっぱり前進気勢がないとハミ受けないよなぁ。

それなりに前進気勢がついたので、もう一度常歩で体勢をととのえます。でも常歩だと虫が寄ってきやすかったり、馬も周りを見る余裕があったりするものだから、グレイトの集中力がすぐ切れる。隣の馬場にいる馬を見てはハミを外したり、[もう疲れた]みたいな素振りをするので、ちょっとムッと来てしまい、「怖いとかしんどいとか言わないで! あたしだってそうだよ!!」と怒鳴りつけたら、ちょっと真面目に動くようになったかも(笑)。

終了時間になったので、手綱を伸ばして歩いていると、馬場の外から「終始前掲しっぱなしだったぞぉ」とN子先生。「げ! そんなに!?」「してたよ。もっと胸はって堂々と乗ってりゃ、もっと簡単に受けたのに。馬は調子よかったろ? KYOKOさんの精神的なモンダイだよ」くー、我ながらダサい。「乗って治すしかないですよねぇ」「そうそう、今のうちだ。馬がせっかくいいんだから」
馬を馬繋場に上げ、馬装を外したところでいったん長靴を脱ぎにクラブハウスに戻ると、ちょうどO先生に遭遇しました。「なんか、疲れのせいかちゃんと速歩できてたのが見えたんだけど。しかもちゃんとハミ受けてたのが見えたのは気のせいだったかなぁ?」と冗談まじりに言う先生。「いや、いつ指導に出ていこうかと思って見てたんだけど、ちゃんと速歩してるし、ハミも受けて動いてたから出ていくのやめたんだよね」だそうです。
ひとりでやったにしては上出来、とも言えるんだけど、やっぱり普段先生に頼ってる分が多いということがよく分かりました。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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