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(2006.6.10 あきる野・日の出乗馬倶楽部)
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さて今日の2鞍目はアルフォンス。彼は午後は出ずっぱりでかわいそうでしたが、馬繋場に上がってきたところを見ると先週ほどの汗はかいていません。まだ余裕あるな。
鞍を自分のものに取り替え、時間どおりに馬場へ出ます。騎乗して歩き出してみると、まあやる気のないこと。しかも他馬の後ろにくっついていこうとしたので、手綱をつめてちゃんと歩かせます。

気がつくとこの時間は2級保持者部班(しかも馬場限定はわたしだけ)なので、各個に速歩や駈歩を始め、待機馬場でのフラットワークみたいになっています。わたしも速歩までやっていたのですが、重いわ、隙あらば他馬の後ろにくっつこうとするわ。
指導のO先生が出てきたので、「せんせーこいつ、先入観なしに重いです」と訴えると「先入観あっても重いよ(笑)」という答え。いつも先生が馬の調子を聞くとき「先入観なしにどうかな?」と言うのを逆手にとったつもりが、逆にやられた(笑)。「でもいつも言ってるけど、できないなんて思っちゃダメだよ。『I think,I can.』だからね」

隊列を整え、部班開始。当然というべきか、アルフォンスは最後尾です。軽速歩を始めてみると、やはり重いには違いないのですが、まあアルにしては頑張っているほう。
O先生が「短蹄跡ならショートカットしてもかまわないよ」と言ってくれたのですが、ショートカット率がけっこう低くて済んでるかも。

お約束通り、相方の乗っているダンスがいつもの場所でブッ飛んだ(相方も慣れたので、別に落ちる気はしないらしい。すげぇ)ので、駈歩は輪乗りの中で1頭ずつやることになりました。さっき騎乗する前に、他の会員さんを相手に「アルで1頭ずつ駈歩するときは、前の馬がいなくなる瞬間からごりごり推してないとゴネられるよ」なんて、調子に乗って言ったばかりですから、ここでアルに止まられたりゴネられたりしたらカッコ悪い。
前のダンスが駈歩発進した瞬間から、うっかり釣られ駈歩してもかまわないぞ、という勢いで脚を使います。号令がかかるのを待ち構え、駈歩発進。これがアルの苦手な右手前だったので、反対手前が出てしまい、やり直し。それでもまた左手前が出てしまい、なんとか右手前で出し直せて5歩ほど行ったところで、もうダンスに追いついてしまいました。

1頭ずつで、輪乗りを開いて蹄跡で駈歩。右手前が一発で出せず、やり直そうとして鞭で出したら、やっぱり反対手前。鞭とか拍車で出してもダメなんだな。
何度もこういうことをしていると、駈歩が出にくくなってきます。アルも飽きたのか、何度目かのときに[もういいじゃん]と内を向いて、ショートカットするそぶりを見せます。それで思わず、カチーン。2度ほど強い鞭を立て続けにくれ、すぐに駈歩発進したら、今度は正手前がちゃんと出ました。
出てしまえば右のほうが小回りが利くし、巻き乗りもらくらく。号令で巻き乗りしたあと、長蹄跡に向いた瞬間に座骨で伸ばしてみたら、思ったよりちゃんと伸びました。先生も「アルでそのくらい伸ばせればOK」と褒めてくれたし。

レッスン後、皮膚が弱いアルを汗かきっぱなしにしておくと皮膚がボロボロになっちゃうので丸洗いしてやろうと思っていたら、ちょうどバイトスタッフのCちゃんからが「洗ってやってもらえますか」と洗浄液を準備してくれていました。
その洗浄液で濡らしたタオルで洗ってやるのですが、アルは濡れタオルの感じがキライらしく、ちょこちょこ逃げまわる。かと思えば、お尻だけは拭いてほしくて押し付けてくるし。皮膚が弱いくせに、どうして拍車や鞭には鈍感なんですか、キミは(笑)。

日の出乗馬倶楽部の馬場
↑日の出乗馬倶楽部の見取り図
(緑字:貸与馬、青字:自馬)


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